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1933年の『アムステルダム』

アムステルダム
Amsterdam(2022)134分

Amsterdam監督・脚本:デヴィッド・O・ラッセル
撮影:エマニュエル・ルベツキ 音楽:ダニエル・ペンバートン
出演:バート・ベレンゼン:クリスチャン・ベール(高橋広樹)、ヴァレリー・ヴォーズ:マーゴット・ロビー(三石琴乃)、ハロルド・ウッドマン:ジョン・デヴィッド・ワシントン(田村真)、ギル・ディレンベック将軍:ロバート・デ・ニーロ(佐々木勝彦)、トム・ヴォーズ:ラミ・マレック(三上哲)、リビー・ヴォーズ:アニャ・テイラー=ジョイ(豊崎愛生)、イルマ・セントクレア:ゾーイ・サルダナ(木村涼香)、ベアトリス・ファンデンフーヴェル:アンドレア・ライズボロー(加藤美佐)、ミルトン・キング - クリス・ロック(細川祥央)、ヘンリー・ノークロス:マイケル・シャノン(谷昌樹)、ポール・カンタベリー:マイク・マイヤーズ(多田野曜平)、レム・ゲトワイラー刑事:マティアス・スーナールツ(斉藤次郎)、ヒルツ刑事:アレッサンドロ・ニヴォラ(赤坂柾之)、リズ・ミーキンズ:テイラー・スウィフト(岸本望)、ビル・ミーキンズ将軍:エド・ベグリー・ジュニア、タリーム・ミルファックス:ティモシー・オリファント(佐久間元輝)、エヴァ・オット:コリーン・キャンプ

Disney+で観た。第一次大戦後にアメリカで「ビジネスプロット」ってクーデター未遂があった事実を元に、殺人の濡れ衣を着せられた2人が真相に迫って陰謀を阻止するミステリー。作品評価は低いけど、面白かった。余計なシーンが多いけど、そーゆーの好き。1933年が丁寧に再現されてて、オールスターキャストで、とにかく贅沢。

何つっても、物語の中心はアムステルダムで友情を育んだクリスチャン・ベール、ジョン・デヴィッド・ワシントン、マーゴット・ロビーの3人組。男2+女1の『冒険者たち』型はお好みトリオなの。ラストはヤッタゼ!な爽快感あった。

製作費8,000万ドル、宣伝費7,000万ドルに対して興収2,760万ドルで12,240万ドルの損失。主役級をこんだけ揃えて大コケとは気の毒。

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tag : ミステリーWWIクライムNY実話

『ハード・ウェイ』

ハード・ウェイ
The Hard Way(1991)111分

The Hard Way監督:ジョン・バダム 脚本:ダニエル・パイン、レム・ドブス
撮影:ドン・マカルパイン 音楽:アーサー・B・ルビンスタイン
出演:ニック・ラング:マイケル・J・フォックス(山寺宏一)、ジョン・モス:ジェームズ・ウッズ(樋浦勉)、パーティ・クラッシャー:スティーヴン・ラング(内海賢二)、スーザン:アナベラ・シオラ(土井美加)、グレイニー:ジョン・カポダイス(島香裕)、ベニー:ルイス・ガスマン(辻親八)、ビリー:LL・クール・J(大塚芳忠)、チャイナ:メアリー・マーラ(金野恵子)、ブリックス警部:デルロイ・リンドー(中庸助)、アンジー:ペニー・マーシャル(藤波京子)、ボニー:クリスティーナ・リッチ(こおろぎさとみ)

ジョン・バダム映画は大好きで必ず劇場で観てた。ハズレはない。さすがバダム。すっごい久々に見たけど、やっぱ面白い!アクションに次ぐアクション。マイケル・J・フォックスとジェームズ・ウッズの掛け合いはサイコー。スティーヴン・ラングは『トゥームストーン』で覚えた人だけど、これにも出てたとは、若っか!クライマックスのビルボードでのアクションはハラハラする。タイムズスクエアのネオンはオリンパス、ミノルタ、キヤノン、キリン、ミタ、JVC、コニカ、マクセル、コダック。NYPDはグロック19。パーティ・クラッシャーはレーザー サイト付き .475 ワイルディ マグナム。

ブレイク前のクリスティーナ・リッチが出てた。2作目でまだ11歳。
ハード・ウェイ

吹替えはDVD版だけど、日曜洋画劇場版がいいなー。

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『大怪獣のあとしまつ』

大怪獣のあとしまつ
What to Do with the Dead Kaiju?(2022)140分

大怪獣のあとしまつ監督・脚本:三木聡
撮影:高田陽幸 音楽:上野耕路
特撮監督:佛田洋
出演:帯刀アラタ:山田涼介、雨音ユキノ:土屋太鳳、雨音正彦:濱田岳、敷島征一郎:眞島秀和、蓮佛紗百合環境大臣:ふせえり、杉原公人官房長官:六角精児、竹中学文部科学大臣:矢柴俊博、川西紫:有薗芳記、椚山猫:SUMIRE、道尾創国土交通大臣:笠兼三、甘栗ゆう子:MEGUMI、五百蔵睦道国防大臣:岩松了、中島隼:田中要次、ユキノの母:銀粉蝶、中垣内渡外務大臣:嶋田久作、財前二郎財務大臣:笹野高史、真砂千:菊地凛子、八見雲登:松重豊、ブルース:オダギリジョー、西大立目完内閣総理大臣:西田敏行

Amazon Prime Videoで観た。面白くなかったなー。頭っから意味不明。見たい画がでてこない。飛行機も影だけだし、二番艦とか何の話?
大怪獣のあとしまつ
ナニコレ?ギガント?

笑かそーしてるんだけど、内閣コントはまったく笑えんかった。バカバカしさが足りない。インチキリアルでもっとくだらなくていい。ジャマくさい感じせんし、どかすなら空輸でいいじゃん。ゴモラだってしてたし。中国の反応はありがちで面白かった。あとしまつとしては福島原発を連想した。笑いにしにくいよね。

ウンコだからダムを決壊させて水流で流しちゃえ作戦、アイデアはよかった。でも、もっと壮大な作戦にすべきだよなー。環境大臣がマタンゴ化していくとこ見たかった。

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tag : コメディ怪獣ミッション自衛隊

1969年の『ベルファスト』

ベルファスト
Belfast(2021)140分

Belfast監督・脚本:ケネス・ブラナー
撮影:ハリス・ザンバーラウコス 音楽:ヴァン・モリソン
出演:バディ:ジュード・ヒル(阿部カノン)、マー:カトリーナ・バルフ(恒松あゆみ)、パー:ジェイミー・ドーナン(津田健次郎)、グラニー:ジュディ・デンチ(谷育子)、ポップ:キアラン・ハインズ(土師孝也)、ビリー・クラントン:コリン・モーガン(村治学)、モイラ:ララ・マクドネル(弘松芹香)、マッキー:ジェラード・ホラン(露木徳幸)、マクローリー:コナー・マクニール(菊池通武)

