大脱走

1988
1988年頃かな。 アキバの石丸でレーザーディスク買った帰りの総武線車内。平日の午後で車内はガラガラだった。隣の50くらいのオッサンがこっちをジ〜っと見てるの。しばらくして、声かけられた。
「大脱走?」
そうか、石丸の袋が透けてLDのジャケットが見えてたんだ。このフリ、ちょっと嬉しいじゃないか。
「そうですよ」
「レコード?」
「いえ、レーザーディスクです」
「へえ〜。マックィーン、カッコいいよね」
それからしばらく「大脱走」の話になった。このオッサンにも「大脱走」には思い入れがある。ところでこのオッサン、何者?オレはアニメーターだから平日でもブラブラしてられるんだが、このオッサンはアニメーターには見えない。
「オレはねえ、パチプロなんだ」
この日は千葉の方の店が新台で稼いできたらしい。関東一円、かなり広範囲のパチンコ屋をカバーしてるとのことだった。SSやゲシュタポをかく乱する脱走兵みたいですね。オレもプロだがこのオッサンもプロ。
年の離れた二人のプロの共通の話題は「大脱走」だった。

tag : 昭和

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深谷暎作

Author:深谷暎作
A.e.Suck、アクションスター。撮影で無茶して瀕死の重傷を負う。だが、NASAのメディカルスタッフによって人体改造手術、Flashアニメーターとなる。その費用600万ドル。左目はズームツール、右腕はコンテを切り、アニメーションを描くアトミックパワー、そして24FPSで突っ走る超能力の男!

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