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1984年の『リトル・ダンサー』

Billy Elliot
Billy Elliot(2000)110分

Billy Elliot監督:スティーブン・ダルドリー 脚本:リー・ホール
製作:グレッグ・ブレンマン、ジョン・フィン
撮影:ブライアン・テュファーノ 音楽:スティーヴン・ウォーベック
出演:ジェイミー・ベル(矢島晶子)、ジュリー・ウォルターズ(火野カチ子)、ゲイリー・ルイス(稲葉実)、ジェイミー・ドラヴェン(川島得愛)、ステュアート・ウェルズ(高乃麗)、リチャード・T・ジョーンズ(乃村健次)、ジェイソン・アイザックス(仲野裕)、ショーン・パートウィー(水野龍司)

イギリス版『遠い空の向こうに』(1999)みたいな映画。田舎から才能を開花させてく話は気持ちいい。登場人物がみんないい人だし。他人なのにビリー君のことをよくわかってるウィルキンソン先生、道端に立ってるだけの子まで。
ビリー君がキレて先生を罵倒した後、言葉のない謝罪と受け入れる先生が泣ける。

1984年のイギリスの田舎ってこんな状況だったのか。男の子はボクシングやサッカー、女の子はバレエって価値観に驚く。ビリー君がなぜバレエは女の子なのかとの問いに答えられない父さん。クリスマスの夜、ビリーが踊るのを見た父さんがビリーの未来に気づくシーンがいい。見る側としては、それまでビリー君を応援してたけど、このときお父さんを応援しちゃうことになる。これがこの映画のプロットポイント。母さんの遺品を質入れする父さん、断腸の思い。町の人たちもビリーを応援してくれて嬉しい。「俺たちに未来はない。でもビリーには未来がある!」ビリーの夢を叶えたいって思いに胸が打たれる。

ただ、バレエ教えてもらってタップダンスまで上達するのと、父さんがウィルキンソン先生んちを知ってたのが謎。前者はビリー君が「ジーン・ケリーの再来」と言われたこと。タップとバレエを融合した人だから。後者はボクシングの先生に聞いたんだろうけど、あの流れでは知ってましただもんな。ビリー君を探しに訪ねたことがあるとかじゃないと。

映像特典の「自由を求めて」はインタビュー集とプロット紹介、てかこれ見たら本編見なくていいくらい充実。削除シーンは結構多くて、ビリー、父さん、兄さんの3種類。物語上なくてもいいシーンだけど小エピソード集としていい。エクステンド・シーンは3つ、コメンタリー付き。
    関連映画
  • 冒頭のミュージカル映像は『トップ・ハット』(1935)
  • イングランド北部の炭鉱の町は『星は地上を見ている』(1940)にインスパイアされてる
  • 炭鉱閉鎖を背景にしたのは他に『ブラス!』(1996)、『フラガール』(2006)、『パレードへようこそ』(2014)

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tag : 家族ドラマ1980s

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A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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