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『緑はるかに』

緑はるかに
緑はるかに(1955)90分

緑はるかに監督・脚本:井上梅次
原作:北条誠(讀賣新聞連載) 製作:水の江滝子
撮影:柿田勇 美術:木村威夫 音楽:米山正夫
衣裳考証:中原淳一 舞踊構成:飛鳥亮 色彩技術:林行雄
現像:日本色彩映画株式会社
出演:ルリ子:浅丘ルリ子、チビ真:浅沼創一、ノッポ:永井文夫、マミ子:渡辺典子、デブ:石井秀明、木村博士:高田稔、田沢:植村謙二郎、大入道:市村俊幸、ビッコ:内海突破、ピエロ:フランキー堺、古道具屋の店長:有島一郎、月の王子:岡田真澄、鳥の精:松原貞夫、ルリ子の母:藤代鮎子、マミ子の母:明美京子、月の女王:遠山幸子、雪の精:安田祥子、踊る人:北原三枝、ミツバチの精:山東昭子

井上梅次が監督した全国のよい子に贈るファンタジー。日活初の総天然色映画で、撮影は三色分解フィルムからカラーポジを作るコニカラー・システム。色調はこの作品向きだけど、撮影時に3本のフィルムが絡まるトラブルが多かったと。

主演は日本初のヒロインオーディションで2000人の中から選ばれた浅丘ルリ子、中2のときのデビュー作。主人公はルリ子ちゃん。芸名のルリ子は役名からなのか!科学者のパパの帰りを待つルリ子ちゃん、超かわいい!パパからもらったオルゴールを開ければお星の世界。ミュージカルシーンが安っぽいオリンピックの開会式みたいw。お子様ファンタジーかと思いきや、外国のスパイに誘拐されちゃう日活アクションな展開に!

奥多摩の研究所で監禁されてたパパと再会するも病死、ママは拷問で殺される。って驚愕の展開!スパイが欲しがってる秘密はオルゴールに。孤児になったルリちゃんは脱走。洞窟で孤児院から脱走したみなし児のチビ真とノッポとデブが仲間になって、徒歩で東京へ帰る。オルゴール好きのマミ子も合流。ラストは衝撃の展開!

追っ手は大入道とビッコの間抜けコンビ。ビッコ役はてんやわんやの師匠だって。フランキー堺のピエロ、有島一郎の古道具屋はちょっとだけ。貴重なカラー映像だけど、コマ飛びが何箇所かあるのが残念。ブツッって飛んじゃうんだよね。

緑はるかに
超絶かわいい小6少女ルリちゃん

緑はるかに
奥多摩の山中、洞窟奥のエレベーターで上に上がるとスパイの秘密基地

緑はるかに
吊り橋アクション。楽しそうな浅丘ルリ子w

緑はるかに
みなし児はルリ子んちに引き取られるって、ちびっこハウスみたい
    関連映画
  • 『オズの魔法使』(1939)にインスパイアされた
  • サーカスの楽屋に『白雪姫』(1937)のてれすけの頭
  • 父の秘密が入った緑のオルゴールが川を流れるのは、『緑の小筐』(1947)で父の手紙が入った緑の小箱
  • 浅丘ルリ子は次回作『銀座二十四帖』(1955)で花売りのルリ子役
    邦画各社の初カラー作品
  • 松竹『カルメン故郷に帰る』木下恵介/フジカラー(1951.3.21)
  • 東宝『花の中の娘たち』山本嘉次郎/フジカラー(1953.9.15)
  • 大映『地獄門』衣笠貞之助/イーストマンカラー(1953.10.31)
  • 東映『日輪』渡辺邦男/コニカラー(1953.11.18)
  • 新東宝『ハワイ珍道中』斎藤寅次郎/イーストマンカラー(1954.9.14)
  • 日活『緑はるかに』井上梅次/コニカラー(1955.5.8)
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tag : ファンタジースパイ脱出誘拐拷問冒険クリスマス子供

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A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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