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1906年の『らせん階段』

らせん階段
The Spiral Staircase(1946)83分

らせん階段監督:ロバート・シオドマク 脚本:メル・ディネリ
原作:エセル・リナ・ホワイト「Some Must Watch」、メアリ・ロバーツ・ラインハート「The Circular Staircase」
撮影:ニコラス・ムスラカ 音楽:ロイ・ウェッブ
製作:RKO
出演:ヘレン:ドロシー・マクガイア、ウォーレン教授:ジョージ・ブレント、ウォーレン夫人:エセル・バリモア、パリー医師:ケント・スミス、ブランチ:ロンダ・フレミング、スティーヴン・ウォーレン:ゴードン・オリヴァー、オーツ夫人:エルザ・ランチェスター

以後、3度もリメイクされてる傑作スリラー。ラスト30分がすげえ!ひっかけが見事にツイストする。映像も緊張感たっぷりだし、らせん階段と地下室がなかなか怖い。ヘレン役のドロシー・マクガイアがすごくいい。

ホテルでサイレント映画の上映中、上の階で殺人が起こる。犯人は目のクローズアップしか見せない。殺害シーンは被害者の手だけでなかなかショッキング。障害のある娘ばかりが殺される連続殺人事件。次の狙いはウォーレン夫人の大邸宅で住み込みメイドとして働いてるヘレン。幼い頃のショックで声が出せない。ヘレンが危険だとしても夫人の息子たちや使用人たち、犬のカールトンもいる。ウォーレン夫人はヘレンに家を出て行くように勧める。家にいれば安心じゃねーの?

ところが!1時間をすぎたあたりから俄然スリリングになる。ヘレンが地下室で死体を見つけちゃう。殺人犯が屋敷内にいる!機転を利かせて犯人を閉じ込めたぞ!警察に知らせたくても声が出ないから気づいてもらえない、交換手に番号を言えないから電話もかけられない。もうハラハラドキドキ。声が出せないのがこんなにじれったいとは!でもラストでショックを受けて声が出るようになるわけ。ちゃんと電話できた!
らせん階段

ウォーレン夫人はエセル・バリモア、ドリュー・バリモアのおじいさんのおばさんにあたる。ブランデーをくすねる使用人のおばちゃんはエルザ・ランチェスター。飄々として愉快なキャラ。武藤礼子がヘレンの吹替版が見たいなー。
    関連映画
  • 屋敷内の高層階と低層階のショットは『市民ケーン』(1941)
  • ヘレンが観ていた映画は『接吻』(1914)
  • リメイクは『らせん階段』(1961)エリザベス・モンゴメリー、『らせん階段』(1975)ジャクリーン・ビセット、『らせん階段/殺意の島』(2000)ニコレット・シェリダン
    影響下にある映画
  • 『血みどろの入江』(1971)で殺人者の目のクローズアップ
  • 『暗闇にベルが鳴る』(1974)はクローゼットに隠れる、不気味な目のクローズアップ
  • 『ワイルド・ブラック/少年の黒い馬』(1979)内の映画館で上映中
  • 『ミュート・ウィットネス』(1995)で声を出せない女性が窓から助けを求める
  • 『死霊館』(2013)で遠近法のショットと光と影の組み合わせを引用
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tag : スリラーある夜シリアルキラークラシックツイスト

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A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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