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1975年の『ルディ・レイ・ムーア』

Dolemite Is My Name
Dolemite Is My Name(2019)95分

Dolemite Is My Name監督:クレイグ・ブリュワー、脚本:スコット・アレクサンダー&ラリー・カラゼウスキー
撮影:エリック・スティールバーグ、音楽:スコット・ボマー
出演: エディ・マーフィ(山寺宏一)、ウェズリー・スナイプス(江原正士)、キーガン=マイケル・キー(山野井仁)、マイク・エップス(竹田雅則)、クレイグ・ロビンソン(天田益男)、タイタス・バージェス(野沢聡)、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(斉藤貴美子)、クリス・ロック(斎藤寛仁)

Netflix映画。 エディ・マーフィの吹替えは山寺宏一。ラップの元祖ドールマイトことルディ・レイ・ムーアが主演作『ドールマイト』を製作する話。エディ・マーフィが出演した『ビッグムービー』に似てるけど、こっちは実話。

映画製作のことはわかってないけど、全財産と版権を手放して借金して主演作を作る。素人が力を合わせて作品を作る過程は熱くなる。黒人の笑いは白人の笑いと違う。『フロント・ページ』を観ても何が面白いのかわからない。逆に映画会社は『ドールマイト』の面白さが理解できない。そして自主上映で観客が劇場に集まってくる!大ウケの観客を見るルディの表情。やったぞ!これをきっかけにディメンション・ピクチャーズが全国配給、大ヒット。プレミアに向かうリムジンの中で「お客が来なくてもオレたち5人は勝者だ」と讃える。劇場には黒山の人だかり!黒人だけでなく白人も大勢観に来てくれて感動した。

Dolemite Is My Name
このラストカットの後、実際の『ドールマイト』のフッテージが。

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tag : Netflix実話コメディLAメイキング

2001年の『WASABI』

WASABI
WASABI(2001)95分

WASABI監督:ジェラール・クラヴジック、脚本:リュック・ベッソン
撮影:ジェラール・ステラン、音楽:エリック・セラ&ジュリアン・シュルタイス
出演: ジャン・レノ、広末涼子、ミシェル・ミューラー、キャロル・ブーケ、笈田ヨシ、平田晴彦

Netflixで字幕。インド映画を勝手にリメイクしたフランス映画。ベッソンにしては稚拙な脚本。舞台は日本。18年前の日本ってこんなにやかましかったか?クライマックスの銀行銃撃戦が初台だった。銀行はカシオ本社。ジャン・レノの357マグナムはS&W M686。それと44マグナムはトーラス・レイジングブル、でかっ。着弾すると粉砕するんでなく人が遠くに吹っ飛ぶw。

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ジャン・レノと広末が銀行(カシオ本社ビル)から出てくるショット。当時は玉井病院があって、ココイチはない。うちのマンションもまだ建ってない。いまは玉井病院の看板がなくなって、うちのマンションが見える。西新宿ジャンクションができて橋脚が立ってる。

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クライマックスシーンで警察車両が集まってくるローアングル。

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カシオ本社前に集結した警察。パトカーから銃を構えて降りてくる警官とか、SWAT(SATじゃなく)とか。ほとんど変わりなし。

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tag : 警察日本コメディ場所銃撃戦極道

1975年の『ホドロフスキーのDUNE』

Jodorowsky's DUNE
Jodorowsky's DUNE(2013)90分

Jodorowsky's DUNE監督:フランク・パヴィッチ、撮影:デヴィッド・カヴァーロ
出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、ミシェル・セドゥー、H・R・ギーガー、クリス・フォス、ブロンティス・ホドロフスキー、リスチャン・ヴァンデ、アマンダ・リア、ゲイリー・カーツ、ダン・オバノン(音声のみ)、ジャン=ポール・ジボン、ダイアン・オバノン、メビウス、オーソン・ウェルズ 、サルバドール・ダリ

プライムで字幕。撮影されなかった超大作のメイキングドキュメンタリー。ホドロフスキーってこんなよーしゃべるおっちゃんだったのかー。メビウスから始まって、戦士集めのプロセスが面白かった。ダグラス・トランブルに会いに行ったら偉そうだったのでムカついて『ダークスター』見たらダン・オバノンを見つけ、オバノンを引き込んでパリに引っ越させ。クリス・フォス、デビッド・キャラダイン、サルバトーレ・ダリ、オーソン・ウェルズ、ピンク・フロイド、H.R.ギーガー、ミック・ジャガーを次々と口説き落としていく!メビウスやオバノンの出演がないのは仕方ないけど、メビウスのキャラデザやストーリーボードがふんだんに使われててよかった。おかげで後の『スター・ウォーズ』、『フラッシュ・ゴードン』、『レイダース』、『マスターズ/超空の覇者』、『コンタクト』にそっくりなシーンがあるのもよくわかった。

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tag : ドキュメンタリーメイキング

ミッドナイト・ガイズ

Stand Up Guys
Stand Up Guys(2012)95分

Stand Up Guys監督:フィッシャー・スティーヴンス、脚本:ノア・ヘイドル
撮影:マイケル・グレイディ、音楽:ライル・ワークマン
出演: アル・パチーノ、クリストファー・ウォーケン、アラン・アーキン、ジュリアナ・マルグリーズ、マーク・マーゴリス、ルーシー・パンチ、アディソン・ティムリン

プライムで字幕。ジジイの一夜もの、いい映画だった。23年ぶりに娑婆に出たパチーノを親友のウォーケンが迎えに行く。ウォーケンは翌朝10時までにパチーノを殺せと命令されてる。死を覚悟したパチーノと夜の街に繰り出す。ワルだった昔のように楽しんでると、ますます殺せなくなってくる!ダイナーのウエイトレスとの絡みが泣ける。ラスト、こうなるだろーなーと思いながらもカッコよすぎる!