APVで観た。北アイルランドの都市ベルファストで過ごしたケネス・ブラナーの子供時代の話。故郷と家族を描いた思い入れたっぷりのイイ映画だった。白黒なのは『ROMA』の真似じゃなく、ベルファストの街がそう見えたらしい。北アイルランド紛争から始まってイングランドに引っ越すまで。

ベルファスト
主人公の映画好きの9歳児がブラナー。同い年なので自分が小4の時と重ねた。ブラナーの思い出に浸れる。映画館で観た映画は『恐竜100万年』や『チキ・チキ・バン・バン』は鮮やかなカラー。白黒TVで『宇宙大作戦』や『真昼の決闘』を見て、クリスマスにはサンダーバード1号と国際救助隊のユニフォーム、『ゴールドフィンガー』のアストンマーティン DB5のミニカーをプレゼントされる。羨ましい。

イングランドに出稼ぎに行くパパ、ベルファストへの愛着が強いママ、近所に住む大好きなおじいちゃんとおばあちゃん。ローアングルやアオリが多いのは子供時代のアイレベル。ブラナーの記憶が再現されてる感じ。主人公の子役、めっちゃよかった。引越しの日、好きな子にお別れを言うシーンがさりげなくよかった。

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tag : 家族子供クリスマス実話

『千年女優』

千年女優
Millennium Actress(2001)87分

千年女優原案・監督:今敏 脚本:村井さだゆき、今敏
キャラクターデザイン・作画監督:本田雄
作画監督:井上俊之、濱洲英喜、小西賢一、古屋勝悟
美術監督:池信孝 音楽:平沢進
制作:ジェンコ、マッドハウス
出演:藤原千代子:莊司美代子/小山茉美/折笠富美子、立花源也:飯塚昭三/佐藤政道、井田恭二:小野坂昌也、島尾詠子:津田匠子、大滝諄一:鈴置洋孝、美濃:片岡富枝、番頭:石森達幸、銀映専務:徳丸完、藤原千代子の母:京田尚子、鍵の君:山寺宏一、傷の男:津嘉山正種

Netflixにあったので久々に観た。今さんの映画で一番気持ちいい。映画的爽快感と作画的満足感を堪能できる。どこをとっても完璧。

原節子だと思ってたけど、高峰秀子も入ってたか。爺様ポイントの地震、マクガフィンの鍵。

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tag : アニメーションファンタジードラマ昭和WWII宇宙

『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』

ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界
Strange World(2022)140分

Strange World監督:ドン・ホール 脚本:クイ・グエン
撮影:スティーヴ・イェドリン 音楽:ヘンリー・ジャックマン
出演:サーチャー・クレイド:ジェイク・ジレンホール(原田泰造)、イェーガー・クレイド:デニス・クエイド(大塚明夫)、イーサン・クレイド:ジャブーキー・ヤング=ホワイト(鈴木福)、メリディアン・クレイド:ガブリエル・ユニオン(松岡依都美)、カリスト・マル:ルーシー・リュー(沢海陽子)、ナレーション:アラン・テュディック(茶風林)

つまんねー。ディズニー長編61作目にして最低のアニメーション。こんなショボいのがディズニー創立100周年記念作品だと。冒頭の2Dアニメーションだけよくて、あとは『沈黙の惑星』のビジュアルに『ナウシカ』と『ミクロの決死圏』持ってきて退屈にした世界。父のエゴから息子と対立、世界を救う過程で和解って古臭いテーマに文明の否定。

スタン・ハンセンみたいなおじいちゃんとスプラットはよかったけど、他のキャラは全部嫌い。主人公の奥さんが黒人で息子はゲイってわざとらしすぎる。主人公の声が原田泰造なのは、顔で選んでるな。

モブでもイフェクツでもなおテクニカル・アニメーションて何だろう?

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tag : ファンタジー家族異世界冒険クリーチャーアニメーション

『ナイブズ・アウト:グラスオニオン』

グラスオニオン
Glass Onion: A Knives Out Mystery(2022)140分

Glass Onion監督・脚本:ライアン・ジョンソン
撮影:スティーヴ・イェドリン 音楽:ネイサン・ジョンソン
出演:ブノワ・ブラン:ダニエル・クレイグ(藤真秀)、マイルズ・ブロン:エドワード・ノートン(宮本充)、アンディ・ブランド:ジャネール・モネイ(佐古真弓)、クレア・デベラ:キャスリン・ハーン( 藤本喜久子)、ライオネル・トゥーサン:レスリー・オドム・Jr(福田賢二)、ペグ:ジェシカ・ヘンウィック(田村睦心)、ウィスキー:マデリン・クライン(熊谷海麗)、バーディ・ジェイ:ケイト・ハドソン(園崎未恵)、デューク・コーディ:デイヴ・バウティスタ(楠大典)、できる男:イーサン・ホーク(咲野俊介)、フィリップ:ヒュー・グラント(森田順平)

前作はすげー面白いミステリーだったんだけど、これはまあ、フツーだった。コロナ禍の『名探偵登場』みたいなミステリー。構成は凝ってた。ダニエル・クレイグはノリノリ。世界的には高評価で、3作目もある。

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tag : クライムミステリーアンサンブルNetflixApple

クリスマス映画TOP25

Rotten Tomatoesのオールタイム・クリスマス映画ベスト100からトップ25
『若草の頃』(1944)
『桃色(ピンク)の店』(1940)
『三十四丁目の奇蹟』(1947)
『タンジェリン』(2015)
『クロース』(2019)
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993)
『若草物語』(2019)
『ダイハード』(1988)
『キャロル』(2015)
『素晴らしき哉、人生!』(1946)
『若草物語』(1994)
『アパートの鍵貸します』(1960)
『アーサー・クリスマスの大冒険』(2011)
『東京ゴッドファーザーズ』(2003)
『A CHRISTMAS STORY』(1983)
『レア・エクスポーツ ~囚われのサンタクロース~』(2010)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』(2022)
『シザーハンズ』(1990)
『JINGLE JANGLE: A CHRISTMAS JOURNEY』(2020)
『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』(2016)
『大逆転』(1983)
『グレムリン』(1984)
『クリスマス・ストーリー』(2008)
『キスキス・バンバン』(2005)
『エルフ』(2003)

tag : リストクリスマス

『ジャック・ライアン』シーズン3

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Tom Clancy's Jack Ryan(2022)シーズン3全8話

Jack Ryan監督:ジャン・ターナー、ケビン・ダウリング
脚本:ヴァウン・ウィルモット、エイミー・バーグ、ジェニファー・ケネディ、ダリオ・スカルダパン
原作:トム・クランシー
撮影:ジャック・ジューフレ、リチャード・ルトコフスキ 音楽:ラミン・ジャワディ
出演:ジャック・ライアン:ジョン・クラシンスキー(松田健一郎)、ジェームズ・グリーア:ウェンデル・ピアース(髙階俊嗣)、エリザベス・ライト:ベティ・ガブリエル(野々山恵梨)、マイク・ノーベンバー:マイケル・ケリー(呼山紀之)、ルカ・ゴチャロフ:ジェームズ・コスモ、アレナ・コヴァチ大統領:ニーナ・ホス、ペトル・コヴァチ:ピーター・ギネス、アレクセイ・ペトロフ:アレクセイ・メンヴェロフ、ローラン・アントノフ:デレク・デ・リント

シーズン1はリアルですげーよかった!「エージェント?それは映画の話。僕たちはオフィサーだよ」ただ、ラストの詰めが急ぎすぎたな、もう2話ほしかった。本筋に関係ないドローンパイロットの話いる?

