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1942年の『ロシアン・スナイパー』

Bitva za Sevastopol
Bitva za Sevastopol(2015)123分

Bitva za Sevastopol監督:セルゲイ・モクリツキー 
脚本:セルゲイ・モクリツキー、マキシム・バダリン、イゴール・オレショフ
撮影:ユーリー・コロル 音楽:エフゲニー・ガルペリン
出演:ユリア・ペレシルド、ジョアン・ブラックハム、エフゲニー・ツィガノフ、ポリーナ・パクホモヴァ、ニキータ・タラソフ

プライムで見た。旧ソ連の有名な女性狙撃手リュドミラ・パヴリチェンコ少佐の伝記映画。原題は『セヴァストポリの戦い』。邦題は同じく実在のスナイパーを扱った『アメリカン・スナイパー』(2014)を意識してる。「史上最高の狙撃手」と言われたSEALsのクリス・カイルが仕留めたのは160人なのに、パヴリチェンコは入隊1年で309人!本人は回想録書いてるけど、それを原作にしてないようで、親交のあったエレノア・ルーズベルトが回想する構成になってる。結構盛ってるけど。米国から帰国後は前線に復帰してないし。

ママが英語教師だったので英語もペラペラ。でも普段はクールで笑顔は見せない。射撃の腕を見込まれて狙撃手にリクルートされる。訓練シーンは胸熱。女性兵士は持ち物を焼かれる。戦争を控えてるからね。優秀な成績で狙撃手に就任!ファシスト殺せー!軍人モードに入ると、女子じゃなくなる。

Bitva za Sevastopol
すごいのは、塹壕で敵戦車の窓を対戦車弾で撃ち抜いて、2発目でドライバーを殺す技。1ショット1キルどころかパヴリチェンコは1ショット3キル狙ったり。敵狙撃手を倒すカウンタースナイピングもピカイチ。軍医が「今日は○人救った」と言えば、「私はファシストを73人殺した」と言ってのける。復讐スイッチが入ると、1発で仕留めず、膝を撃ち抜いて苦むのを楽しむ。リュドちゃんモテモテだから戦場でのロマンスはある。でもそこは映画の創作、いらんかった。史実では戦前に結婚してて子供もいたのに。

1941年、25歳で309人(うち36人が狙撃兵)を狙撃して、2度も重傷を負っても戦場を離れることが許されない。エレノア・ルーズベルトに気に入られて、1942年にホワイトハウスに招かれ、笑顔を伝授される。このアメリカ滞在と戦場での戦いが並行して描かれる。ルーズベルト夫人との交流はホッとする。最後はドイツ最強のスナイパーとの過酷な戦い。倒したスナイパーの持ってた奥さんとの写真を見て、戦場を離れるリュドちゃん。

Bitva za Sevastopol
パヴリチェンコ役のユリア・ペレシルドがすげー似てたし、女優力ある。エレノア・ルーズベルトも似てた。

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tag : WWII実話スナイパー航空機ゴア伝記

1945年の『ビルマの竪琴』

ビルマの竪琴
ビルマの竪琴(1956)116分

ビルマの竪琴監督:市川崑 脚本:和田夏十
原作:竹山道雄
撮影:横山実 音楽:伊福部昭
VFX:日活特殊技術部
出演:安井昌二、三國連太郎、浜村純、内藤武敏、西村晃、春日俊二、三橋達也、北林谷栄

プライムで見た。もーずが枯れ木で鳴いている〜おいらは藁を叩いてる〜。リメイクの方は見たことあるけど、これは初めて。『スター・ウォーズ』みたいな出だしでびっくり!市川崑、ルーカスより20年早い!

三國連太郎はインコに「おい、水島、一緒に日本に帰ろう」を覚えさせるのに苦労してたが、水島は「ああ、やっぱり自分は帰るわけにはいかない」を、1日で覚えさせた。すごいぞ水島。しかも徹夜で手紙も書いてるし。

関西弁のビルマ人のおばあちゃんがリアルだった。さすが北林谷栄。

85年版の予告を見たら、レイアウトが同じだった!カラーになってるけど、56年版の絵コンテ使ったんかなー。
ビルマの竪琴

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tag : WWIIクラシック

『僕のワンダフル・ジャーニー』を吹替版

A Dog's Journey
A Dog's Journey(2019)109分

A Dog's Journey監督:ゲイル・マンキューソ 原作:W・ブルース・キャメロン『僕のワンダフル・ジャーニー
脚本:W・ブルース・キャメロン&キャサリン・ミション、マヤ・フォーブス&ウォレス・ウォロダースキー
撮影:ローヒエ・ストファーズ 音楽:マーク・アイシャム、
VFX:ミスターX、ローラVFX
出演:ジョシュ・ギャッド(高木渉)、キャスリン・プレスコット(早見あかり)、デニス・クエイド(大塚明夫)、マーグ・ヘルゲンバーガー(松岡洋子)、ベティ・ギルピン(朴璐美)、ヘンリー・ロウ(石川界人)、ジョニー・ガレッキ(田村真)、コンラッド・コーツ(斉藤次郎)、ケヴィン・クレイドン(阪口周平)

プライムで見た。続編だけども、犬映画としてよくできてる。犬に感謝いっぱいのイイ映画。ヘンな擬人化やありえない動きはしない。人と犬との関わり方がいい物語になってる。ウルウルシーンがいくつもある。ジャーニーは人生の旅。旅のお供に犬は欠かせない。ボス・ドッグことベイリーは、ビーグルのモリー→イングリッシュマスティフのビッグドッグ→ヨークシャーテリアのマックスに転生して、イーサンとの約束「CJを守る」を貫く。

A Dog's Journey
ニューヨークではプードルも登場

A Dog's Journey
あの世でイーサウンと再会!

