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『花嫁の父』

花嫁の父
花嫁の父(1981)95分

演出:橋本信也
脚本:山田洋次、荒井雅樹
音楽:山本直純 撮影:関巧
出演:輪田平吉:渥美清、輪田春江:星野知子、信吉:三浦浩一、古賀和夫:中島久之、輪田静男:高野浩之、ユリ子:土部歩、なぎさ亭おかみ:杉山とく子、古賀寿子:南美江、なぎさ亭マスター:桜井センリ、船長:太宰久雄、フミ:三崎千恵子

YouTubeで観た。よみうりTVの木曜ゴールデンドラマでOAされたドラマ。山田洋次らしい話で『寅次郎夢枕』(1972)と似た設定で同じセリフもあった。渥美清の平吉は元競輪選手の自転車屋で、溺愛する娘の春江は死んだ奥さんの連れ子。これが星野知子なんだけど、国鉄のブルートレインで売り子してるすんごくいい娘。嫁に行くのは娘の幸せなのに、自分にとっては不幸である矛盾した心境を渥美清がユーモラスに演じる。

スナックのマスター、桜井センリとのやりとりが面白い。
花嫁の父
「まずい焼うどん食ってた方がまだマシだ」
「マズイは余計だろ」
「あれ、お前うまいと思ってんのかい?あれだけまずい焼うどん作るなんて並大抵なことじゃないぞ、お前どっか特別なとこで勉強してきたのか、まずい作り方を」
「食わなきゃいいだろ、そんなにまずきゃ」

結婚式当日、やっぱり行かないと籠もる平吉に春江が「おとうさん、どうもありがとう。母さんもよく言ってたのよ。父さんみたいな人と一緒になって苦労したことがたくさんあるけど、一つだけよかったなって思うことは、父さんがお前のことかわいがってくれたことだよって。お前はいつか、ちゃんと礼を言わなきゃいけないよ。どうして!あたしつまんない!父さんのいない結婚式なんて!」行かないわけにはいかんよねw

杉山とく子、桜井センリ、太宰久雄、三崎千恵子と山田ファミリーが揃う。キャラも映画のまんま。音楽も山本直純でテーマ曲がやけに耳に残る。旋盤工の作業をとことん見せたり、やけに長い情景ショットがあったりと、TVフォーマットの間延び感あった。でも空をカモメが舞うショットはよく撮ってた。冬から春にかけての話で、撮影も冬だったのか吐く息が白い。雨のシーンもリアルだった。どのシーンも丁寧に作りこんでた。

TV見てるシーンが多いけど、全部漫才。漫才ブームだったからね、当時。音声で紳助竜介や阪神巨人ってわかる。懐かしいネタが聞けた。
  • 娘を嫁に出す父のモデルは『花嫁の父』(1950)のスペンサー・トレイシー
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tag : 昭和家族ドラマ

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A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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