イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

イミテーション・ゲーム
左からアラン・チューリングさん本人、エニグマの暗号を解読するマシンのbombe(女性はボンビーガールw)、エニグマ実機。
The Imitation Game (2014) 114分

Enigma暗号機エニグマへの挑戦」を映画化したイギリス映画「エニグマ」(2001)はフィクションだった。暗号解読の中心になるのは史実と違って天才数学者トム・ジェリコ。期待した話とは違って、ミステリアスな女に騙された天才が、女の正体を追う話だったんで、それなりに面白かったけど、うっかりすると眠っちまいそうな前半は実は伏線だったりする。生真面目ケイト・ウィンスレットと謎の女サフロン・バロウズが対照的でよかった。製作のミック・ジャガーが出てたりね。
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左が「イミテーション・ゲーム」で右が「エニグマ」

The Imitation Game今作は「エニグマ アラン・チューリング伝」が原作の実話版。期待通りのいい映画だった。暗号解読チームを率いる天才数学者アラン・チューリングの戦前、戦中、戦後が並行。1400万ドルの低予算ながら奥深い!よく2時間以内にまとめたなあ。どの時代も「時として、誰も想像し得ない人物が、想像し得ない偉業を成し遂げる」って言葉が鍵になる。

暗号解読チームの中でアランはミスター・スポックだけど、ジョーンを軸にアランと解読チームがまとまっていく。解雇されるアランをチームが救うシーン(ヒューはいいヤツ)、婚約解消を宣告されたジョーンが反論する(普通じゃない同志の関係)シーン、ジョーンの友人の言葉をヒントにクリストファーを完成させるシーンにはグッとくる。資料を燃やしながらの「チューリング・マシンは後にコンピューターと呼ばれた」って文字にうるっときた。カンバーバッチの演技も凄いが、キーラ・ナイトレイのジョーンもめっちゃよかった。あと、MI6のマーク・ストロングが嬉しい!
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ベネディクト・カンバーバッチとキーラ・ナイトレイの普通じゃない美形コンビ、右は「エニグマ」からダグレイ・スコットとケイト・ウィンスレットのオタクコンビ。
関連映画
  • 「エニグマ」(2001)ではエニグマの暗号コードが変更されて、解読マシンを作った主人公がブレッチリー・パークに呼び戻されてからの話
    >
  • イミテーション・ゲームはチューリング・テストのことだが、これは審判が人間とマシンを判別するテスト。「ブレードランナー」(1982)では、ブレードランナーが人間とレプリカントを判別するVKテストが描かれる

tag : 実話 MI6 チーム Apple WWII

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深谷暎作

Author:深谷暎作
A.e.Suck、アクションスター。撮影で無茶して瀕死の重傷を負う。だが、NASAのメディカルスタッフによって人体改造手術、Flashアニメーターとなる。その費用600万ドル。左目はズームツール、右腕はコンテを切り、アニメーションを描くアトミックパワー、そして24FPSで突っ走る超能力の男!

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