『スティーブ・ジョブズ』の現実歪曲フィールド

Steve Jobs(2015)122分

Steve JobsMacintosh時代は16ミリフィルム、NeXT時代は35ミリフィルム、iMac時代はデジタル撮影だけどレシオはシネスコだった。原作の『スティーブ・ジョブズ』はもちろん読んでるわけだが、120分に収めるためにすっごい圧縮してた。それが違和感の元。セリフ内での説明も多い。アシュトン・カッチャーのは未見だけど、たぶんそっちの方が好みって気がする。

だってウォズは文句ばっか言ってるし、ハーツフェルドはヘンな役周りだし、ジェフ・ラスキンやスーザン・ケアは名前だけ、ビル・アトキンソンは名前すら出てこない。マークラはスピーチだけ。スピンドラーはしゃーないとしてギル・アメリオもカット。NeXTの流れでピクサーもなし。

リサとの関係、ウォズとの関係、スカリーとの関係が新製品発表会のバックステージで描かれる構成にしてあるけど、ジョブズの人物像を描く上でしっくりこない。現実歪曲フィールドや「四角の角を丸くすること」など、懐かしい小ネタが大量。アップルに詳しくない観客にはわかりにくそう。Macは失敗作だって。Newtonがクズなのはスタイラスだって。iPodはリサのWalkmanがヒントだって。唯一、ケイト・ウィンスレットのジョアンナ・ホフマンはよかった。
    関連映画
  • 『バトル・オブ・シリコンバレー』(1999)ではノア・ワイリーが、『iSteve』(2013)ではジャスティン・ロングが、『スティーブ・ジョブズ』(2013)ではアシュトン・カッチャーがジョブズを演じている
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  • Macintoshの発表で上映されたのはリドリー・スコットが監督したCM『1984』(1984)

tag : 実話

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深谷暎作

Author:深谷暎作
A.e.Suck、アクションスター。撮影で無茶して瀕死の重傷を負う。だが、NASAのメディカルスタッフによって人体改造手術、Flashアニメーターとなる。その費用600万ドル。左目はズームツール、右腕はコンテを切り、アニメーションを描くアトミックパワー、そして24FPSで突っ走る超能力の男!

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