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『イヴの総て』

イヴの総て
All About Eve(1950)138分 1.37 : 1

イヴの総て監督・脚色:ジョセフ・L・マンキーウィッツ
原作:メアリー・オル『The Wisdom of Eve』
撮影:ミルトン・クラスナー 音楽:アルフレッド・ニューマン
出演:マーゴ・チャニング:ベティ・デイビス(後藤加代)、イヴ・ハリントン:アン・バクスター(山崎美貴)、アディソン・ドゥイット:ジョージ・サンダース(石塚運昇)、ビル・サンプソン:ジゲイリー・メリル(寺杣昌紀)、カレン・リチャーズ:セレステ・ホルム(日野由利加)、ロイド・リチャーズ:ヒュー・マーロウ(鈴置洋孝)、マックス・フェビアン:グレゴリー・ラトフ(稲垣隆史)、カズウェル:マリリン・モンロー(かないみか)

吹替えはテレ東版だけど、長尺の割に欠落なし。イヴ・ハリントンの総てであって、裏はマーゴ・チャニングの総てになってる。2人の本質が見えると印象が入れ替わる。面白かった!140分夢中になった。人気女優のマーゴは口は悪いけど実はイイ人。演劇ファンのイヴはイイ子のようで野心家。それを見せてくれるのはマーゴにイヴを紹介した親友のカレン。

かわいいアン・バクスターのイブにはみーんなやられる。清楚で気が利いて演劇に熱心でマーゴに憧れる。マーゴの衣装をこっそり自分に当てる姿は夢見る女の子、鬼のマーゴも気が緩む。ベティ・デイビスのマーゴは、さすがにすごい。撮影2週間前に急遽代役で受けたそうだけど、マーゴが完全に乗り移ってる。第2黄金期の始まり。ワーナー時代のは見てないけどここから先はおなじみのベテラン女優。マーゴが新しい芝居を降りたのはイヴに世代交代するためかもってちょっと思った。アカデミー賞は『イヴの総て』が主要な賞を独占したのに、主演女優賞にデイビスとバクスターの2人がノミネートされたので票が割れて2人とも受賞を逃した。

会話のキャッチボールが絶妙で声優の再現力もお見事。中でもマーゴと付き人バーディーの会話。「私のコートは?」「脱いだ場所にあるわ」2人のかけあいはめちゃくちゃ面白い。
「あなた、イブが嫌い?」「質問?それとも議論がしたいの?」「質問よ」「嫌いよ」「なぜ?」「ほら、議論だわ」
「あなたが買ってきたガードル、少し小さかったわ」「あなたが少し大きくなったのでは?」「帰ったらあんたをこのガードルで締めてやる」「あたしにゃとても入らないわよ」

新人時代のマリリン・モンローが出てるけど向井真理子じゃないのが残念。

特典はメイキング・ドキュメンタリーと当時の宣材フィルム。コメンタリーが2種。

tag : ドラマオスカークラシック伝記

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A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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