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tag : クライム強盗バディ裏切りある夜

『オクジャ』

Okja
Okja(2017)120分

Okja監督:ポン・ジュノ、脚本:ポン・ジュノ&ジョン・ロンソン
撮影:ダリウス・コンジ、VFX:メソッド・スタジオ
出演: アン・ソヒョン(美山加恋)、ティルダ・スウィントン(井上喜久子)、ポール・ダノ(林勇)、ジェイク・ジレンホール(高橋広樹)

過剰なコメディータッチで大して面白くなかった。『猿人ジョー・ヤング』と同じ話だけど、元々オクジャはミランド社のものだし、10年たって返したくないってのはミジャのわがまま。山からソウル、ソウルからNYへの輸送が描かれないのも不満。オクジャはよーできとった。ソウルでのチェイスは見応えあった。破壊される店はダイソーなので100円のもんばかってとこがリーズナブル。

こんな田舎の小娘がMBP見て「Retinaディスプレイ!」ってゆーか?ジェイク・ギレンホールがiPadを投げ捨てるカットは「やめて!」って思った。解放されたオクジャに子供の豚を託すとこよかった。

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tag : Sci-Fi救出クリーチャーコメディNetflixAppleNY子供

『悪魔のいけにえ 公開40周年記念版』

The Texas Chain Saw Massacre
The Texas Chain Saw Massacre(1974)83分

The Texas Chain Saw Massacre監督:トビー・フーパー、脚本:トビー・フーパー&ルー・ペレイノ
撮影:ダニエル・パール、音楽:ウェイン・ベル
出演:マリリン・バーンズ(坂井恭子)、アレン・ダンジガー(中林俊史)、ポール・A・パーテイン(駒谷昌男)、ウィリアム・ヴェイル(小松史法)、テリー・マクミン(森夏姫))、エドウィン・ニール(青山穣)、ジム・シードウ(池田ヒトシ)、ガンナー・ハンセン(中林俊史)

オリジナルネガからのHD版と何が違うのかとNetflixで見てみた。吹替えが新録でなんか新鮮だった!オリジナルネガから4Kでスキャンしなおしてた。でも元が 16mm だから、画質的にはかわらん。4K で見てないし。色をいじってるのか絵が綺麗な印象。暗いシーンが見えやすくはなってるけど、鮮やかにするよりは退色させたほうがいいのに。

tag : ホラー脱出

2012年の会談『2人のローマ教皇』

The Two Popes
The Two Popes(2019)125分

The Two Popes監督:フェルナンド・メイレレス、脚本:アンソニー・マクカーテン&フランク・コットレル=ボイス
撮影:セザール・シャローン、音楽:ブライス・デスナー
出演:アンソニー・ホプキンス(長克巳)、ジョナサン・プライス(小室正幸)、シドニー・コール(楠見尚己)

2人の教皇は現教皇と前教皇ってこと。ヨハネ・パウロ2世の死で2005年に教皇に就任したドイツのベネディクト16世。その辞任によって、2013年に教皇に就任したアルゼンチンのホルヘ・マリオ・ベルゴリオ、今年の11月に日本を訪問した現教皇。コメディ映画って感じじゃなかったけど。辞任を決意した保守的なローマ教皇ベネディクト16世が、引退予定だった革新派のベルゴリオ枢機卿を2012年にバチカンに招いて会談する会話劇。考え方の違いを越えて友情で結びついていく気持ちいい映画だった。

ローマ教皇ベネディクト16世とホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿が2012年にバチカンで会談した会話劇。その前後に教皇選挙コンクラーベと教皇就任があってその再現がすごい。ベネディクト16世が伝統を重んじる保守派なのに対して、ベルゴリオは革新派なので2人の話がかみあわないしイヤな空気になったりもするけど、だんだん理解し合って仲良くなっていくのが気持ちいい。ラスト、ワールドカップの決勝ドイツ対アルゼンチンを2人で見てるシーンはマジで微笑ましかった。

パルパティーンに似てると言われるベネディクト16世はイアン・マクダーミドだったらよかったけどアンソニー・ホプキンス、ジョナサン・プライスに似ていると言われるフランシスコはジョナサン・プライスが演じているw

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tag : 実話Netflixコメディ

41年『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

Star Wars: Episode IX - The Rise of Skywalker(2019)153分

Star Wars: Episode IX - The Rise of Skywalker監督:J・J・エイブラムス、脚本:J・J・エイブラムス&クリス・テリオ
撮影:ダン・ミンデル、音楽:ジョン・ウィリアムズ、VFX:ILM
出演:キャリー・フィッシャー、マーク・ハミル、アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、アンソニー・ダニエルズ、ナオミ・アッキー、ドーナル・グリーソン、リチャード・E・グラント、ルピタ・ニョンゴ、ケリー・ラッセル、ヨーナス・スオタモ、ケリー・マリー・トラン、イアン・マクダーミド、ビリー・ディー・ウィリアムズ

初日にTCX、Dolby Atmosで見た。想像以上によかった!感動したー。よくまとまった!41年後に最終回が観れて感無量。「Long Time Ago」の色が緑でムッとなったけどタイトルからのクロール、パンダウンですっかりハマった。

レイちゃんよかった。目的のある冒険譚になってた。レン君は予想通り。モノホンのライトセーバーよかったね。レイちゃんとレンちゃんが輸送船ひっぱりっこ。前作のアナキンセーバーの再現だがやっぱり。チューイが〜!エピソード3からエピソード8までのチューイが走馬灯に。と思ったらあの走馬灯は何だったんだ、くそ。

「孤立したと思ったら負け」これは繰り返し出て来るお決まりのテーマ。「こっちも大軍だぞ」とか。先の展開の予想はつくけど、こっちが見たい絵の1つ2つ上をいってるのでスゲー、ヤラレターと喜んじゃう。BB-8見直した。戦闘で猛スピードで走るフォローがあって。「ドロイドを侮ってはいけない」レイアも言ってた。エンドアでの祝勝と再会は『ジェダイの復讐』の大好きなシーンの再現だけど、ちょっと長いぞ。でもここでアイリスアウトじゃなかった。タトゥイーンで締めたのはよかったなー。これがスカイウォーカーの夜明けだ!って満足感。