A Dog's Journey
感動のラスト

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tag : 続編ファンタジーNY

『アルテミスと妖精の身代金』

Artemis Fowl
Artemis Fowl(2020)95分

Artemis Fowl監督:ケネス・ブラナー 脚本:コナー・マクファーソン&ハミッシュ・マッコール
原作:オーエン・コルファー『アルテミス・ファウル 妖精の身代金』
撮影:ハリス・ザンバーラウコス 音楽:パトリック・ドイル
VFX:MPC、フレームストア、ILM、BUF
出演:ジョシュ・ギャッド(黒澤剛史)、フェルディア・ショー(花江夏樹)、ジュディ・デンチ(谷育子)、ララ・マクドネル(早見沙織)、コリン・ファレル(森川智之)、ノンソー・アノジー(楠大典)、ニケ・パテル(新垣樽助)、ホン・チャウ(関口雄吾)、ジョシュア・マクガイア(関俊彦)、エイドリアン・スカーボロー(浦山迅)

ディズニープラスで見た。2019年秋公開予定が2020年5月に延期。新型コロナの影響で公開中止でディズニープラス配信になった。かなり大掛かりなアドベンチャー大作。フィルム撮影でVFXも凝ってる。

地球の中心に妖精の世界があって、高度なテクノロジーと陸海空軍を持つ。身代金はアキュロスってゆーどこでもドア的なアイテム。主人公の天才少年アルテミス君がサンダーバードの坊やみたい。ジュディ・デンチが妖精の司令官。妖精のホリー・ショート大尉がかわいい。

父さんを奪回したし、アキュロスも妖精に返した。誘拐したオパール・コボイなんてほっときゃいいのに、倒しに行くぞーって。よっしゃあ!チーム・アルテミスとドワーフがヘリで出撃。ホリーちゃんも加わって飛び去って終わり!なんだとぉおお!

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tag : ファンタジー魔法妖精誘拐

『スノーマン 雪闇の殺人鬼』

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The Snowman(2017)119分

Grave Encounters監督:トーマス・アルフレッドソン 脚本:ピーター・ストローハン、ホセイン・アミニ、セーアン・スヴァイストロプ
原作:ジョー・ネスボ『スノーマン』
撮影:ディオン・ビーブ 音楽:マルコ・ベルトラミ
出演:マイケル・ファスベンダー(てらそままさき)、レベッカ・ファーガソン(舞山裕子)、シャルロット・ゲンズブール(八十川真由野)、クロエ・セヴィニー、トビー・ジョーンズ、ヴァル・キルマー(手塚秀彰)、J・K・シモンズ(立川三貴)、ヨーナス・カールソン(村治学)、デヴィッド・デンシック

Netflixで見た。スコセッシが監督するはずだったのに、なぜか製作にまわった。引き継いだのがトーマス・アルフレッドソンなのに、雑な演出でわかりにくい映画だった。J・K・シモンズのキャラの役割もわからない。そりゃ日本はDVDスルー。なんでこんなことになったか?トーマス・アルフレッドソンによると「スケジュールも予算も削られて、撮りたい映像が撮れなかった。脚本の15%は撮影できず、編集では素材が不足して話がつながらない。だからいくつかのサブプロットは未解決のままだし、予告にあるショットもカットしなければならなかった。完全に失敗作」

マイケル・ファスベンダーは『アサシン クリード』の撮影が終わって2日後にノルウェーロケに参加。犯行予告が『カリ城』っぽいw ボディカウントは9人。

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tag : 警察クライムシリアルキラースリラー

『グレイヴ・エンカウンターズ』

Grave Encounters
Grave Encounters(2011)94分

Grave Encounters監督・脚本:ザ・ヴィシャス・ブラザーズ
撮影:トニー・ミルザ
出演:ランス:ショーン・ロジャーソン(土田大)、サシャー:アシュリー・グリスコ(棟方真梨子)、マット:フアン・リーディンガー(赤城進)、ヒューストン:マッケンジー・グレイ(佐々木睦)、T.C:メルウィン・モンデサー(黒澤剛史)

Netflixで見た。ファウンド・フッテージもん。廃精神病院が幽霊屋敷とゆーよりビックリハウス。中の人は一生懸命怖がってくれるんだけど、やかましいだけで怖くない。

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tag : ホラー超常現象病院POV

1939年の『戦争と人間』完結篇

戦争と人間「完結篇」
戦争と人間 第三部「完結篇」(1973)187分

戦争と人間「完結篇」監督:山本薩夫 脚本:山田信夫、武田敦
原作:五味川純平『戦争と人間』
協力監督:河崎保、ニキタ・オルロフ
撮影:姫田真佐久 音楽:佐藤勝
出演:滝沢修、高橋悦史、浅丘ルリ子、北大路欣也、吉永小百合、芦田伸介、水戸光子、波多野憲、夏純子、山本圭、高橋英樹、加藤嘉、江原真二郎、鈴木瑞穂、藤原釜足、山本麟一、藤岡重慶

