『ハードコア』ヘンリーは観客

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偶然なんだけど、『コング』のヒロインだったブリー・ラーソンが、その次に見た『フリー・ファイヤー』でも紅一点で出てた。共演はシャルト・コプリー。その次に観た『ハードコア・ヘンリー』ではコプリーが主役(しかも7役)。つまり3本連続で俳優リレーになってた。

Hardcore Henry(2015)96分

Hardcore Henry米露合作、製作期間3ヶ月で200万ドルの低予算POV映画。『フリー・ファイヤー』シャルト・コプリーつながりになった。PV『Bad Motherfucker』がそのまま長編になったら辛いだろうと思ったけど面白かった!TVで見たらFPSゲームになっちゃうだろうな。

タイトルロールのヘンリーは蘇生手術をしたサイボーグで『ロボコップ』のPOVを発展させた感じのSFだった。顔も声も出ないのは、観客自身がヘンリーだから。かなり作り込まれたPOV映画で、カット割りもうまかった。

終映後、周囲から「酔った」っていう声がちらほらあったんで、FPS苦手な人は酔うかもね。壁登りや鉄橋の上は怖かった。銃撃戦はもちろん、格闘あり、カーチェイス満載の大サービス。「ヤツの心臓を食うんだ!というのは冗談だが、」でズッコケたりする笑いもある。人体損壊描写多くて、目の前で頭吹っ飛ぶショットが見事だった。ボディカウントは232人。
    関連作品
  • 映画の元になったPVは『Bad Motherfucker』『The Stampede
  • ヘンリーの名は『パピヨン』(1973)の原作者アンリ・シャリエールから
  • ヘンリーが研究施設で目覚めるシーンは『ロボコップ』(2014)
  • ヘンリーが血反吐を吹きかけられるのは『ロボコップ』(2014)
  • ヘンリーの声のサンプルで『帝国の逆襲』(1980)のダース・ベイダーのセリフ
  • ジミーのラボの戦いで聞こえるウィルヘルムの叫びは『スター・ウォーズ』(1977)でベン・バートが使用した
  • エイカンのテレキネシスはフォースのパワー
  • ジミーの合い言葉「ブラボー・ツー・ゼロ」は元SASアンディ マクナブ著の戦争ノンフィクションのタイトル
  • クローンジミーが様々なキャラで登場するのは『博士の異常な愛情』(1964)
  • ヘンリーが侵入したアパートに最初のPOV映画『湖中の女』(1946)、そして『パピヨン』(1973)、『キル・リスト』(2011)、『イット・フォローズ』(2014)のポスター
  • アパートにはゲーム『レフト4デッド』(2008)、『PAYDAY 2』(2013)、『Superhot』(2016)のポスターもある
  • ヘンリーが馬に乗る時に『荒野の七人』(1960)の曲
  • エイカン兵の白コスチュームは『時計じかけのオレンジ』(1971)
  • 屋上の集団バトルは『キル・ビル』(2003)、『マトリックス・リローデッド』(2003)
  • ヘンリーがヘリのドアを閉めるラストは『暴走特急』(1995)

tag : Sci-Fi POV 格闘 チェイス ロボ

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プロフィール

深谷暎作

Author:深谷暎作
A.e.Suck、アクションスター。撮影で無茶して瀕死の重傷を負う。だが、NASAのメディカルスタッフによって人体改造手術、Flashアニメーターとなる。その費用600万ドル。左目はズームツール、右腕はコンテを切り、アニメーションを描くアトミックパワー、そして24FPSで突っ走る超能力の男!

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