シーズン2はブラックホーク3機投入!さすがマイケル・ベイ。ベネズエラのレイエス大統領、まったく仕事してない。典型的な悪の独裁者で、宮殿から死の指令を出す!ジャックは暴走気味。CIAベネズエラ支局長が超カッコイイ!マティスは好みの兵士キャラ。ノオミ・ラパスのドイツの諜報員、次シーズンにも出てほしい。

3年ぶりのシーズン3。ロシアとチェコとアメリカ。ソ連復活計画と第三次世界大戦の危機。ロシア大統領がカッコイイ。慎重派で戦いは避けるタイプ。プーチンよりこの人だったらよかったのに。どーせジャックの活躍で回避するんだろ?って観てたけど、まあまあ面白かった。ラストのバルト海での米ロ一触即発は『ザ・ラストシップ』の焼き直しと言えなくもない。

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tag : TVシリーズAmazonCIAスパイミッション

『アンビュランス』

アンビュランス
Ambulance (2022)137分

Ambulance監督:マイケル・ベイ 脚本:クリス・フェダック
原作:ラウリッツ・ムンク=ピーターセン『25ミニッツ』
撮影:ロベルト・デ・アンジェリス 音楽:ローン・バルフ
出演:ダニー:ジェイク・ギレンホール(高橋広樹)、ウィル:ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世(諏訪部順一)、キャム・トンプソン:エイザ・ゴンザレス(山村響)、ザック巡査:ジャクソン・ホワイト、モンロー警部:ギャレット・ディラハント(神奈延年)、アンソン・クラークFBI捜査官:キーア・オドネル(木下浩之)、パピ:A・マルティネス(森功至)、エイミー・シャープ:モーゼス・イングラム、マーク巡査:セドリック・サンダース、スコット:コリン・ウッデル、ダズギグ警部補:オリビア・スタンブーリア(田村聖子)

Amazon Prime Videoの吹替版で観た。マイケル・ベイが監督でジェイク・ギレンホールが主演なら面白くないはずがない。銀行強盗とLAPD、白昼の銃撃戦!長い1日の始まり。ダニーとウィルは救急車を奪ってひたすら市内を爆走。中には撃たれた警官と救命士。追跡するのはパトカーと特殊捜査班(Special Investigations Section)の覆面パトカー、ヘリ。LA市街地大追跡は『L.A.大捜査線/狼たちの街』や『スピード』を彷彿。ひたすらカッコイイ映像いっぱい。光を入れ込んだショットも多い。ラストで泣き所が2つある。

ザック巡査のグロック17は文字通りチェーホフの銃。最後に物語に衝撃的に使われる。モンローの愛犬ニトロはマイケル・ベイの犬だって。エンドロールは2分しかない。

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tag : クライムアクションチェイスLA警察FBISWAT兄弟銃撃戦

『ドライブ・アングリー』

ドライブ・アングリー
Drive Angry (2011)104分

Drive Angry監督:パトリック・ルシエ 脚本:トッド・ファーマー、パトリック・ルシエ
撮影:ブライアン・ピアソン 音楽:マイケル・ワンドマッチャー
出演:ジョン・ミルトン:ニコラス・ケイジ、パイパー:アンバー・ハード、監査役:ウィリアム・フィクナー、ヨナ・キング:ビリー・バーク、ウェブスター:デヴィッド・モース、警部:トム・アトキンス、キャンディ:シャーロット・ロス

冒頭で男の右手がショットガンで吹き飛ばされる!おおーこれだっ!9年前にhuluで観たので、今回Amazon Prime Videoは2度目。好きなんだ、この映画。吹替版なかったけど見放題から消える前にもっかい観とかなきゃって。悪魔教に娘を殺され孫娘を誘拐されちゃって。『赤ちゃん泥棒』(1987)の逆で赤ちゃんを取り返そうと追跡するニック・ケイジがカッコええ。

バイオレンスたっぷり!殺しまくってボディカウントは79人。ミルトンが左目を撃ち抜かれた後、サングラスをかけるのは『ターミネーター』だね。元々3D映画なんで、爆発の破片や肉片が手前にバンバン飛んでくるのが楽しい。

警部の「俺がタイヤを撃てと言ったら頭を撃て」って指示がいいなあ。

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tag : アクションファンタジー悪魔バイオレンスゴアチェイス救出誘拐

『レミニセンス』

Reminiscence.jpg
Reminiscence (2021)121分

Reminiscence監督・脚本:リサ・ジョイ
撮影:ポール・キャメロン 音楽:ラミン・ジャヴァディ
出演:ニック・バニスター:ヒュー・ジャックマン(山路和弘)、メイ:レベッカ・ファーガソン(北西純子)、ワッツ:タンディ・ニュートン(浅野まゆみ)、セント・ジョー:ダニエル・ウー(三上哲)、サイラス・ブース:クリフ・カーティス(丸山壮史)、ウォルター・シルヴァン:ブレット・カレン、ゾーイ:ニコ・パーカー、エルサ・カリーン:アンジェラ・サラフィアン、エイヴリー・カスティッロ:ナタリー・マルティネス、タマラ・シルヴァン:マリーナ・デ・タビラ

クリストファー・ノーランの義理の妹で『ウエストワールド』のリサ・ジョイが監督脚本。そうですか、『ブレードランナー』が好きなんだね。それもオリジナル劇場公開版。世界的には低評価で興行的に失敗作だけど、日本では比較的好評。確かに悪くはないよ。最後にツイストがあっていい感じで終わる。

娯楽が思い出だけになってる時代。記憶を追体験させてくれる回想マシン屋がヒュー・ジャックマン。『トータル・リコール』『インセプション』系。思い出を人に見られるのやだし、保存までされるのもっとやだなあ。犯罪捜査にも使われて、証拠にもなる。

ヒュー・ジャックマンが姿を消した客の女を探してると、女は悪いのとツルんで自分をハメたことがわかってくる。ワッツが助手に徹して助けてくれるのがいい。海面上昇あんまし意味ない。退役軍人ってのもあんまし意味ない。

