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1944年の『沖縄の民』

沖縄の民
沖縄の民(1956)96分

沖縄の民監督・脚本:古川卓己
原作:石野径一郎「沖縄の民
撮影:間宮義雄 音楽:佐藤勝
特殊撮影:日活特殊技術部
出演:佐敷真知子:左幸子、太田光一:長門裕之、豊平政男:安井昌二、佐敷マリ子:高友子、佐敷フサ子:桂典子、野村校長:信欣三、大浦校長:織田政雄、福地一郎:金子信雄、新垣大尉:安部徹、牧参謀:二本柳寛、甘藷堀りの兵隊:西村晃、伊江朝子:堀恭子、比嘉:須藤孝、福地サチ子:坪内美詠子、CIV所長:ロバート・H・ブース、スチュアート中尉:岡田真澄、夜襲の少尉:二谷英明

沖縄が戦場になって終戦まで、沖縄県民目線の沖縄決戦。撮影は神奈川や千葉、静岡。でも沖縄に見える。監督・脚本は『人間魚雷出撃す』の古川卓己。対馬丸事件から始まる。対馬丸内部のセットはよく再現されてる。ドキュメンタリーフィルムや日活特殊技術部のミニチュア特撮も織り交ぜてる。機銃の着弾、ド派手な爆破効果は凄まじく、その中を生身の人間が逃げ回る。劇中で沖縄の言葉は使われてないのでわかりやすい。信欣三の校長先生がよかった。

左幸子の真知子先生は学童を内地に疎開させようと尽力。子供達を対馬丸に乗せる。自分も次の船で、と思ったら校長から残って疎開を手伝うようにと引き止められる。食糧難でイモを掘りに行くのも命がけ。でも子供達が喜ぶ顔が嬉しい。避難壕に隠れてると、兵隊さんたちがやってきて追い出されるのが気の毒だけど「兵隊の近くは危険」って考え方もあった。放置された学生部隊は全滅。生き残った長門裕之の太田は米軍上陸後に県民に自決しないように説得する。

沖縄を再建するために死んではならない!終戦後、疎開した学童たちが内地から戻ってくる。校長先生の話が泣ける。「我々の沖縄はこんなになってしまい、その変わりようには覚悟してください。でも力を合わせて建て直しましょう」ラストシーンの作文は、、、米軍のジェットの音でかき消される。
    関連映画
  • 沖縄決戦を描いた映画は『ひめゆりの塔』(1953)、『あゝひめゆりの塔』(1968)、『激動の昭和史 沖縄決戦』(1971)、『ひめゆりの塔』(1982)、『ひめゆりの塔』(1995)、『GAMA 月桃の花』(1996)、『ハクソー・リッジ』(2017)
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tag : WWII戦場実話

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A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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