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1930年代の『怒りの葡萄』

The Grapes of Wrath
The Grapes of Wrath(1940)128分

The Grapes of Wrath監督:ジョン・フォード 脚本:ナナリー・ジョンソン
原作:ジョン・スタインベック『怒りの葡萄』
撮影:グレッグ・トーランド 音楽:アルフレッド・ニューマン
製作:ダリル・F・ザナック
出演:ヘンリー・フォンダ、ジェーン・ダーウェル、ジョン・キャラダイン、チャーリー・グレイプウィン、ドリス・ボードン、ラッセル・シンプソン、O・Z・ホワイトヘッド、ジョン・カレン、エディ・クイラン、ゼフィ・ティルベリー、フランク・サリー、フランク・ダリエン、ダリル・ヒックマン、シャーリー・ミルズ

アマゾンプライムで字幕で観た。ジョン・フォードの文芸ものは敬遠してたので未見だった。画質悪くて音もノイズがひどかった。葡萄園の話じゃなかった。主題曲は「赤い河の谷間 」。仮出所したトム・ジョードが4年ぶりに帰ってくる。みんなに「脱獄したのか?」って聞かれるw 土地を奪われ、仕事と安住の地を求めてオクラホマからカリフォルニアに移住することにした12人家族。

前半はオンボロトラックでルート66を辿るロードムービー。長崎から北海道に移住した山田洋次の『家族』(1970)に似てる。ジョン・フォード大好きな山田さんだから元ネタに違いない。旅の途中、立ち寄ったドライブインで、1コ4セントのアイスを2コで1セントと嘘をついて子供達に売ってくれるおばちゃんがよかった。それを見ていた客のトラック運転手が帰り際に多く払って「釣りはいい」と帰っていく。不足分を払ったんだ、カッコイイ!後半は苦難のカリフォルニア。キャンプ暮らし。「政府は生きた人間よりも死人に興味があるようだ」

ヘンリー・フォンダは長男でいい人なんだけど、厄介な場所に居合わせて、つい殺しちゃうタイプ。元説教師のジョン・キャラダインを助けるためにやっちまった。家族に寄り添えない不運な男。家族と常に寄り添うのは母ちゃん。問題があれば解決し、面倒を見る。家族の中心で頼もしくてカッコイイ。移住前に思い出箱を整理するシーンがよかった。ラストでフォンダを送り出すのも母ちゃん。辛いことばっかしだからこそ強くなれる、簡単に潰れやしない、民衆は生き続けるよって力強い言葉で締めくくった。
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tag : 家族ドラマロードムービーオスカークラシック

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A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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