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tag : Sci-Fiミステリー崩壊後誘拐

『キラーナース:その狂気を追跡する』

キラーナース:その狂気を追跡する
Capturing the Killer Nurse (2022)94分

Capturing the Killer Nurse監督:ティム・トラヴァース・ホーキンス 脚本:ティム・トラヴァース・ホーキンス、ロビン・オクレフォード
出演:エイミー・ロークレン、ドナ・ハーグレイヴス、チャールズ・グレーバー、ティム・ブラウン、ダニー・ボールドウィン、チャールズ・カレン(アーカイブ)

グッド・ナース』(2022)の元になったヘルスケア・シリアルキラーのチャールズ・カレン事件のドキュメンタリー版。映画版の当事者本人が登場して証言してくれる。映画でカットされた人たちもいた。病院側の隠蔽体質と通報理由もわかった。

過去のピクシスのデータをプリントしたのはエイミーじゃなかった。メーカーに問い合わせた警察がリスクマネージャーに再請求したんだった。エイミーはそれを警察に見せられるまでチャールズを疑ってなかった。そこでエイミーがプリントしたのはピクシスと照合するための患者の記録。

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tag : Netflix病院クライム警察ドキュメンタリーシリアルキラー

2003年の『グッド・ナース』

グッド・ナース
The Good Nurse (2022)121分

The Good Nurses監督:トビアス・リンホルム 脚本:クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
原作:チャールズ・グレーバー「The Good Nurse: A True Story of Medicine, Madness, and Murder
撮影:ジョディ・リー・ライプス 音楽:バイオスフィア
出演:エイミー・ロークレン:ジェシカ・チャステイン(佐古真弓)、チャーリー・カレン:エディ・レッドメイン(福田賢二)、ティム・ブラウン:ノア・エメリッヒ(石田圭祐)、ダニー・ボールドウィン:ンナムディ・アサマア(中川慶一)、ジャッキー:マーシャ・ジーン・カーツ(小野洋子)、アレックス:アリックス・ウェスト・レフラー(田村靖子)、マヤ:デヴィン・マクダウェル(木野日菜)、リンダ・ガラン:キム・ディケンズ(安藤みどり)、ダンカン・ビーティー:デイビット・ラヴィーン(近松孝烝)

日本で劇場公開されたNetflix映画。16年間に9つの病院で40人の患者を殺した看護師チャールズ・カレンの実話に基づく。ジェシカ・チャステインが出てる映画につまんないのはない。今回はICU担当の看護師のエイミー。

ICU病棟に看護師チャーリーが入ってから不審死が続く。病院は隠蔽したい。チャーリーは点滴にジゴキシンやインスリンを混ぜて殺害してた。同僚のエイミーが不審に気づいて警察と協力して逮捕に至る。エイミーに不安要素があるのがサスペンス。心筋症、幼い娘が2人、保険加入のため休めない。チャーリーはそれを知ってるので超ヤバイわけ。チャーリーこわい。未遂を含めると犠牲者は400人だって。

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tag : Netflix病院クライムスリラー実話警察シリアルキラー伝記

『西部戦線異状なし』

西部戦線異状なし
Im Westen nichts Neues / All Quiet on the Western Front (2022)148分

Im Westen nichts Neues監督:エドワード・ベルガー 脚本:エドワード・ベルガー、レスリー・パターソン、イアン・ストーケル
原作:エーリヒ・マリア・レマルク「西部戦線異状なし
撮影:ジェームス・フレンド 音楽:ハウシュカ
出演:パウル:フェリックス・カメラー(須藤翔)、カット:アルプレヒト・シュッヘ(坂詰貴之)、チャーデン:エディン・ハサノヴィッチ(さかき孝輔)、エルツベルガー:ダニエル・ブリュール(内田夕夜)、フリードリヒ:デーヴィト・シュトリーゾフ(辻親八) 、クロップ:アーロン・ヒルマー(村井雄治)、ミュラー:モリッツ・クラウス(清水優譲)、ルートヴィヒ:アドリアン・グリューネヴァルト(丹羽正人)

Netflixのドイツ映画。2時間半の長尺だったけど、見応えあった。原作はドイツの小説だがドイツで映画化したのは初めてなんだと。ドイツ屈辱の負け戦だからねー。若者パウルの入隊から戦死までが軸ってのは、92年前のアメリカ版と同じだけど、映像はだいぶ違う印象。とーぜんか。ラストも違うが、これもアリだな、悪くない。塹壕戦は生々しい。戦場がひらすらリアルにストイックに描かれてて容赦ない。『1917』の後だからね、かなり作り込んでる。激しい殺し合いでゴアもたっぷり。

砲撃痕でパウルがフランス兵と対峙する。ナイフでグサグサ。なかなか死なない。苦しそうなので介抱するが生き絶える。彼のポケットから家族の写真を見つける。彼もプロ軍人じゃなかった。ごめんなさい、ごめんなさい。

やっとフランス軍の塹壕制圧したと思ったら、食器がカタカタ揺れ、ネズミが逃げだ出し、キュルキュルキュル…。フランスの戦車はサンシャモンきたーーー!逃げろー。ドイツ兵轢いとるしこわーい!
西部戦線異状なし
その後、火炎放射器。至近距離で残酷だなー。休戦まであと15分、塹壕奪還に出撃させられる兵士たち。4年も膠着状態で300万人もの兵士が死んでる。兵士は消耗品。

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『我が名はヴェンデッタ』

我が名はヴェンデッタ
Il mio nome e vendetta / My Name Is Vendetta (2022)90分

Il mio nome e vendetta監督:コジモ・ゴメス 脚本:サンドローネ・ダツィエーリ、コジモ・ゴメス、アンドレア・ノービレ
撮影:ヴィットリオ・オモデイ・ゾリーニ 音楽:Giorgio Giampà、Marta Lucchesini
出演:サント:アレッサンドロ・ガスマン(さかき孝輔)、ソフィア:ジネーヴラ・フランチェスコーニ(寿美菜子)、アンジェロ:レモ・ジローネ(土師孝也)、ミケーレ:アレッシオ・プラティコ(村治学)、ルディ:フランチェスコ・ヴィラーノ(斉藤次郎)、イングリッド:ジニャ・ディークス(杉本ゆう)、フェラリオ:ガブリエレ・ファルセッタ、バーチュオッゾ:マルチェロ・マッツァレッラ、マリノ:マウロ・ラマンナ、パトリック:ルカ・ザンペローニ

Netflixのイタリア映画。「ヴェンデッタ」ってキャラは出てこない。イタリアではファミリー間の抗争において、復讐の意味らしい。殺し屋と少女ってことで、イタリアの『レオン』っぽい。ステキなパパは元ヒットマンだった。目新しくもなく、単純なのでかったるくなってきて1.25倍速にして観た。娘のソフィアのせいで組織に居場所がバレて逃避行。終わらせるためには決着をつけるしかない。父から娘へ復讐時の殺し方を伝授。最後に役に立つ。