涙ドバーのシーンは3つ。レイちゃんがライトセーバーを投げ捨てたらルークの腕がキャッチ。「ジェダイの武器に敬意を払え」そのあと、ルークがX-ウィングを水中から引き上げる!ああ、ダゴバ!たまらん。次がレジスタンス出撃シーン。そしてレイちゃんがダークサイドに落ちそうなときの声。クワイ=ガン、オビ=ワン、ヨーダ、アナキン、アソーカ、アイラ、メイス、ケイナン。レイちゃんは知らんだろうがオレは知ってる!スパイと言えば『反乱者たち』でフルクラムだったエージェント・カラスを思い出した。ハックスに似せてる。

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tag : スターウォーズSci-Fiアクション家族宇宙侵略戦場

1964年の『THE ICEMAN 氷の処刑人』

The Iceman
The Iceman(2012)105分

The Iceman監督:アリエル・ヴロメン、脚本:モーガン・ランド&アリエル・ヴロメン
原作:アンソニー・ブルーノ『氷の処刑人』
撮影:ボビー・ブコウスキー、音楽:ハイム・メイザー
出演:マイケル・シャノン、ウィノナ・ライダー、クリス・エヴァンス、レイ・リオッタ、ジェームズ・フランコ、デヴィッド・シュワイマー、スティーヴン・ドーフ

60年代に100人以上を殺した実在の殺し屋ククリンスキー。殺し屋の実話ってーと『アイリッシュマン』もそうだけど、こっちはポーランド人。「ポーランド人は誰の仕事でも請ける」へー、そうなんだ。それが命取りになっちゃうよ。マイケル・シャノンがでかくて無表情で怖い。そしてキレやすい。自分で車ぶつけといてブチキレるって。アイスからホットに豹変して家族もびっくり。家では良き夫で良きパパなんだけど。

やたら俳優が豪華で、アイスマンは193cmの長身マイケル・シャノン。無表情がすごい怖い。奥さんのウィノナ・ライダーは、夫の怪しさに気づかない。アイスマンの相棒はアイスクリーム屋のクリス・エバンス。アイスマンの雇い主はレイ・リオッタ。スティーブン・ドーフとジェームズ・フランコは気づかなかったw

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tag : 殺し屋実話クライム昭和

1954年の『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』

The Founder
The Founder(2017)115分

The Founder監督:ジョン・リー・ハンコック、脚本:ロバート・シーゲル
撮影:ジョン・シュワルツマン、音楽:カーター・バーウェル
出演:マイケル・キートン、ニック・オファーマン、ジョン・キャロル・リンチ、リンダ・カーデリーニ、パトリック・ウィルソン、B・J・ノヴァク、ローラ・ダーン

邦題の副題が『クレしん』みたい。これじゃコメディだと思うぞ。マイケル・キートンがマクドナルドのファウンダーなのかと思ったら、ひでえな、フランチャイズ化でマクドナルド兄弟からファウンダーの座を奪ったのか!野心家のビジネスマンとして当然かもしれんけど、マクドナルド兄弟が気の毒すぎる。ローラ・ダーンの奥さんもいい人なのにあっさり切る。

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tag : 実話昭和兄弟ドラマ伝記

『サザン・コンフォート』

Southern Comfort
Southern Comfort(1981)106分

Southern Comfort監督:ウォルター・ヒル、脚本:デビッド・ガイラー&ウォルター・ヒル 、マイケル・ケイン
撮影:アンドリュー・ラズロ、音楽:ライ・クーダー
出演:キース・キャラダイン、パワーズ・ブース、フレッド・ウォード、ピーター・コヨーテ

YouTubeで予告を見始めたら、それ本編だった。そのまま最後まで見ちゃった。ウォルター・ヒル+デビッド・ガイラーとしては『ロング・ライダーズ』(1980)と『48時間』(1982)の間。街を舞台にするのが得意なウォルター・ヒルにしては、全編が山奥の湿地帯なのは異色。ラストも村だし。孤立したブラボー小隊が山ん中をバシャバシャ歩くシーンが多いので絵的に退屈かなー。英語字幕を表示してたんで、その度に[applause]って出るのが笑える。

さすがに銃の描写はすばらしい。『脱出』(1972)のミリタリー版だけど、州兵を植民地海兵隊、M-16をパルスライフル、襲ってくる地元民をエイリアン・ウォーリアー、ヘリをドロップシップに置き換えれば、これは『エイリアン2』(1986)の元ネタだよね。

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tag : サバイバル脱出チームヘリスリラー銃撃戦

『最後の追跡』

Hell or High Water
Hell or High Water(2016)102分

Hell or High Water監督:デヴィッド・マッケンジー、脚本:テイラー・シェリダン
撮影:ジャイルズ・ナットジェンズ、音楽:ニック・ケイヴ&ウォーレン・エリス
出演:ジェフ・ブリッジス(宝亀克寿)、クリス・パイン( 阪口周平)、ベン・フォスター(間宮康弘)、ギル・バーミンガム(相沢まさき)

Netflix映画。すげーイイと思ったらアカデミー作品賞以下4部門ノミネート作だった。脚本がテイラー・シェリダンだし!ハワード兄弟はテキサス・ミッドランズ銀行の支店を狙う銀行強盗。死んだ母親がその銀行から借金してて返済するため。彼らを追うジェフ・ブリッジスのテキサス・レンジャーがスタン・ハンセンみたいでカッコいい。銃撃戦もリアルでよかった。

なんと言ってもキャメラがめちゃくちゃイイ!パーフェクトショットばっかし!全ショットをスクショしたくなるレイアウト。デジタル撮影で1カメ、凝ったことしてなくて、オーソドックスで映画的なシネスコレイアウトのお手本集。
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追う側と追われる側
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追跡、ローアングルと空撮
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狙撃する人を狙撃する人
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クレーンショット。キャメラは地面まで降りてエンドロール
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tag : アクション西部劇Netflix強盗ドラマ警察バディ銃撃戦兄弟

ダニー・アイエロ

Danny Aiello
ダニー・アイエロが亡くなったそうで。顔はわかるんだけど、出演作がパッと出て来ない。80年代の警官役かギャング役って印象。
RIP.

