1962年の「ブリッジ・オブ・スパイ」

ブリッジ・オブ・スパイ
アベル大佐とドノヴァン弁護士。右は実際のドノヴァン弁護士とアベル大佐
Bridge of Spies(2015)142分

Bridge of Spies米ソ冷戦下の諜報戦ってだけで萌えるわ。しかも実話!4つの事件が描かれる。1957年のアベル裁判、1960年のU-2撃墜事件、1961年の留学生勾留事件、1962年のスパイ交換。1965年にMGMはドノヴァンをG.ペック、アベルをA.ギネスで映画化を試みたが、ソ連との緊張が高まって断念した企画。今回はコーエン兄弟の脚本でスピルバーグが監督。それだけで観る価値が。

前半はブルックリン。弁護士ジム・ドノヴァンがFBIに逮捕されたKGBのスパイ、アベル大佐の弁護を引き受けることで国民の反感を買っても正義を貫くという「アラバマ物語」的な展開。ドノヴァン家の描写もしっかり。アベルさんは絵描き。落ち着いて淡々とした紳士で平沢画伯を彷彿。CIAの高高度偵察機U-2撃墜事件で後半へ。
単身東ベルリンに赴いてスパイ交換の交渉をするという見応えあるたっぷりのイイ話だった。取引は1(米:アベル)対2(ソ連:CIA、東独:学生)なので難易度を上げてる分盛り上がる。
列車から見えるベルリンの壁が怖い。史実通りグリーニッカー橋で撮影したスパイ交換は緊張感あってリアルだった。

ハンクスのドノヴァンは看守主任やフィリップス船長に並ぶキャラ。口癖は「one, one, one.」「two, two, two.」それ以上にアベル役の人がすげー似ててよかった。マーク・ライランス、オレと同い年。
    関連作品
  • スパイの弁護を引き受けたために家が襲撃されるのは「アラバマ物語」(1962)で黒人の弁護を引き受けたフィンチ弁護士を思わせる
  • ジムの娘が見てたTV番組は「サンセット77」(1958)
  • アベルが受け取ったニッケルコイン型ケースは「連邦警察」(1959)でも描かれている
  • 西ベルリンで上映されてた映画は「ワン、ツー、スリー/ラブハント作戦」(1961)「光る眼」(1960)「スパルタカス」(1960)
  • ドノヴァンの「すべての人は守られるべき」は「グリーン・マイル」(1999)でも言われる
    ドノヴァン家の朝食に豆と人参、「フォレスト・ガンプ」でのガンプの言葉(1994)
  • T.ハンクスが演じた実在の人物は「プリティ・リーグ」(1992)のジミー・ドゥーガン、「アポロ13」(1995)のジム・ラヴェル、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(2002)のカール・ハンラティ、「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」(2006)のチャーリー・ウィルソン、「キャプテン・フィリップス」(2013)のフィリップス船長、「ウォルト・ディズニーの約束」(2013)のウォルト・ディズニー

tag : 実話 スパイ 場所 CIA FBI 航空機 KGB

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プロフィール

深谷暎作

Author:深谷暎作
A.e.Suck、アクションスター。撮影で無茶して瀕死の重傷を負う。だが、NASAのメディカルスタッフによって人体改造手術、Flashアニメーターとなる。その費用600万ドル。左目はズームツール、右腕はコンテを切り、アニメーションを描くアトミックパワー、そして24FPSで突っ走る超能力の男!

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