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『非行少女』

非行少女
非行少女(1963)114分

非行少女監督:浦山桐郎 脚本:石堂淑朗、浦山桐郎
原作:森山啓「三郎と若枝」
撮影:高村倉太郎 音楽:黛敏郎
製作:日活
出演:北若枝:和泉雅子、沢田三郎:浜田光夫、沢田由美子:香月美奈子、沢田太郎:小池朝雄、沢田ちか子:小夜福子、中野静江:北林谷栄、静江の娘:佐藤オリエ、若枝のおば:沢村貞子、竜二:杉山俊夫、武田:高原駿雄、北長吉:浜村純、北勝子:佐々木すみ江、小使:小沢昭一、武田:高原駿雄、武田の妻:小林トシ子、時十郎:加原武門、園長:河上信夫、児童相談所の職員:高田敏江、鈴木瑞穂、米田:小林昭二

15歳の中学生を16歳で演じた和泉雅子の演技をジャン・ギャバンが絶賛したという。す、すごい。和泉雅子ってアイドル女優と思ってたけど、めちゃくちゃ演技うまい天才女優だった!吉永小百合に次ぐ日活No2だけある。若きヒロイン若枝の不安定さに打たれた。父親はだちかんやし、悲惨な家庭環境のせいで荒んじゃったけど、幼馴染の三郎との再会して癒されてかわいさを取り戻す。でも三郎の優しさを受け入れる自信がなく苦悩する。浦山監督の要求は相当厳しかっただろうけど、演じきった!
非行少女

「ダラクソがー」出演者全員が能登弁。さすが浦山桐郎が退廃の中の人物描写が渋い。教護院に入所した若枝に三郎が、夜こっそり会いに来るシーン。窓越しに愛を確かめ合う二人、雪は情感効果で降ってるかと思ったら、翌朝ちゃんと積もってる!
非行少女

大阪で縫子として働くことになり、教護院を出る若枝。金沢駅の食堂で追ってきた三郎の前で迷う。
「わて、わからんくなった。どうしたらいいがか。三郎さんにすまん思うたら。わて、勝手やったかもわからん。そやけんど、一生懸命考えて、1人で働こうと決めてしもうてたがや」
ついに号泣する。そこでとった三郎の行動も素晴らしい!ここは周囲とのギャップが感動を大きくする名シーン。

金沢から大阪へはC57の各駅停車。60年代で?車内での短い会話は三郎の思いやりが溢れてる。次の加賀笠間駅で降りて汽車を見送る三郎。「戦争になったら必ず迎えにいくわ!」え、戦前の話やったんか。3年後、2人はどうなってんのかなー?
非行少女

    関連映画
  • 金沢の映画館で『黄色いリボン』(1949)上映中
  • 劇場のポスター『かあさん長生きしてね』『続・愛染かつら』(1962)、『雨の中に消えて』(1963)
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tag : ドラマクライム昭和鉄道

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A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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