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tag : Netflix殺し屋復讐マフィアバイオレンス

『空の大怪獣 ラドン』

空の大怪獣 ラドン
空の大怪獣 ラドン(1956)82分

空の大怪獣 ラドン監督:本多猪四郎 特技監督:円谷英二
脚本:村田武雄、木村武 原作:黒沼健
撮影:芦田勇 音楽:伊福部昭
出演:河村繁:佐原健二、キヨ:白川由美、西村警部:小堀明男、柏木久一郎:平田昭彦、南教授:村上冬樹、水上博士:高木清、大崎所長:山田巳之助、井関記者:田島義文、葉山助教授:松尾文人、航空自衛隊司令:三原秀夫、航空自衛隊幕僚武内:津田光男、警察署長:千葉一郎

Netflixで観た。もう何度観たかわからんが、何度観てもすごいものはすごい。佐世保で人々が空を見上げるシーン(ゲリラ撮影)、西海橋の避難シーン、操演のF-86Fが西海橋をくぐる(実際はくぐってない)、西海橋崩落時に路面が剥がれる、福岡で崩れるビルの中を逃げる人たち(合成でなく鏡)、吹き飛ぶ屋根瓦、街路樹にしがみつく自衛隊員、地上の看板をなぎ倒して進む戦車、阿蘇山で燃える2匹のラドン。もう、極上の特撮シーンがいっぱいでたまらんわ。

ラドンg
大好きなショット。崩れるビルの中を逃げ惑う人々。ミニチュアの窓ガラスが鏡になってて、逃げる人を映してる

ラドン
驚愕のショット。西海橋をくぐるF-86Fセイバー。別素材の二重露光だと思ってたけど、橋の下にたるませたピアノ線を通して、それに沿って操演したらしい

ラドン
ラドンのピアノ線の後ろを飛ぶF-86Fセイバーは気づきにくい

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tag : 怪獣ホラークリーチャー航空機自衛隊昭和

『SING/シング:ネクストステージ』

SING 2
Sing 2(2021)110分

SING 2監督・脚本:ガース・ジェニングス
音楽:ジョビー・タルボット 製作:イルミネーション
出演:バスター・ムーン:マシュー・マコノヒー(内村光良)、ロジータ:リース・ウィザースプーン(坂本真綾)、アッシュ:スカーレット・ヨハンソン(長澤まさみ)、ジョニー:タロン・エガートン(大橋卓弥)、ミーナ:トリー・ケリー(MISIA)、グンター:ニック・クロール(斎藤司)、ポーシャ・クリスタル:アイナ・ジ・エンド、ヌーシー:レティーシャ・ライト(akane)、ダリウス:エリック・アンドレ(木村昴)、クラウス・キッケンクローバー:アダム・バクストン(山寺宏一)、ナナ・ヌードルマン:ジェニファー・ソーンダース(大地真央)、ミス・クローリー:ガース・ジェニングス(田中真弓)、ジミー・クリスタル:ボビー・カナヴェイル(大塚明夫)、スーキー・レーン:チェルシー・ペレッティ(井上麻里奈)、ビッグ・ダディ:ピーター・セラフィノウィッツ(三宅健太)、クレイ・キャロウェイ:ボノ(稲葉浩志)

Amazon Prime Videoで観た。プリンスの「レッツ・ゴー・クレージー」から始まる!1作目もよかったけど、今作もめっちゃよかった!笑って感動して、文句なしで楽しかった。イルミネーションのアニメーションは世界最高だね。クオリティが極上。

ショーを作る過程、稽古や裏方がしっかり描かれてて、それぞれの見せ場がある。クライマックスで完成した一夜限りのショー「この世界の彼方へ」これが感動。引退したロックスター、物語上のキャラなのになぜか復活が嬉しい。
SING/シング:ネクストステージ
カーテンコールもよかったー!

人間は登場しないが、群衆シーンが多い。ぜーんぶ動物キャラ!1カットでセリフもないエキストラでもちゃんとリアクションがあって芝居が細かい。スカウトのスーキーの歩きがイイ!犬なのに!出番は少ないけどこのキャラの芝居好き。

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tag : アニメーションミュージカルコメディ

『アンジェラ』

アンジェラ
Angel-A(2005)91分

Angel-A監督・脚本:リュック・ベッソン
撮影:ティエリー・アルボガスト 音楽:フレデリック・トラヴァル
出演:アンドレ:ジャメル・ドゥブーズ、アンジェラ:リー・ラスムッセン、フランク:ジルベール・メルキ、ペドロ:セルジュ・リアブキン

どん底男が橋に身投げしにくると、身投げした人を助けちゃった。って『素晴らしき哉、人生!』じゃん、リュック・ベッソン。だからモノクロかー。邦題だと人名だけど、原題は「天使A」なのが「少女A」みたいでシャレてるなー。オッサンの二級天使よりは美人でエロいのがいいってのはリュック・ベッソンの願望だな。男はみんなか。

どん底で死ぬしかない小汚い小男を、スーパーモデルみたな天使ちゃんのアンジェラが救済する任務。てゆーか、こんな美女が寄り添ったら死んでらんないわ。でもアンジェラは相当暴力的だよね。助ける側のアンジェラ自身、過去がなく自分を知らないってとこがいいね。シネスコレイアウトでモノクロのパリの景色が綺麗だった。

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tag : ファンタジーミッションドラマコメディ

『RUN/ラン』

RUN/ラン
Run (2020)90分

Run監督:アニーシュ・チャガンティ 脚本:アニーシュ・チャガンティ、セヴ・オハニアン
撮影:ヒラリー・ファイフ・スペラ 音楽:トリン・バロウデイル
出演:ママ/ダイアン:サラ・ポールソン、娘/クロエ:ソフィー・クックソン

Amazon Prme Videoで観た。『RUN』つっても黒澤の戦国映画じゃない方。よくできたスリラーだなと思ったら『search/サーチ』の監督かー。サラ・ポールソンのママは最恐でしょ。真相が二重になってるのがいい。血色素症で喘息で不整脈で糖尿で下半身麻痺のクロエちゃんは優しいママと二人暮らし。でもママはなぜ犬用の薬を飲ませるのか?から始まって、不可解な事が次々と発覚する。だんだんわかってくると怖くなってくるって展開が巧みだなあ。

代理ミュンヒハウゼン症候群と『ミザリー』をベースに『ゲット・アウト』『10 クローバーフィールド・レーン』の監禁要素と、『裏窓』『アンブレイカブル』の不自由さ、プラスアルファでできてる。

車椅子のクロエちゃんが閉じ込められた自室から脱出するのがスリリング。屋根を伝ってはんだごてと口に含んだ水で窓ガラスを割ったり、病院へ逃げるために有機リン酸塩を飲んだり、大胆すぎる作戦。頭いいんだよ、この娘。クロエちゃん役のソフィー・クックソンは車椅子生活してる俳優。

