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『男はつらいよ 寅次郎恋歌』

寅次郎恋歌
男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971)113分

寅次郎恋歌監督:山田洋次 脚本:山田洋次、朝間義隆
原作:山田洋次
撮影:高羽哲夫 音楽:山本直純
出演:車寅次郎:渥美清、さくら:倍賞千恵子、博:前田吟、諏訪毅:梅野泰靖、諏訪修:穂積隆信、車つね:三崎千恵子、梅太郎:太宰久雄、大空小百合:岡本茉利、坂東鶴八郎:吉田義夫、満男:中村はやと、菊の花売り:谷よしの、車竜造:森川信、御前様:笠智衆、諏訪飈一郎:志村喬、六波羅貴子:池内淳子

『寅次郎恋歌』(1971)観た。劇場で初めて観た寅さん映画って思い入れもあるけど、ベスト5に入る傑作。名シーン多すぎで、完成度が高くて、小学生だったけどハマった。10回以上観てる!

さくらの「かあさんの歌」、博の独白、りんどうの花、定住の尊さと旅への憧れ、学との交流、貴子さんの苦労、寒い夜に去っていく寅を見送るさくら、おいちゃんの面白さ。寅の気持ちに涙する貴子さん。お金がなくても人を癒すことができる。映画が終わって明かりがついたときの感動が観る度に蘇る。

寅「なに、宿はすぐそこ、濡れる暇に着きますよ」
博「父さんの女中みたいな淋しい一生を、本気で幸せだと思い込んでいたなら、そんな可哀想なことってあるもんか!」
飈一郎「君、ちょっとその歌やめなさい」
つね「りんどうの花だったら家にも咲いてるよ」
寅「さっきもね、なんだか頭が、頭痛きちゃったから早仕舞いしようなんて調子ですよ、全身的にガタが来る年頃ですからねえ、思えば不幸な一生だったんじゃないですか、あの年寄りも」
竜造「こんなくだらねえことを口走ったりしましてね、困ったもんなんですよ。どうせどっかの無責任なやろうが吹き込んだにちげえねえんですけどね」
貴子「そんなふうに言われたの、今の寅さんみたいに言われたの、生まれて初めてなのよ」
さくら「寒い冬の夜こたつに入りながら、ああ、今ごろさくらはどうしてるかなぁ…って、そう心配させてやりたいわよ」
座長「いつぞやのお情け深いお客様」
2枚組のLPレコード買って聴きまくってセリフも覚えた。この8作目以降、怒涛の名作群が続く。

寅次郎恋歌
ラストカット、爽快な青空の下、走り去る一座のトラック。遠くに富士山が見える。「終」

その1年前の『純情篇』は劇場で観てるけど、これより後のはずなので『寅さん大会』かなあ。
    関連映画
  • 『男はつらいよ』シリーズ8作目
  • 坂東鶴八郎一座は18作目『純情詩集』(1976)、20作目『寅次郎頑張れ!』(1977)で再会
  • 大空小百合は37作目『幸福の青い鳥』(1986)で再会
  • 博の父、飈一郎は1作目『男はつらいよ』(1969)から、22作目『噂の寅次郎』(1978)で再会、32作目『口笛を吹く寅次郎』(1983)では亡くなってる
  • 32作目『口笛を吹く寅次郎』(1983)で博と兄たちは、飈一郎の三回忌で再会
  • 博の母の墓前での集合写真の一件は13作目『寅次郎恋やつれ』(1974)で話題になる
  • 貴子さんが騙されて保証金を催促されるが、17作目『寅次郎夕焼け小焼け』(1976)でぼたんが200万円騙し取られる
  • 10作目『寅次郎夢枕』(1972)の千代もシングルマザーのマドンナ
  • 学が歌う「チンガラホケキョーの歌」は2作目『続・男はつらいよ』(1969)で寅が歌っている
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tag : コメディ昭和

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A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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