プライムで見た。南京占領からノモンハン事件まで。前半は日中全面戦争で残虐な関東軍。中国と戦争中にソ連とも戦うなんて無謀。休憩後の後半はほぼ戦闘シーン。モスフィルムとソ連軍協力の大スペクタクルが延々続いて疲れる。火炎瓶で1人1台戦車を潰せば勝てる!ってT-34の大軍に向かって走る。

貧乏な親が女郎に200円で売ろうとした夏純子がかわいい。「兵隊さん、あたしんとこさ遊びにおいでよ。うんとかわいがってやっからさ!」吉永小百合はメソメソしてばっかしなんだけど、憲兵にイイこと聞いてニッコリ。北大路欣也「俺は敵と戦ったんじゃない。戦争と戦ったんだ」

ノモンハン事件の戦場


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tag : アンサンブル侵略戦場昭和続編近接戦戦車拷問場所

1936年の『戦争と人間』

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戦争と人間 第二部「愛と悲しみの山河」(1971)179分

戦争と人間監督:山本薩夫 脚本:山田信夫、武田敦
原作:五味川純平『戦争と人間』
撮影:姫田真佐久 音楽:佐藤勝
出演:滝沢修、高橋悦史、浅丘ルリ子、北大路欣也、吉永小百合、芦田伸介、水戸光子、波多野憲、山本圭、江原真二郎、南原宏治、高橋英樹、三国連太郎、高橋幸治、加藤剛、辻萬長、山田禅二、和泉雅子、山本学、地井武男、坂口芳貞、木村夏江、岸田今日子、岩崎信忠、栗原小巻、西村晃、佐久間良子、米倉斉加年、井川比佐志

プライムで見た。二・二六事件から日中戦争勃発まで。前作で学習したおかげで背景がわかりやすい。日活特撮陣、イイ仕事するなあ。特撮美術は成田亨!

浅丘ルリ子と高橋英樹、吉永小百合と山本圭、栗原小巻と加藤剛、北大路欣也と佐久間良子。それぞれが戦争で引き裂かれていくドラマ、すげーよかった!

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tag : 群像劇アンサンブル侵略戦場昭和続編拷問

1928年の『戦争と人間』

戦争と人間
戦争と人間 第一部「運命の序曲」(1970)197分

戦争と人間監督:山本薩夫 脚本:山田信夫
原作:五味川純平『戦争と人間』
撮影:姫田真佐久 音楽:佐藤勝
出演:滝沢修、芦田伸介、高橋悦史、浅丘ルリ子、中村勘九郎、佐藤萬理、三国連太郎、高橋幸治、石原裕次郎、高橋英樹、二谷英明、三条泰子、伊藤孝雄、吉田次昭、田村高廣、加藤剛、岸田今日子、山本学、地井武男、江原真二郎、南原宏治、竜岡晋、栗原小巻、松原智恵子、丹波哲郎、波多野憲、青木義朗、清水将夫、大滝秀治、中谷一郎

プライムで見た。張作霖爆殺から上海事変まで。昭和3年の満州情勢や、周辺の地名や用語を確認しながらじゃないとついていけない。見始めるとやめられない。大陸では中国人が中国人を殺し、内地では日本人が日本人を殺す。対ソ連に備えて満州で力を蓄えよとの国の方針を破って関東軍が独断で侵攻。満州国を建国。中国での抗日運動が激化。

丹波哲郎や三国連太郎、大滝秀治が流暢な北京語で芝居してる。栗原小巻の中国娘がかわいい。日本大好きっ子から抗日へと変貌する。

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tag : 群像劇アンサンブル侵略戦場昭和

『Away -遠く離れて-』

Away
Away(2020)全10話

Away監督:エドワード・ズウィック他 脚本:アンドリュー・ヒンデラカー他
原作:アンドリュー・ヒンデラカー
撮影:ブライアン・ピアーソン 音楽:エイル・ベイツ
VFX:DNEG
出演:ヒラリー・スワンク(本田貴子)、ジョシュ・チャールズ(滝知史)、ヴィヴィアン・ウー(佐竹海莉)、マーク・イヴァニール(吉見一豊)、レイ・パンサキ(越村友一)、アトー・エッサンドー(大泊貴揮)、タリタ・ベイトマン(松井暁波)

Netflixドラマ。人類初となるNASAの有人火星探査ミッション。期間は3年クルーは5人。出発から火星着陸まで。アトラスのエマ船長は顔が怖いヒラリー・スワンク。ホームシックで大迷惑。インド人船医のラムは感染症を発症して大迷惑。ロシア人エンジニアのミーシャは視力低下で水循環システムの修理ができず大迷惑。中国人化学者ルーはNASAの通訳と不倫発覚。植物学者クウェシの植物は全滅。6話が一番よかった。