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tag : スリラー脱出病院

2000年の『ジョーンの秘密』

ジョーンの秘密
Red Joan (2018)101分

Red Joan監督:トレヴァー・ナン 脚本:リンジー・シャピロ
原作:ジェニー・ルーニー「Red Joan」
撮影:ザック・ニコルソン 音楽:ジョージ・フェントン
出演:ジョーン:ジュディ・デンチ、若い頃のジョーン:ソフィー・クックソン、マックス:スティーヴン・キャンベル・ムーア、ニック:ベン・マイルズ、レオ:トム・ヒューズ、ソニア:テレーザ・スルボーヴァ

KGBのスパイだったイギリス公務員メリタ・ノーウッドがモデルになってるけど、実話とは程遠いみたい。ジュディ・デンチの無駄使いと酷評されてて評価も低いけど、そこを敢えて。スパイ容疑のおばあちゃんをMI5が取り調べていく過程での回想スタイルで退屈はせんかった。

おばあちゃんは若い頃、物理に長けてることからイギリスの原爆開発プロジェクト「チューブ・アロイズ」に参加してて、秘密は頑なに守ってた。でも広島と長崎に使用されたことで、ソ連に研究情報を流す。東西が核を持てば使用できないことを見越してた。第三次世界大戦は起きず、世界を救ったことになってる。でもスパイはスパイ。真相を知った弁護士の息子はジョーンの弁護を断ったんぽに、なんで心変わりしたか謎。

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tag : MI5スパイ実話WWII伝記

1930年代の『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ
Guillermo del Toro's Pinocchio (2022)117分

Guillermo del Toro's Pinocchio監督:ギレルモ・デル・トロ、マーク・グスタフソン
脚本:ギレルモ・デル・トロ、パトリック・マクヘイル
原作:カルロ・コッローディ「ピノキオ」
ストーリー:ギレルモ・デル・トロ、マシュー・ロビンス
撮影:フランク・パシングハム 音楽:アレクサンドル・デスプラ
アニメーション:シャドウマシーン
SFX:ジム・ヘンソンズ・クリーチャーショップ
VFX:MPC
出演:ピノッキオ/カルロ:グレゴリー・マン(野地祐翔)、ゼペット:デイビッド・ブラッドリー(山野史人)、セバスチャン・J・クリケット:ユアン・マクレガー(森川智之)、木の精霊/死の精霊:ティルダ・スウィントン(深見梨加)、ヴォルペ伯爵:クリストフ・ヴァルツ(山路和弘)、ポデスタ市長:パスカシオ・ロペス(壌晴彦)、キャンドルウィック:フィン・ウルフハード(宮里駿)、神父:バーン・ゴーマン(横島亘)、ドットレ:ジョン・タトゥーロ、スパザトゥーラ:ケイト・ブランシェット

Netflixで観た。ディズニーの実写版よりずっと面白かった。ダークでいい。ゼペットなんてマッド・サイエンティストとゆーか、フランケンシュタイン博士だもの。息子カルロを爆撃で亡くし、狂ったようにピノッキオを創造する。

ゼペットは見かけは爺さんだけどパパ。精霊が命を与えるのは同じだけど不死設定があって、燃やされない限り冥界経由で何度も蘇るのが新しい。生きてるものは死ぬ。ピノッキオは死なない。クリケットも不死身だけど、ホントは死んでて幽霊ってことかな。プレジャー・アイランドの代わりに軍の訓練施設。ヴォルペはピノッキオをスター扱いする反面、サルを虐待するシーンは怖かった。

ストップモーション・アニメーションとしてクオリティ高くて、ライカに匹敵する。製作規模が大きい。よく芝居するし、撮影も美しい。ブラーがないのも好感がもてる。海なんてどーやってんだろう、CGIのコンポジットなんだろうけど見事すぎる。クライマックスはずっと海だからねー。

メイキング


手彫りの映画、その舞台裏
手彫りの映画、その舞台裏 (2022)30分
Guillermo del Toro's Pinocchio: Handcarved Cinema出演:ギレルモ・デル・トロ、マーク・グスタフソン、クリストフ・ヴァルツ、ケイト・ブランシェット、ティルダ・スウィントン、デイビッド・ブラッドリー
Netflixでメイキングドキュメンタリーも配信してた。こりゃありがてえ。ギレルモ自身がたっぷり説明してくれる。完成まで15年かかったって!キャラクターデザインから人形造形、アニメーション、撮影、美術、音楽まで。モデルは3Dプリンター出力。今は定番になってる。フェイシャルは置き換え式だけど、ゼペットはメカニカルで表情をアニメートしてた。ヴォルペはありがちな巨漢キャラがボツになった。そのボツキャラは団員で登場。でっかいピノッキオ頭部はクリケットとの会話用だと。

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tag : アニメーションリメイククリーチャー冒険ファンタジーNetflixオスカー

18世紀の『プライドと偏見』

プライドと偏見
Pride & Prejudice (2005)127分

Rambo: Last Blood監督:ジョー・ライト 脚本:デボラ・モガー
原作:ジェイン・オースティン「高慢と偏見」
撮影:ロマン・オーシン 音楽:ダリオ・マリアネッリ
出演:エリザベス・ベネット:キーラ・ナイトレイ(弓場沙織)、フィッツウィリアム・ダーシー:マシュー・マクファディン(東地宏樹)、ベネット氏:ドナルド・サザーランド(家弓家正)、ベネット夫人:ブレンダ・ブレッシン(増子倭文江)、キャサリン夫人:ジュディ・デンチ(吉野佳子)、ジェーン・ベネット:ロザムンド・パイク(水町レイコ)、ウィッカム:ルパート・フレンド(内田夕夜)、ビングリー:サイモン・ウッズ)、コリンズ氏:トム・ホランダー(横島亘)、シャーロット:クローディ・ブレイクリー)、リディア・ベネット:ジェナ・マローン)、キティ・ベネット:キャリー・マリガン)、メアリー・ベネット:タルラ・ライリー)、ガーディナー夫人:ペネロープ・ウィルトン)、キャロライン・ビングリー:ケリー・ライリー

Amazon Prime Videoで観た。いっぱいあるけど、キーラ・ナイトレイのバージョン。すっごい好き。劇場版は2.39:1のシネスコだけど、スーパー35で撮影してるのでアマゾンのは天地が広く16:9だった。もう、絵画のように美しく、全カットスクショしたいくらい見事。撮影すごいなあ。特に18世紀の光の暖かさ。美術もいい。細部にまでこだわりを感じる。キーラ・ナイトレイのリジーめちゃめちゃカワイイ。ダーシー様にも言いたいことズバズバ言えるし、こわーいジュディ・デンチのキャサリン夫人にも、物怖じせずに突っ込む。頑固だけど、過ちに気づくと素直に認める。

