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『第9地区』

第9地区
District 9 (2009)111分 1.85 : 1

第9地区g監督:ニール・ブロムカンプ 脚本:ニール・ブロムカンプ、テリー・タッチェル
製作 ピーター・ジャクソン、キャロリン・カニンガム
撮影:トレント・オパロッチ 音楽:クリントン・ショーター
VFX:Image Engine Design、The Embassy、Wētā FX
出演:ヴィカス・ファン・デ・メルヴェ:シャールト・コプリー、クーバス大佐:デヴィッド・ジェームズ、クリストファー・ジョンソン:ジェイソン・コープ、タニア・ファン・デ・メルヴェ:ヴァネッサ・ハイウッド

映画史に残るエイリアン映画。製作費は「アバター」の1/8。それでも3000万ドル。ピータ-・ジャクソンの会社で制作したので、VFXはWETAだけど、ほとんどが「アバター」にかかりっきりだったんで、ニュージーランドの小規模な会社が参加。異星人にシャレでブラをつけてみたら「オモロイ」ってことになったのかもしれない。

ピーター・ジャクソンは、1979年生まれの新人ニール・ブロムカンプに映画版『Halo』を監督させる予定だった。ところがこのプロジェクトはポシャってしまう。代わりに、ブロムカンプが2005年に作った6分の短編『Alive in Joburg』を映画化することになったそうだ。


District 9この短編を、P.ジャクソンのプロデュースで自ら長編映画化したのが『第9地区』。会社に忠実なマジメくんが、異星人化で立場逆転、狩られる側でヒーローになる見事なドラマがモックメンタリーで描かれる。

軍を持つ企業による統治と排除、大量のヘリ、軍人魂の鬼大佐、異星人に同化する主人公。でも「アバター」以上の満足感。だって、Prawnsは生命体8472をより醜悪化したルックスで、嫌悪感あって理想的だし、人間には使えない異星人のデカイ銃器、南アフリカ製の銃器たち(ダネルNTW-20対物ライフル、CR-21突撃銃、PAW-20グレネードランチャー)、銃撃戦で飛び散る血しぶき、ブッ壊れるまで戦うバトルスーツが観られる!黒い液体はマクガフィン。差別描写にも共感できるし、ギャングも嬉しい。こうでなくっちゃ。

モックメンタリーとしての完成度も高くて楽しく、リアル度200%。ドキュメンタリー素材として見慣れたスタイルでの引用は状況を伝え、インタビューは物語に深みをプラス。世界的事件なのに、他国や政府の描写を省いたのもアウターリミッツなSFぽくまとまった。

主人公ヴィカスを演じたのは素人とは思えない見事な演技っぷり。クリストファー親子と深まる親交。第10地区で待ってるよ。DVDの特典も楽しみ。
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  • I『エイリアン・ネイション』(1988)はエイリアンと共存する社会を描いている
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tag : Sci-Fi宇宙船エイリアンアクションリメイク

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A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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