クルー間の不信感を乗り越えて、お互いに迷惑かけまくりながらカバーしあってミッションを遂行。6話が一番よかった。エマの娘がどでもええわってくらいうざい。

#1:事故でエマ船長は信頼を失う。出発直前にエマの夫が脳卒中で倒れて大迷惑。
#2:ズヴェズダ故障でエマはミーシャがEVA。エマは信頼を勝ち取る。
#3:NASA通訳のメイがルーとの不倫発覚で任務から外される。なんで通話まで制限されるのか?
#4:船医のラムが感染症を発症、幻覚と船内感染の危機で大迷惑。
#5:クリスマスストーリー。最後のビデオ通信。ミーシャの人形劇。
#6:WRS(水循環システム)故障。ミーシャは視力低下で修理できず大迷惑。バックアップで凌ぐけどクウェシは植物を諦める。
#7:エマ船長は脱水からのホームシックで大迷惑。
#8:補給船ペガサスとの通信が途絶え、ミッション中止で帰還ってことも。ペガサスの大気圏突入を音で確認!ミッション続行。
#9:EVAで外壁の放射線防護水を抽出する。
#10:着陸。地球と10分のタイムラグがあるので、着地後にNASAで喜ぶのは10分後。最初の一歩はルーかと思ったらミーシャ。補給線ペガサスもいたし、ハッピーエンド。


DNEGのVFXブレイクダウン

tag : NetflixTVシリーズ宇宙宇宙船チームNASA

『ダークスター』

Dark Star
Dark Star(1974)83分

Dark Star監督:ジョン・カーペンター 脚本:ジョン・カーペンター、ダン・オバノン
撮影:ダグラス・ナップ 音楽:ジョン・カーペンター
特撮:ダン・オバノン、ジョン・ウォッシュ、ボブ・グリーンバーグ、グレッグ・ジーン、ハリー・ウオルトン、ロン・コッブ
出演:ダン・オバノン、ブライアン・ナレル、ドレ・パヒッチ、カル・ニホルム、ジョー・サンダース、マイルス・ワトキンス、ニック・キャッスル

プライムで見た。懐かしい!日本未公開だったのをぴあ配給で、81年のぴあフィルムフェスティバルで日本初上映。文芸座に観に行った。『シュロック』『誰よりも素敵なジム』と3本立。

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ロン・コッブ、ダン・オバノン、ダグラス・ナップRIP.

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tag : Sci-Fi宇宙宇宙船エイリアン特撮

『フィフス・ウェイブ』

The 5th Wave
The 5th Wave(2016)112分

The 5th Wave監督:J・ブレイクソン 脚本:スザンナ・グラント、アキヴァ・ゴールズマン、ジェフ・ピンクナー
原作:リック・ヤンシー『フィフス・ウェイブ』
撮影:エンリケ・シャディアック 音楽:ヘンリー・ジャックマン
VFX:DNEG、リズム&ヒューズ
出演:クロエ・グレース・モレッツ(沢城みゆき)、ニック・ロビンソン(木村良平)、ロン・リビングストン(高瀬右光)、マギー・シフ(槇原千夏)、アレックス・ロー(小松史法)、マリア・ベロ(仲村かおり)、マイカ・モンロー(村中知)、ザカリー・アーサー(平井祥恵)、リーヴ・シュレイバー(東地宏樹)

Netflixで見た。『ID4』+『ゼイリブ』+『若き勇者たち』かなあ。サムが忘れたテディベア、それほど大事なもんじゃないんだろ。これで離ればなれ、お話は2つに分かれる。第3波まですげえのに、第4波と第5波がショボい。

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tag : Sci-Fi崩壊後侵略

『スノーホワイト』

Snow White & the Huntsman
Snow White & the Huntsman(2012)127分

Snow White & the Huntsman監督:ルパート・サンダース 脚本:ホセイン・アミニ、イヴァン・ドーハーティ
原作:グリム兄弟『白雪姫』
撮影:グリーグ・フレイザー 音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
VFX:DNEG、リズム&ヒューズ
出演:クリステン・スチュワート(坂本真綾)、シャーリーズ・セロン(小雪)、クリス・ヘムズワース(椎名桔平)、サム・クラフリン(浪川大輔)、サム・スプルエル(咲野俊介)、イアン・マクシェーン(山路和弘)、ボブ・ホスキンス(大塚周夫)、レイ・ウィンストン(菅生隆之)、ニック・フロスト(茶風林)、エディ・マーサン(山野井仁)、トビー・ジョーンズ(高木渉)、ジョニー・ハリス(佐々木睦)、ブライアン・グリーソン(魚建)、ヴィンセント・リーガン(大塚芳忠)、ノア・ハントリー(西凜太朗)、リバティー・ロス(林真里花)、クリストファー・オービ(大塚明夫)

Netflixで見た。シャーリーズ・セロンの声が本田貴子じゃない!調べたら小雪だって。もう、全然声出てない。ヘムズワースの椎名桔平もヘンだった。1997年版の『スノーホワイト』よりはファンタジー・アクションとして面白かった。スノーは幽閉されてた割に勇ましくて強い。小動物をコキ使ったりしないけど、白馬が泥んこになるのはかわいそーだった。小人達が城門を開けるシーンはハラハラ。魔女ラヴェンナとの戦いはイマイチ。ラヴェンナが手ぬるいとゆーか、心臓とりにいかない。

