お前は誰だ?『君の名は』

Your Name.(2016)107分

君の名は107分は長かった、15分くらいで飽きてきた。最初は『転校生』かよ?って思ったら違った。次に『超時空惑星カターン』だと思ったらウルっときたが違った。結局『イルマーレ』だった。前作『言の葉の庭』はよかったんだけどね、今作はつまらん。

ヘンな岐阜弁に違和感あるのと、劇中に流れる歌が嫌い。なので音はなるべく聞かずに映像に集中するようにした。国語の先生(あの人だよね?)のチョークさばきと、後半のみつはの走りはよかった。併走する総武線と中央線でお互いに気付くシーン、タッチの違うイメージアニメーションもよかった。組紐の扱いは見事だったわ。代々木はまたかと思ったが、ポール・ボキューズはお!ってなった。東京タワーってこんなにデブだっけ?

登場人物で興味があるのは奥寺さんだけ。ああ、もう間に合わないってときに急遽避難訓練て。たきくんが誰のものともしれん組紐を腕にくくりつける気持ち悪さ。そして供えてある古い酒を飲むとか。それで3年のギャップが3年とちょっとになる都合のよさ。5年後のローソンの制服が6年前のもの。ラストでお互いに「君」と呼ぶシラケ感。

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tag : タイムトラベル アニメーション

ハドソン川の奇跡

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トム・ハンクスのチェズレイ・サレンバーガー機長とアーロン・エッカートのジェフリー・スカイルズ副操縦士。右側は本人。
Sully(2016)96分

Sullyクリント映画にハズレはない。前作に続いて実話を映画化。記憶に新しいA320の事故をどう描くのかと思ったら、テーマは奇跡の生還劇じゃなく、サリーキャプテンを描いた人間ドラマだった。だからタイトルは『Sully』なんだ。

経験に基づく自信と、正しいことをしたという信念をトム・ハンクスが堂々と演じて感動した。離陸直後の低高度でのバードストライク。両エンジンを同時に失い、コーパイから操縦を引き継ぎ、APUを作動してエンジン再始動を試みる。判断をし、高難易度の着水をやってのけるまでの208秒。プロの仕事をしただけとは言っても、155人、この数字を聞くまではね。「墜落じゃなく着水です」NTSBの追求ですごいストレスもかかえてる。収入や年金に影響して生活ピンチだったとは知らんかった。

NTSBは作劇上の障害だけど彼らも仕事をしているプロ。クライマックスの聴聞会。エアバス社のシミュレーションで追いつめられても「人的判断のタイミング」35秒で逆転、やった!「満足感はない。自分は仕事をしただけ」155人を救ったのは機長ではなく、コーパイ、乗務員、乗客、管制官、フェリー、USCG、FDNY、NYPDが協力し合い24分で救助できたからだと。たしかに!そうそう、空軍時代の回想でF4が出て来る。208秒中の35秒は実際は58秒で23秒も短かった!

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tag : 実話 NTSB 救出 脱出 航空機 ヒーロー

ある戦慄

ある戦慄
The Incident(1967)100分

ある戦慄監督:ラリー・ピアース 脚本:ニコラス・E・ベア
出演:トニー・ムサンテ、マーティン・シーン、ボー・ブリッジス、セルマ・リッター、ブロック・ピータース、ルビー・ディー、ドナ・ミルズ、 ジャック・ギルフォード、エド・マクマホン、 ダイアナ・ヴァン・ダー・プリス、ヘレン・ウィルクス、マイク・ケリン、ジャン・スターリング、ゲイリー・メリル、ロバート・フィールズ、ロバート・バナード、キャスリーン・スミス

深夜の地下鉄に乗り合わせた乗客たちが、チンピラにからまれて恐怖のどん底にってシンプルなモノクロ映画。

アバンタイトルで2人のチンピラの鬼畜ぶりが描かれる。『豹/ジャガー』のトニー・ムサンテとデビュー作となるマーティン・シーン。タイトル後は乗り合わせる乗客たちの紹介が丹念に描かれる。グランドホテル形式だね。後半は深夜2時過ぎのNY地下鉄(と言っても高架だが)車輛1シチュエーションの凄いスリリングな展開で不快度 MAX。舞台劇のような様相。トニー・ムサンテとマーティン・ シーンのイカレっぷりがすげえ。全員をいたぶる。特にゲイと黒人はたっぷりと。これは怖いなあ。

走る地下鉄はミニチュア。撮影許可がとれなかったので駅のホームは隠し撮り。原題は『出来事』。本編は107分のはずだが、DVDは100分。7分どこ行った?画質がシャキっとしたモノクロ美しい。

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tag : リメイク バイオレンス 鉄道

悪vs悪『スーサイド・スクワッド』

Suicide Squad(2016)123分

Suicide Squadバットマン vs スーパーマン』の続き。「悪魔を憐れむ歌」でタイトルがカッコイイでしょ。スーパーマンは死後だから出てこないけど、バットマンやジョーカーは出て来るよ!そしてちょっぴりFLASHも。『特攻大作戦』+『ニューヨーク1997』でしょ、あんまし期待はしてなかったけど、さすがデビッド・エアーが監督しただけあって面白かった。

悪党ばっかしで楽しい。キャラ多いから紹介もキッチリ。やっぱハーレイ・クインだよなあ、わかりやすくて親しみやすい。見せ場も多い、大手柄。チームに戻ったとき、愛用のバットを受け取るカットがいい。銃の達人デッドショットもカッコイイ。この2トップかと思ったら、ディアブロのすげーパワーにびっくり。エンチャントレス…魔女もクネクネ、泥戦闘員にしちゃうよ。弟はめちゃくちゃ強そうだったのにあっけなかった。「どこだ?見えない!」カタナちゃん素顔が見たかったなー。選曲もよかった。エンドクレジット後のシーンは『ワンダーウーマン』へ続く?