ダーシー様、ずっと不気味なんだもん。でも性格からくる誤解。おねーさんのジェーンもそう。優しく支えてくれるお父様がイイ。「コリンズさんと結婚しなければ母さんが口をきかなくなる。結婚すれば私が口をきかなくなる」嬉しいこと言ってくれる!リジーがダーシー様を愛してることをお父様に告白するシーンよかった。

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tag : ドラマ

『マッドゴッド』

マッドゴッド
Mad God (2021)83分

Mad God監督・脚本:フィル・ティペット
撮影:フィル・ティペット、クリス・モーレイ 音楽:ダン・ウール
出演:アレックス・コックス、ニキータ・ローマン

100パー純粋な人形アニメかと思ったら、パペットや人間も出てくる。見た目のスケール感がわかりにくいのと、セリフやナレがないので話が伝わりにくかった。要するに降りてきた工作員の地獄めぐりなだけど、メカやクリーチャーが蠢いて、想像で勝手に解釈するしかない。

泥人形を生産して働かしては潰してる。工作員は解剖されてベビークリーチャーを取り出される。ベビューは潰されてジュースにされて金になる。惑星直列でモノリスが飛び出す。1回観ただけじゃわからんわ。なぜかキューベルワーゲンが出てきて喜んだ。ED-209どこにいた? 

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tag : アニメーションファンタジークリーチャー異世界ゴア宇宙メカ

『ランボー ラスト・ブラッド』

ランボー ラスト・ブラッド
Rambo: Last Blood (2019)101分

Rambo: Last Blood監督:エイドリアン・グランバーグ 脚本:マシュー・シラルニック、シルヴェスター・スタローン
撮影:ブレンダン・ガルヴィン 音楽:ブライアン・タイラー
出演:ジョン・ランボー:シルヴェスター・スタローン(ささきいさお)、カルメン:パス・ベガ(井上喜久子)、ウーゴ・マルティネス:セルヒオ・ペリス=メンチェータ(武田真治)、マリア・ベルトラン:アドリアナ・バラッザ(小宮和枝)、ビクトル・マルティネス:オスカル・ハエナダ(ケンドーコバヤシ)、エル・フラコ:パスカシオ・ロペス(森宮隆)、ジゼル:フェネッサ・ピネダ(加藤美佐)、マヌエル:マルコ・デ・ラ・O(丸山壮史)、ドン・ミゲル:リック・ジンゲール(魚建)

Netflixで観た。1作目の「First Bllod」に対して「Last Blood」、こんなランボーはイヤだ!が詰まってる。家族と幸せに牧場暮らしするアットホームランボー。娘を溺愛するオジサンランボー。髪が短い散髪ランボー。ヤクザに返り討ちにされる老ランボー。親切な女性の世話になる衰弱ランボー。仕掛けを丁寧に工作するカラクリランボー。売春宿に殴り込むトラビスランボー。敵を様々な殺人トラップで仕留めるジグソーランボー。内臓をつかみ出すゾンビランボー。こんなのランボーじゃなーい。コンパウンドボウは使うけど、ミリタリー色がなく、『96時間』のリーアム・ニーソン向きな話。

メキシコギャングの親分もさあ、反目する弟をランボーが始末してくれたんだからありがたいでしょ。親分自らアリゾナのランボーんちまで殺されにくるかね。殺し屋部隊を差し向けるもんじゃないの?親分はランボーと深い因縁があるわけじゃないのに、一番酷い殺され方、内臓掴み取りされちゃって。

ランボー ラスト・ブラッド
エンディングは過去4作からクリップ集。しみじみ見てたら、なんと今作のクリップも、、、それいらんし。

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tag : シリーズ救出復讐続編誘拐バイオレンスゴア

『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』

ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋
Guillermo del Toro's Cabinet of Curiosities(2022)シーズン1全8話

Guillermo del Toro's Cabinet of Curiosities監督:ギレルモ・ナヴァロ、ヴィンチェンゾ・ナタリ、デイビット・プライアー、アナ・リリ・アミリプール、キース・トーマス、キャサリン・ハードウィック、パノス・コスマトス、ジェニファー・ケント
脚本:ギレルモ・デル・トロ、ヴィンチェンゾ・ナタリ、デヴィッド・S・ゴイヤー、ヘイリー・Z・ボストン、リー・パターソン、ミカ・ワトキンス、パノス・コスマトス、ジェニファー・ケント
原作:ギレルモ・デル・トロ、ヘンリー・カットナー、マイクル・シェイ、エミリー・キャロル、H.P.ラヴクラフト
撮影:ジェレミー・ベニング 音楽:ティム・デイビーズ
出演:ギレルモ・デル・トロ(遠藤純一)、1:ニック:ティム・ブレイク・ネルソン(多田野曜平)、ローランド:セバスチャン・ロッシェ(谷昌樹)、エディ:デミトリアス・グロッセ(白熊寛嗣)、アメリア:エルピディア・カリロ(塙英子)、2:マッソン:デヴィッド・ヒューレット(魚健)、3:ウィンターズ医師:F・マーリー・エイブラハム(仲野裕)、クレイヴン保安官:グリン・ターマン(楠見尚己)、4:ステイシー:ケイト・ミクッチ(渋谷はるか)、キース:マーティン・スター(花輪英司)、5:ウィリアム・サーバー:ベン・バーンズ(鈴村健一)、リチャード・アプトン・ピックマン:リスピン・グローヴァー(小原雅人)、レベッカ:オリアナ・レーマン(森なな子)、6:ウォルター:ルパート・グリント(逢笠恵祐)、フランク:イスマエル・クルス・コルドバ(竹内栄治)、エパリー:ダフネ・ホスキンズ(川勝未来)、キザイア:ライズ・ジョンストン(定岡小百合)、7:ライオネル:ピーター・ウェラー(菅生隆之)、ザーラ:ソフィア・ブテラ(川庄美雪)、ターグ:(内田夕夜)、ガイ:スティーヴ・エイジー(相沢まさき)、シャーロット:シャーリン・イー(合田絵利)、ランドール:エリック・アンドレ(辻井健吾)、ヘクター:サアド・シディキ(前田雄)、8:ナンシー:エッシー・デイヴィス(宮島依里)、エドガー:アンドリュー・リンカーン(田村真)、グリーヴス:グレッグ・エルワンド(森功至)

オレが持ってる「ギレルモ・デル・トロ 創作ノート 驚異の部屋」と同じタイトルのNetflixシリーズ。この本とは関係ないけど。怖くはないけど怪奇譚としては楽しめる。4話と8話以外はギレルモ風味のクリーチャーが出てきて楽しい。デザインはどれもギレルモかなー。エピソードとしては3話「解剖」が一番よかった。F・マーリー・エイブラハムが複数の遺体の検死をする。あとは2話「墓場のネズミ」と6話「魔女の家での夢」がよかった。