BlueBolt のVFXブレイクダウン

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tag : アクション魔女クリーチャーファンタジー

『フランケンシュタイン対地底怪獣』

フランケンシュタイン対地底怪獣
フランケンシュタイン対地底怪獣(1965)94分

フランケンシュタイン対地底怪獣監督:本多猪四郎 特技監督:円谷英二
原作:丘美丈二郎 脚本:馬淵薫
撮影:小泉一 音楽:伊福部昭
出演:高島忠夫、ニック・アダムス(納谷悟朗)、水野久美、土屋嘉男、田崎潤、藤田進、志村喬、中村伸郎、佐原健二、伊藤久哉、田島義文、ピーター・マン(熊倉一雄)、古畑弘二

Netflixで見た。スケール感が好き。タクシーに跳ねられたトラウマと折れた前歯。特殊メイクもいいし。問題は巨大化する衣服。季子(すえこ)さん、おっきくなることを見越して坊やでなくて名前をつけてあげればよかったのに。ラストはタコバージョン(1971)だった。

戸上「ぼーやー」
河井「どこへ行ってもきちがい扱いですよ」
川地「目潰しを持ってきたんです。めくらにしてしまえばあとはどうにでもなります」
ボーエン「死んだ方がいいかもしれない。所詮彼は怪物だ」

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tag : 怪獣昭和特撮格闘WWII潜水艦

1982年の『妖星ゴラス』

Gorath
妖星ゴラス(1962)88分

妖星ゴラス監督:本多猪四郎 特技監督:円谷英二
原作:丘美丈二郎 脚本:木村武
撮影:小泉一 音楽:石井歓
出演:池部良、久保明、白川由美、水野久美、志村喬

プライムで見た。JX-1隼号の打ち上げは1979年9月29日の20時、土星到着は10月15日14時15分。16日で着いちゃう!11兆8000億もかけたミッションだったとは。1982年2月にゴラス最接近。金井の記憶喪失とマグマはいらんなあ。

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tag : Sci-Fi特撮デザスター宇宙宇宙船クリスマス怪獣

1882年『荒野はつらいよ 〜アリゾナより愛をこめて〜』

A Million Ways to Die in the West
A Million Ways to Die in the West(2014)116分

A Million Ways to Die in the West監督:セス・マクファーレン 脚本:セス・マクファーレン、アレック・サルキン、ウェルズリー・ワイルド
撮影:マイケル・バレット 音楽:ジョエル・マクニーリイ
VFX:ティペット・スタジオ
出演:セス・マクファーレン(森川智之)、シャーリーズ・セロン(本田貴子)、アマンダ・セイフライド(小島幸子)、リーアム・ニーソン(石塚運昇、ジョヴァンニ・リビシ(落合弘治)、トリック・ハリス(咲野俊介)、サラ・シルバーマン(雨蘭咲木子)、パトリック・スチュワート(若本規夫)

Netflixで見た。ヘンな邦題だけど、西部劇としてしっかり作ってる。ちゃんと感動要素もあるし、主人公の挫折、成長、再生あって満足。シャーリーズ・セロンが女神のようにいい女。アマンダ・セイフライドが珍しくイヤな女。2で撃つクリンチ、ケツ出して倒れてたのはリーアム・ニーソン本人なのかダブルなのか。好きなものが同じより、嫌いなものが同じ方が絆が深まる、なるほど。目をそらせるのに「Your dick is out!」は笑えた。

ドクがデロリアンの修理をしてたけど3年早い。カメオは祭りでフォイのジョークに笑ってるのはユアン・マクレガー。酒場でクリンチに撃ち殺されるのはライアン・レイノルズ。

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tag : コメディ西部劇カメオ

『独立愚連隊西へ』

独立愚連隊西へ
独立愚連隊西へ(1960)107分

独立愚連隊西へ監督:岡本喜八 脚本:関沢新一、岡本喜八
原作:蓮本修「武器なき戦場」
撮影:逢沢譲 音楽:佐藤勝
出演:佐藤允、加山雄三、久保明、江原達怡、平田昭彦、水野久美、中丸忠雄、堺左千夫、中谷一郎、田島義文、天本英世、フランキー堺

プライムで見た。昔見たことある。佐藤允が主役だけど前作とのつながりはない。加山雄三の引き立て役になっちゃってるのが潔い。前作より断然面白い。加山雄三の左文字小隊は第二次軍旗捜索隊。それぞれのキャラが立ってるし、部隊の全滅もない。フランキー堺の中国部隊との交流もいい。水野久美やけに黒いなw

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tag : WWII昭和戦場西部劇続編コメディシリーズチーム

『独立愚連隊』

独立愚連隊
独立愚連隊(1959)108分

独立愚連隊監督・脚本:岡本喜八 
撮影:逢沢譲 音楽:佐藤勝
出演:佐藤允、雪村いづみ、中丸忠雄、夏木陽介、上原美佐、鶴田浩二、三船敏郎

プライムで見た。独立90小哨、通称独立愚連隊。『西へ』は昔見たことあるんだけど、その前にこれがあったのかー。佐藤允初主演。堂々の主役は珍しい。独立愚連隊を取材に行く記者で拳銃の名手。

独立愚連隊はなかなか出てこない。楽しそうに戦闘するくらいで、なんかパッとせんかったなー。「戦争で死ぬのは馬鹿馬鹿しい 」からの全滅。中国軍がすんごい数だし。

鶴田浩二の中国人馬賊、うまいなあー。気が狂った大隊長、三船敏郎のキレッキレ芝居、出番は少ないけど夢に出そう。

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tag : WWII昭和戦場西部劇コメディシリーズチーム

『殺人狂時代』

殺人狂時代
殺人狂時代(1967)99分 2.35 : 1

殺人狂時代監督:岡本喜八 脚本:小川英&山崎忠昭、岡本喜八
原作:都筑道夫『飢えた遺産』
撮影:西垣六郎 音楽:佐藤勝
出演:桔梗信治:仲代達矢、鶴巻啓子:団令子、大友ビル:砂塚秀夫、溝呂木省吾:天本英世

プライムで見た。面白かった。天本英世vs仲代達矢、キチガイ賛歌。天本英世のドイツ語、仲代達矢のボケ教授キャラもすげえ。殺し屋組織が大日本人口調節審議会、探してたおたからはクレオパトラの瞳。桔梗信治と桔梗信次なのか?

