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『ヒックとドラゴン 3D』

How to Train Your Dragon
How to Train Your Dragon (2010)105分

How to Train Your Dragon監督:ディーン・デュボア、クリス・サンダース
脚本:ディーン・デュボア、クリス・サンダース、ウィル・デイヴィス
原作:クレシッダ・コーウェル 音楽:ジョン・パウエル
製作:ドリームワークス・アニメーション
出演:ヒック:田谷隼、ストイック:田中正彦、アスティ:寿美菜子、ゲップ:岩崎ひろし、スノット:淺井孝行、フィッシュ:宮里駿、タフ:南部雅一、ラフ:村田志織

3Dで観たいわけでも吹替えで観たいわけでもなかったが、すげーよかった!期待以上のいい映画で満足。物語、キャラクター、世界観、動き、セリフ、デザイン、演出、すべて気に入った。どのシーンも緻密で素晴らしい出来映えで感動したし、泣けた。終映後は拍手がおきたよ。BD出たら買いだな。

ドリームワークスにディズニー育ちの監督を招いて成功するというのも皮肉だなあ。それでもディズニーでは描かないシビアな世界がしっかり描かれる。誰からも認められないけどクリエイティブな男子が真実を見つけ、活躍し、誤りを正し、新しい歴史を築く流れに夢中になれないわけがない。ヒックはドラゴンとの絆が強くなるほどオヤジとの亀裂が深まる展開の巧みさ。強敵を倒すのに代償を払うのも独特な描写で好感がもてる。

個性豊かな同期達も現代的。ガヤではなく、それぞれに見せ場や持ち味がちゃんと描かれている。人とドラゴン、言葉を使わずに交流し、濃い関係になっていく様子はアニメーションの見せ所。特にヒックとナイト・フューリーが絵を描くシーンから、接触するカットは感動的。殺さないことの尊さがにじみ出る。

ナイト・フューリーの名前はトゥースでなく原作どおりトゥースレスにすればよかったのに。ヒックのキャラクターアニメーションは精巧で、特に表情の豊かさは見事。親近感湧いたー。ドラゴンに乗って空を飛び回る描写は、エラゴンやアバターにも負けてない。アスティの飛行時は髪がなびいて顔見えたり!攻撃を正当化する視点は、「宇宙大作戦」の「地底怪獣ホルタ」からの引用とのこと。「私は医者だ、石屋じゃない」で有名なアレだ。入植民と先住鉱物ホルタか、確かに。
    関連映画
  • 『ヒックとドラゴン』シリーズ1作目
  • ヒックの救出シーンは『リロ&スティッチ』(2002)
  • 視覚的に『ヴィレッジ』(2004)の影響
  • ヒックが太陽の反射を使用してドラゴンをケージに誘い込むのは『森のリトル・ギャング』(2006)
  • ドラゴンの子供たちが飛び去ってコーヒーをこぼすのは『トップガン』(1986)
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tag : 3D吹替えアニメーションファンタジーシリーズチーム

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A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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