Danny Aiello
1933.6.20 - 2019.12.12

tag : 俳優訃報

1994年の『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』

I, Tonya
I, Tonya(2017)119分

I, Tonya監督:クレイグ・ガレスピー、脚本:スティーヴン・ロジャース
撮影:ニコラス・カラカトサニス、音楽:ピーター・ナシェル
出演:マーゴット・ロビー(佐古真弓)、セバスチャン・スタン(荒井勇樹)、アリソン・ジャネイ(定岡小百合)、ジュリアンヌ・ニコルソン(西川侑津佳)、ポール・ウォルター・ハウザー (小林達也)

ナンシー・ケリガン襲撃行事件とリレハンメル・オリンピックでの靴紐事件について、関係者の証言を元に描くスタイル。出てくるやつがクソ野郎ばっかり。こんな環境でよくオリンピックまでがんばれたなー。トリプルアクセルはVFX、よくできてる。

1974年、4歳からスケート一筋、母親は星一徹ばりの鬼ママかと思いきや、とんでもない虐待ママだった。演じたアリソン・ジャネイはこれでアカデミー助演女優賞。ウィンター・ソルジャーの夫はDV野郎、その仲間はバカ。その仲間の仲間もバカ。そいつらによってキャリアがあっさりふっとぶ。一番のクソ野郎はデブのショーン。ほんと最低野郎。トーニャ・ハーディング視点がメインなのでどこまで真実かはわからんけど。

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ボクサーに転向したトーニャ、『ロッキー4』のトレーニングは活かされた。ラストがカッコイイ。「これが私のストーリー。これこそが真実なんだよ!」

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tag : 実話家族FBIオスカー

マイケル・ベイ『6アンダーグラウンド』

6 Underground
6 Underground(2019)136分

6 Underground監督:マイケル・ベイ、脚本:レット・リース、ポール・ワーニック
撮影:ボジャン・バゼリ、音楽:ローン・バルフ
VFX:ILM
出演:ライアン・レイノルズ(加瀬康之)、メラニー・ロラン(志田有彩)、マヌエル・ガルシア=ルルフォ(宮内敦士)、ベン・ハーディ(益山武明)、アンドリア・アージョナ(坂本真綾)、デイヴ・フランコ(福西勝也)、コーリー・ホーキンズ(杉村憲司)、リオル・ラズ(黒澤剛史)、ペイマン・マーディ(間宮康弘)

スカイダンス・プロ制作、マイケル・ベイ監督の1億5000万ドルの超大作。Netflix映画としては1億7500万ドルの『アイリッシュマン』に次ぐビッグバジェット。さすがマイケル・ベイ、惜しみないアクションで十分満足させてくれる。6人のメンバーは死んだことになってるからやりたい放題。世界をよくするために無謀なミッションに挑む『サンダーバード』+『ミッション・インポッシブル』。

冒頭でフィレンツェ市街での大規模なカーチェイスがたっぷりある。チャレンジングでこれまでにない映像が多いし、破壊も容赦ないし、スリル満点。通行人は逃げ惑うだけでなくばんばん跳ね飛ばされる。大掛かりな銃撃戦が2度ある。編集的につながりがおかしかったり、イマジナリーライン無視したりするけど関係ねえ、アクション編集で突っ走る!アクション映画好きのご馳走!VFXはILM。

セリフでの映画ネタもたくさん入ってるけど、中でもびっくりしたのが、
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懐かしのTHXシアターロゴが。スイッチを入れると、ちゃんとTHXのロゴサウンドが流れる。ちなみにここではサウンドシステムではないw

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tag : アクションチーム近接戦チェイスCIA航空機ヘリNetflix銃撃戦

『マリッジ・ストーリー』

Marriage Story
Marriage Story(2019)136分

Marriage Story監督・脚本:ジノア・バームバック
撮影:ロビー・ライアン、音楽:ランディ・ニューマン
出演:スカーレット・ヨハンソン(松井茜)、アダム・ドライヴァー(増元拓也)、ローラ・ダーン(山像かおり)、アラン・アルダ(側見民雄)、レイ・リオッタ(斎藤志郎)、ジュリー・ハガティ(杉山佳寿子)

いい映画だった。出だしの相手の好きなところを紹介する独白シーンからイイ!実は離婚するんだって。その理由をニコール役のスカジョが弁護士のローラ・ダーン相手に独白する長回しに圧倒された。フィルム撮影なのに!

夫チャーリーは189cmのアダム・ドライバー。160cmのスカジョとの身長差がすごい。ついでにローラ・ダーンも178cmとでかい。

円満な離婚のはずが、ヘンリーの親権がらみで弁護士を雇ったことで望まないドロ沼に。スカジョとアダム・ドライバーの話し合いが激しい口論になる長回しもすごかった。ヘンリーがチャーリーにニコールの手紙を読んでもらうシーンもよかった。いつのまにか奥にニコールが聞いてて。最後、ニコールがチャーリーの靴の紐がほどけてるのに気付いて結ぶシーンで泣けた。そうなんだよ、髪を切ったり、レストランで注文してあげたり。それは彼の成功の手助けではないんだよね。

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tag : Netflix家族コメディドラマNYLA裁判オスカー

『男はつらいよ お帰り寅さん』

男はつらいよ お帰り 寅さん
男はつらいよ お帰り 寅さん(2019)116分

お帰り寅さん原作・監督:山田洋次 脚本:山田洋次&朝原雄三
撮影:近森眞史 音楽:山本直純&山本純ノ介
出演:車寅次郎:渥美清、諏訪さくら:倍賞千恵子、諏訪満男:吉岡秀隆、イズミ・ブルーナ:後藤久美子、諏訪博:前田吟、高野節子:池脇千鶴、原礼子:夏木マリ、リリー:浅丘ルリ子、朱美:美保純、源公:佐藤蛾次郎、諏訪ユリ:桜田ひより、御前様:笹野高史

50作目。山田組初の全編HD撮影。満男と泉のその後、ってどーでもいいし、大した内容もない。桑田の主題歌から。夜ヒットかよ。満男の回想メインで寅さんのCG合成が数カットある『寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』スタイル。でも満男がリリーから真相を聞くシーンがあって『特別編』はなかったことにした?

