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1998年の『カブールのツバメ』

カブールのツバメ
Les hirondelles de Kaboul / The Swallows of Kabul(2019)81分 1.85 : 1

カブールのツバメ監督:ザブー・ブライトマン、エレア・ゴベ=メヴェレック
脚本:ザブー・ブライトマン、セバスチャン・タヴェル、パトリシア・モルターニュ
原作:ヤスミナ・カドラ「カブールの燕たち
芸術監督:エレア・ゴベ=メヴェレック 音楽:アレクシス・ロー
出演:Zunaira:ジタ・アンロ、Mohsen:スワン・アルロー、Atiq:シモン・アブカリアン、Mussarat:ヒアム・アッバス、Nazish:ジャン=クロード・デレ、Qassim:セバスチャン・プドルース 、Mollah:セルジュ・バグダッサリアン 、Professeur Arash Bayazid:ミシェル・ジョナズ 、Mirza:パスカル・エルベ

YouTubeで観た。フランス語のみで字幕もないけど、さすがアニメーションは言語を超える、観てればなんとなくお話はドラマチックに伝わる。

女性は素顔で外出できない、絵を描いてはいけない、勉強してはいけない、外で笑ってはいけない。イスラム法に基づく女性蔑視社会。規律を破れば公開処刑。そんな1998年のアフガニスタンの首都カブールでのお話。

冒頭、女性に群衆が石を投げるシーンが強烈。タリバンの圧政下でカブール市民はこうなっちゃったんだな。道端の水たまりの水を飲んでる犬に子供が石を投げるのも異常。お話の中心は2組の夫婦。若い姐さんは元美術教師で絵が上手い。タリバンは絵を禁じてるので、部屋の壁にこっそり描いてる。中盤に拘置所で交錯する。ラストの公開処刑も現代とはあ思えない異常さで、衝撃的だった。

背景はPhotoshopで水彩画で描かれてて、遠近感や光の加減が素晴らしい。Adobe Animateで18fpsで作画したアニメーションはキャラの芝居が絶妙に巧い。作画前に衣装を着た俳優の芝居を撮影してるらしい。その実写を絵に落とし込む。つまりは原画をロトスコープすることでポーズやタイミングを取り込めんでる。絵はディティールを省略するラフっぽい描線で、筆圧ブラシの効果が見事。ハイライト側に主線はない。音声はプレスコ。これが水彩BGとマッチする。撮影はAEでしょ。

tag : Flashアニメーションドラマ脱出

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A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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