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tag : アクション殺し屋昭和クライム救出コメディ

『オーバーボード』

Overboard
Overboard(2018)112分

Overboard監督:ロブ・グリーンバーグ 脚本:ロブ・グリーンバーグ&ボブ・フィッシャー、レスリー・ディクソン
原作:レスリー・ディクソン『潮風のいたずら』
撮影:マイケル・バレット 音楽:ライル・ワークマン
出演:アンナ・ファリス、エウヘニオ・デルベス(多田野曜平)、エヴァ・ロンゴリア、ジョン・ハナー、スージー・カーツ

プライムで見た。アンナ・ファリスがゴールディ・ホーンに似てると思ったら、ゴールディ・ホーンとカート・ラッセル共演の『潮風のいたずら』の男女入れ替えリメイク。

3人の娘を育てながら看護師を目指すシングルマザーのケイトが、仕事先で金持ちの最低野郎レオナルドにひどい目にあわされる。記憶喪失で入院したレオナルドを、ケイトが妻だと偽って引き取って、家事をやらせる。リセットされてるレオにケイトのコキ使い方がえげつない。見てて気分悪くて、見るのやめよかと思ったら、、、レオが家族のために理想のパパになっていき、娘たちとの絆が強くなる。ケイトが試験に受かった時はみんなで大喜び。ホントの家族になってる!

真実を打ち明けられないケイト。でもレオの父親が現れ記憶が戻っちゃう。別れ。娘たちは「パパ行かないでー」ここ泣けるとこ。そしてケイトと娘たちはレオを取り戻しに行く。なんと、最初は不快だったのに、いい映画になってた!

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tag : コメディ家族リメイク

『7 WISH/セブン・ウィッシュ』

Wish Upon
Wish Upon(2017)90分

Wish Upon監督:ジョン・R・レオネッティ 脚本:バーバラ・マーシャル
撮影:マイケル・ガルブレイス 音楽:トムアンドアンディ
出演:ジョーイ・キング(さいとうよしえ)、キー・ホン・リー、ジョセフィン・ラングフォード、シドニー・パーク、アリス・リー、ライアン・フィリップ(上田こうすけ)

プライムで見た。オライオンのロゴから始まる。昔のまんまで懐かしい。アイテムホラー。7つの願いを叶える中国のオルゴール。1つ叶う度に身近な人が血の代償を払う。

ジョーイ・キングはかわいそーなヒロインかと思ったら、実はイヤな子で共感できない。最初の願いが叶ってマックスが急死した時点でやめとけよ。ママやマックスの復活でなく、JKのしょーもない願いのために親しい人が死んでいく。事故死は『ファイナル・デスティネーション』の線だけどもっと凝ってほしかった。ラストはサプライズエンディング。ボディ・カウントは8。パパはボブ・リー・スワガー。バジェットは1600万ドル。

tag : スリラーファンタジーループ

『デビルマン』

DEVILMAN
DEVILMAN(2004)95分

DEVILMAN監督:那須博之 脚本:那須真知子
原作:永井豪『デビルマン』
撮影:さのてつろう 音楽:安川午朗
特撮監督:佛田洋 VFX:特撮研究所、東映アニメーション
出演:伊崎央登、伊崎右典、酒井彩名、宇崎竜童、阿木燿子、本田博太郎、冨永愛、渋谷飛鳥、染谷将太

プライムで見た。面白かった。メインの双子が棒読みで滑舌が悪く芝居をしない。一番笑えるのが、宇崎竜童がリビングに戻ってきて「通報されたかもしれない。すぐ逃げたほうがいい」と告げると、阿木燿子が急いでテーブルの上のバナナを片付けるとこ。

DEVILMAN
命の危険が迫ってるのにまずバナナかよ!実は伏線になってた!学校のシーンで「皆さん、インデックスエッチティーエムエルの保存終了してください」もジワる。

DEVILMAN
不動明がアニメ版のTシャツ、遊びかもしれんけど他の登場人物と季節感合わない。「死ね!」じゃなくて「滅びろ!」って棒読みギャグ。戦ってる最中に「やぁ」「はぁ」「ぶぉ」とボソボソ呟くのも腹痛い。

「お前がデーモンだな、殺すぞ!」「違う!この子じゃない、デーモンは私です」「違う!デーモンは俺だ」「違う!人間じゃないのは俺だ」この『スパルタカス』な流れ。「私たちは親よ、あなたのためなら鬼になれる」でもあっさり殺されちゃうし。背中を刺されて口からゲフッって血を吐くとか。見所いっぱいで楽しかった。芝居はススム君が一番うまかった。