現在のシーンから「そういえばあの時」って振りがあるので、どの回想がくるかはわかるんだけど、そのパワーがものすごい。何度も何度も見てるシーンなのに、最初に劇場で観た時の印象がよみがえるとゆーか、登場人物の記憶と自分の記憶が高羽さんのキャメラを通して、シェアされてたことに感動した。終盤、怒涛のモンタージュがあるんだけどこれは泣ける。あれだ、『ニュー・シネマ・パラダイス』の!すでに鬼籍に入った光本幸子、新珠三千代、池内淳子、田中絹代、八千草薫、太地喜和子、京マチ子、大原麗子もフィルムの中で生きてる。森川信,松村達雄,下條正巳、三崎千恵子、笠智衆、太宰久雄。特に森川信は奥でピンがいってないのに面白くて。

さくらのテーマ、歌子のテーマ、リリーのテーマで涙が。現在のキャラクターと当時のキャラクターが同じ演者なのも感動で、ハリウッドではディエイジングCGIが流行ってるけど、いやいや、やっぱ本物はすごいなと。12歳の満男と49歳の満男はまだしも、79歳のリリーと35歳のリリー、78歳のさくらと28歳のさくらはもう歴史そのもの!

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tag : フランチャイズ続編家族コメディ昭和寅さんシリーズ

ルネ・オーベルジョノワ

René Auberjonois
ルネ・オーベルジョノワが亡くなった
オドーは大いなる繋がりに帰っていった
R.I.P.

René Auberjonois
1940.6.1 - 2019.12.8

tag : 俳優訃報スタートレック

1966年の『フォードvsフェラーリ』

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Ford v Ferrari(2019)153分

Ford v Ferrarin監督:ジェームズ・マンゴールド、脚本:ジェズ・バターワース、ジョン=ヘンリー・バターワース&ジェイソン・ケラー
撮影:フェドン・パパマイケルト、編集:マイケル・マカスカー&アンドリュー・バックランド
音楽:マルコ・ベルトラミ、マックス・リヒター、VFX:メソッド・スタジオ
出演:マット・デイモン、クリスチャン・ベール、カトリーナ・バルフ、ジョン・バーンサル、トレイシー・レッツ、ジョシュ・ルーカス、ノア・ジュープ、レモ・ジローネ、レイ・マッキノン

IMAX DMR版観て来た。レースは大迫力なので大画面向き。史実をだいぶ端折ってる部分はあるけど、2時間30分、感動の詰め合わせ。レース映画って面白いねー。『ラッシュ』ではハント対ラウダだったが、これはヘンリー・フォード2世vsエンツォ・フェラーリ。60年代の再現、クリスチャン・ベイルはケン・マイルズに似せてきてるし。『バイス』(2018)のチェイニー副大統領の次がこれって!

ポルシェ対フェラーリの『栄光のル・マン』(1971)よりちょっと前の話。1959年から1966年までの7年間。フォードはフェラーリ買収に失敗しただけじゃなく「醜い工場で醜い車作ってろ」とコケにされ、大金つぎ込んで打倒フェラーリを目指す。両社の工場を見せてるのがわかりやすい。シェルビーとケン・マイルズを軸に会社、チーム、家族が描かれる。特にマイルズの奥さんがイイ!ユニークで頼もしい素敵な奥さん。応援する息子ピーターも、初めて事故のリスクに向き合うシーンがよかった。フォード内ではパニッシャーのアイアコッカが悪役。シェルビーはマイルズにレッグ・スウィープ!クライマックスは1966年のル・マンで前年の雪辱(史実では3度目の正直)だけど、その前のデイトナでの7000RPMでもう泣けた。

レースシーンはスピード感と音がすごい。車の内部映像はないけど、とにかくスピード感。ル・マンではフェラーリドライバーが悪党顔。クラッシュした中突っ込んでいくけど、赤旗って当時はないのね。フェラーリ自滅でフォード1-2-3、最終的に会社のオーダーに従ったマイルズに涙。

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tag : 実話チーム家族航空機ドラマチェイスオスカーレース

1976年の『ダイヤモンドの犬たち』

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The Diamond Mercenaries(1976)102分

Killer Force監督:ヴァル・ゲスト、脚本:ヴァル・ゲスト、マイケル・ウインダー、ジェラルド・サンドフォード
撮影:デイヴィッド・ミリン、編集:ビル・バトラー
音楽:ジョルジュ・ガルヴァランツ
出演:ピーター・フォンダ、テリー・サバラス、ヒュー・オブライアン、クリストファー・リー、O・J・シンプソン、モード・アダムス

アマゾンプライムで見た。社長はテリー・サバラス、警備主任がピーター・フォンダ、モデルのモード・アダムス、傭兵がヒュー・オブライエン、クリストファー・リー、O.J.シンプソン!70年代アクションはめちゃくちゃ楽しい!東映洋画配給だったけど、東映アクションって感じで面白かった。砂漠のカーチェイスすげえ。

ライフル1発で撃墜されるヘリ、氷砂糖のようなダイヤ、突然始まる殴り合い、命がけの銃撃戦、壮絶な砂漠チェイス、撃たれても穴があくだけのランドローバーと見所満載。サントラが超カッコイイんだけど、使い所が面白い。え、このシーンでこの曲なの?って。

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逃走中、ランドローバーから放り出されるメインの4人。O.J.シンプソンの代役が吹っ飛ぶタイミングが早いwでもモーション大きめ。モード・アダムスの代役は頭から突っ込むwヒュー・オブライエンの代役は空中高くジャンプ!
この前に寄りのショットがあるんだけど、そっちはキャストが乗ってる!

