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『帝銀事件 死刑囚』

帝銀事件 死刑囚
帝銀事件 死刑囚(1964)108分 2.39:1

帝銀事件 死刑囚監督・脚本:熊井啓
撮影:岩佐一泉 音楽:伊福部昭
出演:平沢貞通:信欣三、志乃:高野由美、俊子:柳川慶子、大野木:鈴木瑞穂、笠原:庄司永建、武井:内藤武敏、阿形:井上昭文、鹿島:木浦佑三、北川:平田大三郎、小田:藤岡重慶、稲垣:平田未喜三、夏堀:小泉郁之助、梨岡:伊藤寿章、山藤:高品格、木村:松下達夫、国木田:陶隆、森田:草薙幸二郎、裁判長:長尾敏之助、山本:垂水悟郎、正田:宮崎準、正枝:笹森礼子、佐伯:佐野浅夫

Amazon Prime Videoで、あなたが興味ありそうな映画に『帝銀事件 死刑囚』(1964)が出てきた。わかってるねー、大好きな映画だぞ。DVDも持ってるけど、せっかく勧めてくれたので見始めた。熊井啓の映画はみんな好きだけど、34歳で撮ったデビュー作のこれは一番のお気に入り。日本屈指のセミドキュメンタリードラマ。
前半には主役が登場しない。ラストの面会シーンだけが劇映画的なドラマでここは創作なんだろうけど伊福部サウンドも盛り上がって泣ける。

帝銀事件 死刑囚
真犯人の顔は出ないしノンクレジットだけど、声で加藤嘉だとわかる。平沢画伯を演じた信欣三と加藤嘉は全然似てないけど。真犯人のPOVで始まったシーンは衝撃的なフカンのストップモーションで終わる。

死刑確定後、新聞社で「最高裁の判決があったんだ、裁判所の結論はこりゃ尊重せなきゃならん」としながらも「世論については我々も責任があるなあ」と自戒する。
帝銀事件 死刑囚
「ジャーナリズムが毎日クロと書き立てる。すると大衆は感情的に批判もせずにそれを鵜呑みにしてしまう。戦争中とまるっきり同じだ」裁判官も世論の影響を受けたんじゃないかって疑問。「あのとき」とはGHQに731部隊の調査から手を引くように勧告されたとき。もし、軍関係の線で書いていれば、世間の平沢を見る目も変わっただろうって話。

帝銀事件 死刑囚
娘の俊子は日本人であることを捨て、アメリカへ渡ることに。
「お父さんに日本の絵を描いてほしいの」
「描くさ、何枚でも」
そして感極まった別れ。
「お前の手は温かいな・・・」

tag : 実話ミステリークライムポリティカル昭和警察裁判

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A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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