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tag : アクションホラー悪魔崩壊後デザスター

『ゴリラのアイヴァン』

The One and Only Ivan
The One and Only Ivan(2020)95分

The One and Only Ivan監督:テア・シャーロック 脚本:マイク・ホワイト
原作:キャサリン・アップルゲイト『世界一幸せなゴリラ、イバン』
撮影:フロリアン・バルハウス 音楽:クレイグ・アームストロング
VFX:MPC
出演:サム・ロックウェル(根本泰彦)、ブライアン・クランストン(内田直哉)、フィリッパ・スー(大平あひる)、チャカ・カーン(ニケライ・ファラナーゼ)、マイク・ホワイト(虎島貴明)、ロン・ファンチズ(深増祐一)、アンヘリーナ・ジョリー(深見梨加)、ヘレン・ミレン(宮沢きよこ)、ダニー・デビート(斎藤志郎)、アリアナ・グリーンブラット(梅崎音羽)、ラモン・ロドリゲス(岸祐二)、オワイン・アーサー(松川裕輝)、ケビン・マシュリン(菊池康弘)、ブルックリン・プリンス(中村優月)、インディラ・ヴァルマ(熊谷海麗)

ディズニープラスで見た。実話を元にした児童文学『世界一幸せなゴリラ、イバン』の実写映画化。絵を描くゴリラの話!ゴリラはリック・ベイカーでなくCGIアニメーションで、VFXはMPC。お話はかなりシンプルで、起伏に欠けるためか、原作にない脱走シーンがある。でもイイ映画だった。アイヴァンのコンゴ時代の回想シーンがすごくよかった。圧巻なのはイヴァンが思いを込めた絵!仔象を自然に帰したい、自然の中で自由に暮らしたい!コンクリートの14平米から広大な動物園へ。
The One and Only Ivan
映画の最後に実際のアイヴァンと彼が描いた絵が紹介される。アイヴァンは1962年にコンゴで生まれたゴリラ。1967年にワシントンのショッピングモールで27年間過ごし、1987年の解放キャンペーン後、1994年シアトルの動物園を経てアトランタ動物園へ。2012年8月21日没。50歳だった。

動物の声優は豪華でゴリラはサム・ロックウェル、犬はダニー・デヴィート、ゾウがアンジェリーナ・ジョリー、ニワトリがチャカ・カーン、プードルがヘレン・ミレン。

The One and Only Ivan
映画版のイヴァンと実際のイヴァン

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tag : 実話

『ザ・ベビーシッター キラー・クイーン』

The Babysitter: Killer Queen
The Babysitter: Killer Queen(2020)85分

The Babysitter: Killer Queen監督:マックG 脚本:ダン・ラガナ&ブラッド・モリス、ジミー・ウォーデン&マックG
キャラクター:ブライアン・ダフィールド
撮影:スコット・ヘンリクセン
出演: ジュダ・ルイス (室元気)、サマラ・ウィーヴィング(小松由佳)、ジェナ・オルテガ(弓野真紀)、エイミー・アリン・リンド(宮中はるか)、アンドリュー・バチェラー(土田大)、ロビー・アメル(阪口周平)、ベラ・ソーン(白石涼子)、ハナ・メイ・リー(真壁かずみ)、ケン・マリーノ(内田岳志)、レスリー・ビブ(樋口あかり)

待望の続編。今回もめっちゃ面白かった!1作目から3年。すっかり大人になったコール君。もうベビーシッター関係ないやん、思ったら!20分後怒涛の急展開、前作のカタチになった!まさかのメラニー!復活する前作メンバー達。てことはビーも?これが絶妙のタイミングで登場。キャラクターの取回しがうまいなー。恒例の笑える人体損壊の数々、血の量は前作以上。

そしてプロットがツイストしてラインが1本につながって泣ける!フィービーかわいくてカッコええ。今回のクイーンはもちろん『キラー・クイーン』、ボディカウントは11人。

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tag : コメディホラー続編ツイストNetflix

ダイアナ・リグ

Diana Rigg
エミリア・クラークのインスタで知ったんだけど、ダイアナ・リグが亡くなった。 『GOT』の茨の女王ことオレナ・タイレルが記憶に新しい。ハイガーデンで毒飲んで死んだ。IMDB見てみたら『女王陛下の007』のボンドガールだったんだ!ラストでボンドとの結婚式の後、殺されちゃう。
RIP.

Diana Rigg
1938.7.20 - 2020.9.10

tag : 訃報女優

『CURE』

CURE
CURE(1997)111分

CURE監督・脚本:黒沢清
撮影:喜久村徳章 音楽:ゲイリー芦屋
出演:役所広司、萩原聖人、うじきつよし、中川安奈、洞口依子、戸田昌宏、春木みさよ、でんでん、螢雪次朗、大鷹明良、大杉漣、河東燈士

Netflixで見た。完成度の高い催眠サイコスリラー。萩原聖人が不気味でいい。蓄積するストレスとつけこむ伝道師。あんな高いとこから飛び降りて捻挫だけって、人間ではないってことなんだろう。役所広司は至近距離で3発撃ってさらに5発。排莢なしスライドなし、薬莢落下音なし。