フォンダとアダムスがヘリで逃走するラスト。追跡を諦めるテリー・サバラス「地球は狭い。必ずつかまえる」キャメラがサバラスに寄ってストップモーション。昔、日曜洋画で見たのは2人の乗ったヘリが爆発してストップモーションだった。

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テリー・サバラスの大アップでエンドロール!

tag : クライムチームアクション強盗銃撃戦

『アンロック/陰謀のコード』

Unlocked
Unlocked(2017)98分

Unlocked監督:マイケル・アプテッド、脚本:ピーター・オブライエン
撮影:ジョージ・リッチモンド、音楽:スティーヴン・バートン
出演:ノオミ・ラパス(朴璐美)、オーランド・ブルーム(平川大輔)、トニ・コレット(深見梨加)、ジョン・マルコヴィッチ(樋浦勉)、マイケル・ダグラス(井上和彦)

アマゾンプライムで見た。CIAとMI5とイスラム系テロリストがからむまあまあ面白いスパイ活劇。ノオミ・ラパスがCIAのスゴ腕尋問官。さすがに尋問シーンは見せ場。これがフェイクだとわかるとCIAに内通者がいる!一転、尋問スキルより戦闘スキルを発揮、めちゃくちゃ強い!MI5のスナイパーは夜間で味方を次々に倒す手際は見事。誰が敵で誰を信用していいのかわかんなくなる。ノオミ・ラパスに協力した黒人、かわいそー。黒幕はバレバレだろー、出て来た時点で。オーランド・ブルームはちょっとだけ。

生物兵器のラボのガラスを破って飛び込んでくるボール!簡単に入って来た子供がボールを回収。あとでこの子供は感染しちゃう。おそろしー。

tag : テロスパイCIAMI5ロンドン殺し屋

『ウインド・リバー』

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Wind River(2017)107分

Wind River監督・脚本:テイラー・シェリダン
撮影:ベン・リチャードソン、音楽:ニック・ケイヴ、ウォーレン・エリス
出演:ジェレミー・レナー(阪口周平)、エリザベス・オルセン(行成とあ)、グラハム・グリーン(楠見尚己)、ケルシー・アスビル(石井未紗)、ジョン・バーンサル(木村雅史)

Netflixで見た。有名な銃撃戦だけYouTubeで見てたので、てっきりアクションものだと思ったら先住民居留地を扱った深刻なミステリーで見応えあった。殺人事件の捜査に来たスカーレット・ウィッチ。案内役はホークアイ。

事件は単純なものだったけど、捜査の過程で居留地の厳しい環境や、餌食にされる先住民を知った。アメリカの闇。娘を失った2人の父親の背中で終わるラスト切ない。でも自分らだけではどうにもできないって悲しい結末。

銃撃戦。

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tag : 実話スナイパークライムFBI銃撃戦

『プリースト』

Priest
Priest(2011)87分

Priest監督:スコット・スチュワート、脚本:コリー・グッドマン
原作:ヒョン民友『PRIEST』
撮影:ドン・バージェス、音楽:クリストファー・ヤング
特殊メイク:KNB
出演:ポール・ベタニー(加瀬康之)、
ブラックハット カール・アーバン(東地宏樹)、キャム・ギガンデット(浪川大輔)、マギー・Q(園崎未恵)、リリー・コリンズ(寿美菜子)、ブラッド・ドゥーリフ(咲野俊介)、アラン・デイル(有本欽隆)、クリストファー・プラマー(ふくまつ進紗)

Netflixで見た。絵がカッコよくて好みのルックだなーと思ったらこれも撮影監督がドン・バージェスなのか!こんなのもやるんだ!ヴァンパイアにさらわれた姪を探しに行く話。って『捜索者』じゃん!ポール・ベタニーのヴァンパイア・ハンターが渋い。アクションや武器がカッコいい。世界観もいい感じ。オレは好きだけど続編なさそうw

プロローグが『サムライジャック』のゲンディ・タルタコフスキーとオーファネージ・アニメーション・スタジオによる2Dアニメーションでなかなかイケてる。

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tag : Sci-Fiホラーアクションヴァンパイア救出崩壊後コミック

1年後の『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』

How to Train Your Dragon: The Hidden World
How to Train Your Dragon: The Hidden World(2019)104分

How to Train Your Dragon: The Hidden World監督・脚本:ディーン・デュボア、原作:クレシッダ・コーウェル
音楽:ジョン・パウエル、製作:ドリームワークス・アニメーション
出演:ジェイ・バルチェル(田谷隼)、アメリカ・フェレーラ(寿美菜子)、F・マーレイ・エイブラハム(松重豊)、クリストファー・ミンツ=プラッセ(宮里駿)、クレイグ・ファーガソン(岩崎ひろし)、ジョナ・ヒル(淺井孝行)、クリステン・ウィグ(村田志織)、ジャスティン・ラップル (南部雅一)、キット・ハリントン(小松史法)、ジェラルド・バトラー(田中正彦)、ケイト・ブランシェット(深見梨加)

最初はパラマウント、FOXでつないで、最後はユニバーサル。配給バラバラ。最初に1、2のおさらいがあった。もうここで思い出しちゃってうるうる。それから1年後。トゥースレスは自立したけどヒックの自立物語としてはイマイチで前2作ほど盛り上がらんかった。ラストは期待通りでよかった。ドラゴンたちを解き放ったシーンは泣けた。そこへもっていくまでが難しかっただろうな。セリフで説明が目立ったし。

今回は白いナイトフューリーが出てくる。白蛇伝かと思ったらハニートラップでトゥースレスをまんまとひっかけるんだが、それが『トムとジェリー』のメス猫みたいで、威嚇するとノロイ。皮膚の質感が大福みたいでドラゴンぽくない。再会シーンは感動的。メイン・オン・エンド後にすればよかったのに。ヒックの子供達のリアクションがうまい!

