fc2ブログ

1974年の『ザ・ウォーク』

The Walk
フィリップ・プティ本人(左)と、フィリップ・プティを演じているジョゼフ・ゴードン=レヴィット
The Walk(2015)123分

The Walk監督:ロバート・ゼメキス 脚本:ロバート・ゼメキス&クリストファー・ブラウン
撮影:ダリウス・ウォルスキー 音楽:アラン・シルヴェストリ
VFX:アトミック・フィクション、ロデオFX
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット(内田夕夜)、ベン・キングズリー(麦人)、シャルロット・ルボン(渋谷はるか)、クレマン・シボニー(平川大輔)、ジェームズ・バッジ・デール(野坂尚也)、セザール・ドンボワ(梅原裕一郎)、ベン・シュワルツ(矢野智也)、ネディクト・サミュエル(英語版)、スティーヴ・ヴァレンタイン(さかき孝輔)

スピルバーグの『ブリッジ・オブ・スパイ』、ロン・ハワードの『白鯨との闘い』と巨匠による実話が続いたけど、これもゼメキスによる実話。1974年にWTCで綱渡りをしたフィリップ・プティによる著書『マン・オン・ワイヤー(雲に届くまで)』を映画化。でかいスクリーンで3Dで観るための映画として完成度が高い。思わず右目を瞑っちゃう瞬間があった!3Dの飛び出し感はすごかった。もちろん目の眩む奥行き感も。空中を自在に移動するキャメラはSolidTrackっていうリアルタイムトラッキングシステムの成果。でも決して見せ物映画じゃない。このドラマを語るには3Dが最適というゼメキスの思いが感じられる。

思うにロバート・ゼメキスはオレを喜ばせるにはどうしたらいいかわかってる。だから彼の映画でがっかりさせられたことはない。主人公視点で語られる中、他人の夢に付き合う仲間達も素晴らしい。このパフォーマンスは違法芸術なので、仲間を共犯者と呼ぶ。観客も共犯者として彼らと達成感を共有できるぞ。素晴らしい体験をさせてもらった。

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットがんばった。フランス訛りもだけど、フィリップ・プティ本人の指導で綱渡りをマスター。クライマックスはもちろん綱渡りシーンで、落ちそうになったりしないけどなかなやめないし、警官は来るわカモメは来るわヘリは来るわで、ハラハラし通し。書類棚と呼ばれ不評だったWTCに命が吹き込まれて感極まる。「手をはさむなよ」
The Walk
実際のパフォーマンス(左)と、『ザ・ウォーク』のシーン
    関連映画
  • 1974年にフィリップ・プティがWTCで綱渡りをしたドキュメンタリーが『マン・オン・ワイヤー』(2008)
  • 警官の名前クレメンザ、テシオ、ヘイゲン、ソロッツォ、チッチなどは『ゴッド・ファーザー』(1972)から引用
  • 警官の名前ジェンコは『ゴッド・ファーザーPART II』(1974)の社名から引用

関連記事

tag : 実話チームNYPDNYクライム場所伝記

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

最新記事
カテゴリ
タグ
検索フォーム
リンク
月別アーカイブ