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tag : 続編 アンサンブル DCEU フランチャイズ クライム

1カットPOVリアルタイム進行『ブラック・ハッカー』

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Open Windows(2014)100分

ブラックハッカー監督:ナチョ・ビガロンド 撮影:ヨン・D・ドミンゲス
出演:イライジャ・ウッド(野島裕史/山岸治雄)、サーシャ・グレイ(樋口あかり)、ニール・マスケル(志村知幸)、アダム・キンテーロ(玉木雅士)、イバン・ゴンザレス(さかき孝輔)

イライジャ・ウッドが主人公のスペイン映画。英題の『Open Windows』はPCのウィンドウ。全編、主人公が見てるラップトップの液晶画面でリアルタイムに進行するPOV映画。作るの大変だったろーなー。序盤からスリリングだけど、中盤あたりからさすがに飽きて来た。それを見越してか、どんどん突飛になっていく。でもオチが知りたくて最後まで見ちゃったよ。

2016年9月現在、huluで観られます。字幕版と吹替え版があります。

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2011年5月2日

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ゼロ・ダーク・サーティ』(2012)と日本では劇場公開された『ネイビーシールズ:チーム6』(2012)は同じ話の映画。要するに、CIAがビン・ラディンの隠れ家を見つけて、2011年5月2日に殺害した海神の槍作戦を描いてる。huluで両作品の配信が始まったので吹替えで見た。

『Code Name: Geronimo』は『ネイビーシールズ:チーム6』のワーキングタイトルで、ジェロニモはオサマ・ビン・ラディンのこと。『ゼロ・ダーク・サーティ』公開直前にナショジオチャンネルでOAされた。邦題はUS放送題に基づいてる。劇中では正しく「DEVGRU(デブグルー)」って言ってる。元々はSEALSのチーム6だったんだけど、対テロ特殊部隊として独立してデブグルーになった。所属は海軍だけど、デルタみたいに統合特殊作戦コマンドの指揮で活動する。メインがチーム6なので、『ゼロ・ダーク・サーティ』では描かれていないチーム内の確執、急襲訓練、邸宅の張り込みが描かれる。TVムービーなんだけど、ロバート・ネッパーやウィリアム・フィクトナーが出てた。

『ゼロ・ダーク・サーティ』と『ネイビーシールズ:チーム6』は同じ題材ではあるものの、詳細が結構食い違う。







ゼロ・ダーク・サーティネイビーシールズ:チーム6
アボッターバードマークしてた連絡員アブ・アフメドの行動から捕虜の自白から
爆撃できない理由不確定ターゲットであるリスクビン・ラディンの死体確認ができなくなる
ターゲットの名前チーム6には当初から伝えられていた作戦決行直前までチーム6に伏せられていた
輸送ヘリステルス仕様のブラックホーク未公開機通常のブラックホーク
ブラックホーク墜落の理由エンジントラブル敷地内からの銃撃
パキスタン機のタイミングビン・ラディン殺害後の資料回収中邸宅の急襲中
邸宅前に集った住民の対処デブグルー隊員監視チームとパキスタン警察
2016年9月現在、どちらもhuluで観られます。字幕版と吹替え版があります。



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tag : DEVGRU 実話 CIA 特殊部隊

ホラー映画ベスト100

娯楽情報サイト「TimeOut London」でThe 100 best horror filmsが発表された。
ロジャー・コーマン、ジョー・ダンテ、フランク・ダラボン、ルッジェロ・デオダート、ニール・マーシャル、ギレルモ・デルトロ、ブライアン・ユズナ、ロブ・ゾンビ、モンテ・ヘルマン、トム・シックスなどの監督、クライブ・バーカー、スティーブン・キング、ピーター・ストラウブなどのホラー作家、シビル・ダニング、サイモン・ペグなどの俳優,その他150人によるホラー映画ベスト10を集計したもの。

1.「エクソシスト」(1973)
2.「シャイニング」(1980)
3.「悪魔のいけにえ」(1974)
4.「エイリアン」(1979)
5.「サイコ」(1960)
6.「遊星からの物体X」(1982)
7.「ローズマリーの赤ちゃん」(1968)
8.「ハロウィン(1978)」
9.「ゾンビ」(1978)
10.「ジョーズ」(1975)

以上がトップ10。鉄板ですな、当然全部見てるし、DVD持ってる。11位〜100位は名作、古典、日本未公開、邦画、スリラー映画が混じったマニアックなランキングになってる。オレが見た映画に★印をつけておいたよ。

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tag : ホラー Top10

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プロフィール

深谷暎作

Author:深谷暎作
A.e.Suck、アクションスター。撮影で無茶して瀕死の重傷を負う。だが、NASAのメディカルスタッフによって人体改造手術、Flashアニメーターとなる。その費用600万ドル。左目はズームツール、右腕はコンテを切り、アニメーションを描くアトミックパワー、そして24FPSで突っ走る超能力の男!

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