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tag : アニメーション吹替えシリーズファンタジー続編チーム

『ワンダー 君は太陽』

Wonder
Wonder(2017)113分
Wonder監督:スティーブン・チョボスキー、脚本:ジャック・ソーン、スティーヴン・コンラッド、スティーブン・チョボスキー
原作:R・J・パラシオ『ワンダー』
撮影:ドン・バージェス、音楽:マーセロ・ザーヴォス
出演: ジュリア・ロバーツ(深見梨加)、ジェイコブ・トレンブレイ(加藤央睦)、オーウェン・ウィルソン(森川智之)、マンディ・パティンキン(糸博)、ダヴィード・ディグス(金城大和)、イザベラ・ヴィドヴィッチ(川井田夏海)、ダニエル・ローズ・ラッセル(石井未紗)

Netflixで見た。もう、最初から最後までうるうるしっぱなし。撮影が見事すぎて!全体的にポジティブであったかい映像。なんと撮影監督がドン・バージェスだった。浜辺でのヴィア姉とおばあちゃんのシーンは秀逸。思い出すだけで涙が溢れる。

宇宙と『スター・ウォーズ』好きのオギー君がしっかりしてていいキャラクター。気丈にふるまってはいてもゾンビ顔を抱えるストレスは相当だろう。「どうして僕は醜いの?」その理由をジュリア・ロバーツのママが素敵に教えてくれる。オギー君役は『ルーム』や『ドクター・スリープ』の子。うまい!しかも特殊メイクして。チューバッカやダース・シディアスも出てくる。演者は違うけど。

辛いのはオギー君だけじゃない。みんな問題を抱えながら戦ってる。簡単に壊れちゃった人間関係を修復したり、新しい関係を構築したり、すごい感動した。特にヴィア姉、疎外感から新しいことに挑戦する。校長先生が立派な方で、いじめっ子に「オギーは顔を変えられない。私たちが見る目を変えなければ」と諭す。オギー君は「人を見る(see)にはまず見る(look)こと」って教えてくれる。

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tag : 宇宙Apple家族ドラマ子供

『失くした体』

J'ai perdu mon corps
J'ai perdu mon corps(2019)81分

J'ai perdu mon corps監督:ジェレミー・クラパン、脚本:ジェレミー・クラパン、ギョーム・ローラン
原作:ギョーム・ローラン『Happy Hand』、音楽:ダン・レヴィ
出演:ハキム・ファリス(木島隆一)、ヴィクトワール・デュボワ(志田有彩)、パトリック・ダスンサオ(ふくまつ進紗)

Netflixで見た。フランスのBlenderアニメ。右手が失くしたのが体。『死霊のはらわた』アッシュの手みたいな。映像は見るに耐えるクオリティだけど人間の話がおもんない。プロポーションや芝居はリアルで、すんごい緻密に動かしたりしてるけど、結局何だったのと。右手の方は大冒険。鳩を殺すシーン、目ん玉踏んづけるおっさん、傘で飛ぶシーンがよかった。バスルームのシーンは線がカッコよかった。制作期間7年。

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tag : Netflixアニメーションホラー

1996年と『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』

Jumanji: Welcome to the Jungle
Jumanji: Welcome to the Jungle(2017)119分

Jumanji: Welcome to the Jungle監督:ジェイク・カスダン、脚本:クリス・マッケンナ、エリック・ソマーズ、スコット・ローゼンバーグ、ジェフ・ピンクナー
原作:クリス・ヴァン・オールズバーグ『ジュマンジ』
撮影:ギュラ・パドス、音楽:ヘンリー・ジャックマン
VFX:MPC、SPI
出演:ブレイブストーン博士:ドウェイン・ジョンソン(楠大典)、オベロン教授:ジャック・ブラック(高木渉)、マウス:ケヴィン・ハート(伊藤健太郎)、ルビー:カレン・ギラン(白石涼子)、シープレーン:ニック・ジョナス(KENN)、ボビー・カナヴェイル(黒田崇矢)、リス・ダービー(江原正士)、 スペンサー: アレックス・ウルフ(木村良平)、ベサニー:マディソン・アイズマン(M・A・O)、リッジ:サーダリウス・ブレイン(武内駿輔)、マーサ:モーガン・ターナー(水瀬いのり)、アレックス:コリン・ハンクス(千葉進歩)、ヴリーク:ティム・マシスン(森功至)

Netflixで見た。すげー面白かった。超好きなタイプの映画。現実世界でダメな子がゲーム世界で成長する。ゲームの世界観もルールもよくできてる。お話の構成も気持ちいい。4人のキャラが現実とのギャップがあって秀逸。話し方も現実を引き継いで。ライフをあげるシーンは感動した。動物に詳しいケヴィン・ハート、ブラックマンバとのにらめっこ、カレン・ギランを指導するジャック・ブラック、ロック様とカレン・ギランの関係も笑える。現実に戻ってアレックスとの再会嬉しい。続編観たくなった。素顔のカレン・ギランいいねえー。マディソン・アイズマンもかわええ。

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tag : チームサバイバル格闘コメディ続編異世界ミッションゲーム

1950年〜2003年『アイリッシュマン』

The Irishman
The Irishman(2019)209分

The Irishman監督:マーティン・スコセッシ、脚本:スティーヴン・ザイリアン
原作:チャールズ・ブラント『I Heard You Paint Houses』
撮影:ロドリゴ・プリエト、編集:セルマ・スクーンメイカー
音楽:ロビー・ロバートソン、VFX:ILM
出演:ロバート・デ・ニーロ(沢木郁也)、アル・パチーノ(山路和弘)、ジョー・ペシ(樋浦勉)、レイ・ロマーノ(石田圭祐)、ハーヴェイ・カイテル(内田直哉)

Netflix映画『アイリッシュマン』見た。労働組合の地味なヒットマン、フランク・シーランの半生記、ながっ!でもこの50年の描き方が緻密でやめられない。ケネディ暗殺やウォーターゲート事件も絡むし、30代から老けていくデ・ニーロや、TVの進化も楽しめる。2003年にフランクが語るのは、運転手組合とマフィア、政界との癒着、ジミー・ホッファ失踪の真相。

フランクは野心のない地味なおっさん。穏便に収めるのを好む。そのために殺しを依頼されれば静かに実行する。サイレンサーはいらない。音がすればみんな逃げるので顔を見られるリスクがない。1975年のジミー・ホッファ殺害について、ラッセル・ブファリーノの命令でジミーの背後から後頭部を2発撃ったと告白。フランクの名言「3人の秘密が守れるのは2人死んだ時だけ」