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tag : クライムシリアルキラー警察スリラー

『クリーピー 偽りの隣人』

Creepy
Creepy(2016)130分

Creepy監督:黒沢清 脚本:黒沢清、池田千尋
原作:前川裕『クリーピー』
撮影:芦澤明子 音楽:羽深由理
出演:西島秀俊、竹内結子、川口春奈、東出昌大、香川照之、藤野涼子、笹野高史

Netflixで見た。隣人サイコスリラー。香川照之の不気味さがいい。冒頭でしくじって刑事を辞職した高倉。前半はミステリーで面白かった。未解決事件と自分ちの状況、そんな都合よくつながらねーだろと思ったら、直接つながったw

後半は何やそれって展開が多くてシラける。娘はなんで高倉に助けをちゃんと求めない?竹内結子はいつの間にか落ちてるし。偽西野に奥さんが銃をつきつけられたとき「人にやらせて自分じゃできない」って迫るけど、西野の奥さん撃ち殺してるからね。冒頭の受けだろうけど。高倉は偽西野に3発撃ったけど、殺しちゃダメでしょ、もう。1箇所、笹野高史のジャンプスケアーはびっくりした。

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tag : クライムスリラー警察シリアルキラー

『愛のむきだし』

愛のむきだし
Love Exposure(2008)237分 1.78:1

愛のむきだし監督・原案・脚本:園子温
撮影:谷川創平 音楽:原田智英
出演:ユウ:西島隆弘、ヨーコ:満島ひかり、コイケ:安藤サクラ、タカヒロ:尾上寛之、ユウジ:清水優、先輩 :永岡佑、クミ:広澤草、ケイコ:玄覺悠子、ユウの母:中村麻美、カオリ:渡辺真起子、本田テツ:渡部篤郎、暴走族幹部:綾野剛

Netflixで見た。尺が4時間もあるパンチラ盗撮男の話。劇場だとインターミッション入って、DVDだと2枚組だと。アバンだけで1時間あった。満島ひかりのヨーコ登場でやっとタイトル。ヨーコがめっちゃかわいい!面白くなるのはここから。悠とヨーコとさそりさん。不気味に暗躍する安藤サクラのコイケが見事にかきまわしてくれる。宗教に取り込まれたヨーコを必死に取り戻そうとする悠。さそりに閉じこもっちゃった悠を取り戻そうとするヨーコに感動しちゃった。悠の友達の3人組、いいヤツら。

Love Exposure
ヨーコがめっちゃかわいい!悠のマリア像に共感できる。

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tag : 実話救出家族コメディ

2009年の『冷たい熱帯魚』

Cold Fish
Cold Fish(2010)146分

Cold Fish監督:園子温 脚本:園子温、高橋ヨシキ
撮影:木村信也 音楽:原田智英
出演:吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵、梶原ひかり、渡辺哲

Netflixで見た。ホラーってより、猟奇犯罪実録ドラマ。長尺だけど、でんでんの迫力が物凄いので飽きずに見れた。吹越満の翻弄ぶりが生々しい。村田にメガネを捨てられて本性を表す社本くんも熱い。ボディカウントは7人。

1993年に起きた愛犬家の連続殺人事件がモデルつーことで、社本に当たる共犯者島が書いた『愛犬家連続殺人』って本があるけど原作にはしてない。プロットはwikiどおりだから。ペットショップ「アフリカケンネル」は熱帯魚屋「アマゾンゴールド」に。村田のモデル関根元死刑囚は獄死。顧客を毒殺後に「ボディを透明にする」ために風呂場で解体するのは同じ。直接的な切断の描写はないけど、損壊遺体はたっぷり。肉はからあげほどのサイズに細かく刻んで川に放り込めば魚が食ってくれる。この魚に食わせる死体処理、『スノー・ロワイヤル』(2019)では金網でぐるぐる巻きにして滝に放り込んでた。

tag : 実話ホラークライムゴア

『クライモリ』

Wrong Turn
Wrong Turne(2003)84分

Wrong Turn監督:ロブ・シュミット 脚本:アラン・B・マケルロイ
製作:スタン・ウィンストン
撮影:ジョン・S・バートリー 音楽:エリア・クミラル
VFX:ミスターX 特殊メイク:スタン・ウィンストン・スタジオ
出演:デズモンド・ハリントン(小山力也)、エリザ・ドゥシュク(松本梨香)、エマニュエル・シュリーキー(松岡由貴)、ジェレミー・シスト(西凜太朗)、ケヴィン・ゼガーズ(浪川大輔)、リンディ・ブース(園崎未恵)

Netflixで見た。『脱出』+『ヒルズ・ハブ・アイズ』+『悪魔のいけにえ』の典型的な田舎ホラー。キ1260万ドルもかかってる。スティーブン・キングが絶賛しただけあって、よくできてる方。医学生が渋滞を避けて山道に入ると、立ち往生した車に激突。小山力也の声で「本当にすまない」w

深夜でも森が明るいのでわかりやすい。山中に住む人食いミュータントは1つ目、3本指、鋸歯の3兄弟。しゃべらないし、しぶとい。なんなん、こいつら、楽しそう。プロデューサーがスタン・ウィンストンなのでミュータントもスタン・ウィンストン・スタジオだけど、たいそうなものはなく特殊メイク。ボディカウントは10。

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tag : ホラー救出脱出サバイバル殺人鬼クリーチャーシリーズ

プロフィール

A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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