1話「ロット36」倉庫内で不気味なクリーチャーから逃げ回る。
2話「墓場のネズミ」なかなかよかった。巨大ネズミモンスター。「ワタシノ、ワタシノ」の遺骨。
3話「解剖」一番面白かった。ワクワクする。医師vsエイリアン。
4話「外見」ステイシー役のケイト・ミクッチがすごい。
5話「ピックマンのモデル」ラヴクラフト。怖い絵が続々。よく集めたなあー。クリーチャーあり。
6話「魔女の家での夢」ラヴクラフトもの。結構好き。魔女の館のデザイン、魔女と人面ネズミがよい。
7話「観覧」ピーター・ウェラーが出てるんだけど、なんじゃこりゃ?クリーチャー出る。
8話「ざわめき」ギレルモ原作の怖くない幽霊譚。「ママがすごく怒ってるよ」

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tag : ホラーTVシリーズスリラーエイリアン魔女悪魔クリーチャー幽霊

『懲役十八年』

懲役十八年
懲役十八年 (1967) 90分

懲役十八年監督:加藤泰 脚本:笠原和夫、森田新
撮影:古谷伸 音楽:鏑木創
製作:東映京都撮影所
出演:川田章:安藤昇、塚田義男:小池朝雄、石岡健一:近藤正臣、石岡比佐子:桜町弘子、石岡重子:岡島艶子、森下幸司:穂高稔、大杉:水島道太郎、フロシキ:曽我廼家明蝶、ボーイ:山城新伍、喧嘩鉄:小松方正、点検の看守:結城哲也、般若:若山富三郎

YouTubeで見た。安藤昇の東映移籍第1作。ヤクザ映画じゃなく刑務所ものだけど、加藤泰の映像スタイルと安藤昇の穏やかさと凄みで、90分見応えあるドラマだった。

戦後混乱期、安藤昇と小池朝雄は遺族会を支援してる戦友同士。銅線を手に入れようとしてMPに見つかり、安藤昇は小池朝雄を逃して自分が逮捕される。ここで2人の人生が大きく別れちゃう。安藤昇は収監され、小池朝雄は裏社会でのし上がる。この裏切りで親友が敵同士になっちゃう。若山富三郎の看守と近藤正臣のキレっぷりも光ったなー。

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tag : 復讐裏切り拷問警察脱出極道

カーンダック『ブラックアダム』JSA

Black Adam
Black Adam (2022)101分

Black Adam監督:ジャウム・コレット=セラ 脚本:アダム・スティキエル、ロリー・ヘインズ、ソーラブ・ノシルヴァーニ
原作:オットー・バインダー、C・C・ベック「ブラックアダム」
撮影:ローレンス・シャー 音楽:ローン・バルフ
出演:テス・アダム/ブラックアダム:ドウェイン・ジョンソン、ホークマン:オルディス・ホッジ、ドクター・フェイト:ピアース・ブロスナン、アトム・スマッシャー:ノア・センティネオ、アドリアナ・トマズ:サラ・シャヒ、サイクロン:クインテッサ・スウィンデル、イシュマエル・グレゴール/サバック:マーワン・ケンザリ、アモン・トマズ:ボディ・サボンギ、カリーム:モハメド・アメル、サミール:ジェームス・クサティ=モイヤー、フルート:ジャロン・クリスチャン、アマンダ・ウォラー:ヴィオラ・デイヴィス、エミリア・ハーコート:ジェニファー・ホランド、スーパーマン:ヘンリー・カヴィル

7ヶ月ぶりの映画館。アダム登場、この曲は「黒くぬれ」だー!ボーカルきたー。JSAとの絡みが面白かった。国内ではヒーローだが外から見るとヴィラン。『続夕陽のガンマン』の三角決闘のパロディ、吹き出した。ドクターフェイトはストレンジとゆーよりジョージ・ルーカスw

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tag : DCEUヒーローコミック復讐チーム救出誘拐子供

『キース・リチャーズ:アンダー・ザ・インフルエンス』

アンダー・ザ・インフルエンス
Keith Richards: Under the Influence (2015)82分

Keith Richards: Under the Influence監督:モーガン・ネヴィル 撮影:イゴール・マルティノヴィッチ
出演:キース・リチャーズ(羽佐間道夫)、トム・ウェイツ(立木文彦)、ワディ・ワクテル(牛山茂)、スティーブ・ジョーダン(桂一雅)

キースが半生や音楽を語るありがたーいNetflixドキュメンタリー。ブルース、カントリー、レゲエ、ロックンロール。キース、イイ人。吹替はオリジナル音声に被せてあった。2015年だから72歳の頃。ソロ・アルバム「クロスアイド・ハート」をリリースした直後。「Shenandoah」をデュエットしたトム・ウェイツも出てる。アーカイブクリップもよく集めてあった。マディ・ウォーターズと共演するキース、チャック・ベリーに怒られるキース、『ワン・プラス・ワン』のキース、マディ・ウォーターズの家を再訪するキース。

チャーリーと作ってミックが仕上げた「ストリート・ファイティング・マン」のメイキングを語ってくれる。スチューに習ったピアノの弾き語りもしてくれる。終始上機嫌だし、サービス旺盛。

キースの声が羽佐間道夫で、なんかスタローンみたいで違和感あった。でも他に適役思いつかんなあ。『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(2007)では小林清志だったけど。

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tag : Netflixドキュメンタリー

『トロール』

トロール
Troll (2022)101分

Troll監督:ローアル・ユートハウグ 脚本:ローアル・ユートハウグ、エスペン・アウカン
撮影:ヤーロ・ファーバー 音楽:ヨハンネス・リンゲン
出演:ノラ:アイネ・マリー・ウィルマン(佐古真弓)、アンドレアス:キム・ファルク(内田夕夜)、クリストファー:マッツ・ショーゴード・ペテルセン(小松史法)、トビアス:ガルド・B・アイツヴォルド(大塚芳忠)、シグリッド:カロリーネ・ヴィクトリア・スレッテン・ガルヴァン(菊永あかり)、ユスフ・トゥーシュ・イブラ、シンディング:ビャーネ・イェルデ(牛山茂)、ムーベリ首相:アネッケ・ヴォン・デル・リッペ(塩田朋子)、ルンデ:デニス・ストーロイ(佐々木勝彦)、マークセン:フリチョフ・ソーハイム(志村知幸)

Netflixのノルウェー映画。王道の怪獣映画で満足した。キャラは学者に軍人、首相、群衆、みんな揃ってる。トロルの巨大さがそのまま脅威になってる。ノルウェー空軍のF-35が活躍。巨大な足跡から次第に全貌が明らかになる。中盤で軍事作戦開始。山から南下、オスロ市へ。郊外の遊園地ではパニックシーン、首相の非常事態宣言、オスロ市で避難シーン。

『スタトレ』好きのシグリッドが大事なとこでいい仕事するのがイイ。続編ありそう。

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tag : Netflix怪獣パニック航空機

プロフィール

A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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