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フランク本人とデニーロのフランク。

アル・パチーノのジミー・ホッファがフランクの真逆のキャラでいいなあ!アグレッシブで気性が荒く、アイス好き。地味で静かなフランクとジミーの対比が面白い。ジミーの暴走を宥められず困りまくるシーラン。ジミーの名言「銃には突進、ナイフは逃げろ」

新しい登場人物は、名前の下にいつどうやって死んだかが出る。ラッセルのジョー・ペシ、貫禄あるわー。ハーベイ・カイテル出番少なっ。

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tag : Netflix殺し屋実話クライムNYドラマ伝記

10年後の『ゾンビランド:ダブルタップ』

Zombieland: Double Tap(2019)99分

Zombieland: Double Tap監督:ルーベン・フライシャー 脚本:レット・リース、ポール・ワーニック、デヴィッド・キャラハム
撮影:チョン・ジョンフン 音楽:デヴィッド・サーディ
出演:タラハシー:ウディ・ハレルソン、コロンバス:ジェシー・アイゼンバーグ、ウィチタ:エマ・ストーン、リトルロック:アビゲイル・ブレスリン、ネバダ:ロザリオ・ドーソン、マディソン:ゾーイ・ドゥイッチ、バークレー:アヴァン・ジョーギア、アルバカーキ:ルーク・ウィルソン、フラッグスタッフ:トーマス・ミドルディッチ、ビル・マーレイ:ビル・マーレイ

コロンビアのロゴ、女神に2体のゾンビが襲いかかってトーチで撃退!びっくり!前作から10年もたつのかー。面白かった!

オープニングタイトルのスローは今回もカッコイイ。AR-15を撃ちまくるウィチタ。マディソンが天然で面白い。離脱したリトルロックを追ってホワイトハウスからグレイスランド、ハウンドドッグとエルビスめぐり。なんとNetflixのマーベル4作のクレアが登場。コロンバスのルールに対抗して戒律も登場。張り合うのが笑える。

バビロンで銃を溶かしちゃってるのでどう戦うかと思ったら、ネバダが合流してモンスタートラックで蹴散らすのが爽快。タラハシー決死のガントレット作戦イイ!コロンバスに返事をするウィチタでいい終わり方。アスタ・ラ・ビスタ!かと思ったら、前作で死ぬ前のビル・マーレイが大サービス。

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tag : アクションサバイバルゾンビロードムービー崩壊後続編コメディ長回し

2000年で幕開け『ファイティング・ファミリー』

Fighting with My Family(2019)108分

Fighting with My Family監督・脚本:スティーヴン・マーチャント
原作:マックス・フィッシャー『The Wrestlers: Fighting with My Family』
撮影:レミ・アデファラシン、音楽:ヴィク・シャルマ
出演:サラヤ:フローレンス・ピュー、パトリック:ニック・フロスト、ジュリア:レナ・ヘディ、サック:ジャック・ロウデン、ハッチ・モーガン:ヴィンス・ヴォーン、ザ・ロック:ドウェイン・ジョンソン、ロイ・ベヴィス:ジェームズ・バロウズ、AJ:セア・トリニダード、ジェリー=リン:キム・マトゥーラ、キルステン:アクィーラ・ゾール、マディソン:エリー・ゴンザルヴェス、ヒュー・スティーヴン・マーチャント、ダフネ:ジュリア・デイヴィス、シェイマス:スティーヴン・ファレリー、ビッグ・ショー:ポール・ワイト、ジョン・シナ:本人

ロック様の「If you smeeeeeeeeeel What The Rock is cookin'!」で始まるなんてサイコー!めちゃくちゃよかった!単なるスポ根でなく、家族と夢についての実話。感動したー。いっぱい笑って、ちょっと泣けちゃうイイ映画。女子プロレス版『リトル・ダンサー』。ペイジ役のフローレンス・ビューがそっくり。エンドロールでオリジナルの『The Wrestlers:Fighting with My Family』のクリップが流れる。

映画は2000年の「キング・オブ・ザ・リング」でロック様がトリプルHを破って王座に就くシーンから始まる。イギリスの田舎町で小さなプロモーションWAWを営むプロレス一家。前半は結構笑える。トライアウトに呼ばれてロック様にバッタリ。ペイジだけが合格、兄のザックは夢が終わる。ザックを通して地元のスターがメジャーのジョバーで終わる哀しさも描かれるし、ロック様のジョバーへのリスペクトも感じる。NXTの養成所でモデル上がりを見下すペイジ。思い上がりと孤独。でも彼女たちも覚悟を決めて参加していると知って打ち解ける。過酷なトレーニングを励まし合いながら乗り越えるモンタージュが泣ける。レッスルマニア会場でロック様にRAWデビューを知らされ、翌日ステープルズセンターのAJ戦で王者に。割れんばかりのペイジチャントにファンを味方につけた!わかっちゃいるけど感動!偉いぞペイジ。2018年4月に怪我で引退。

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現役時代のペイジ(左)とフローレンス・ピューが演じるペイジ

実際のペイジのWAW時代はレスラーとして転戦し母とのタッグで米国遠征も経験してるし、WWEのトライアウトは2度めで、契約後はFCWでデビュー。新設のNXTで初代女子王者になって活躍するあたりはカットだった。ビッグショーとシェイマスのバックステージコントもあった。『レッスルマニア30』の会場からロック様がペイジ家に電話するシーンは面白かった。出たのはニック・フロストのリッキー。「ドウェイン・ジョンソンです」「そう、私はヴィン・ディーゼルだ」「いえ本物です」「じゃ証明しろ」「If you smeeeeelll What The Rock is cookin'!」「ニセモノめ」ガチャ。元レスラーの母親役はサーセイ・ラニスター。パフォーマンスセンターでのペイジのトレーナーは実際はダスティ・ローデス。

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tag : 実話家族プロレスコメディドラマWWE伝記

プロフィール

A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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