007 スペクター

Spectre
Spectre(2015)148分

Spectre先行初日に観た。今回は最初にガンバレル。メキシコのお祭り〜ボンドがコスプレで登場〜ホテルへ〜エレベーターで部屋へ〜部屋の窓から外へ〜ターゲット発見〜グロック17のカービンカスタムで狙うまで1カット。ビル爆破で大惨事!のはずが祭りは続いてるしwユーロコプターのヘリBo105内での戦い、なぜか両側のドアが開いてる。広場で右往左往するメキシコ人モブ。指輪ゲット、スペクターのマークがカワイイ。アバンタイトルはよかったな。そしてタコモチーフのタイトルでちょっと不安に。

前作がよかっただけにサム・メンデスに期待したんだけど、あとはつまらんかった。今回ボンドはスパイでなく停職中の殺し屋。ボンドの都合で話は進む。列車内でマドレーヌにP226を勧め、食堂車でイチャイチャしてると襲撃される。マドレーヌは用意されたドレスにお着替えしてボンドと一緒にボスと対面。詰め襟のコスチュームにペルシャ猫。自慢の基地を案内してもらい、抱負と真相を聞く。その後は拷問タイムね。ハデな銃撃戦も極上スタントもない。ローマでのDB10とC-X75のカーチェイスは夜だし、バティスタは動機不明な格闘要員。これまでのシリーズ全23作からの引用が散りばめてあって見覚えある場面が多いのはともかく、展開上あれ?って思う場面も多い。そりゃダブルオーセクションも解体されるわ。

宿敵エルンスト・スタヴロ・ブロフェルドが登場し、スペクターが描かれるのに、スケールちっさ。砂漠の真ん中のクレーター内にあるスペクターの秘密基地、駅から遠いわ、空から丸見え、爆破も簡単。ボンドガールにP226を勧めるボンド。バジェットはシリーズ最高の巨額2億4500万ドル!

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tag : MI6 フランチャイズ 鉄道 殺し屋 スパイ チェイス アクション 拷問 続編

アポロ13号の直前に「宇宙からの脱出」

宇宙からの脱出
Marooned (1969) 134分(129分)

marooned_poster.jpg監督:ジョン・スタージェス 原作:マーティン・ケイディン
出演:グレゴリー・ペック、リチャード・クレンナ、デヴィッド・ジャンセン、ジェームズ・フランシスカス、ジーン・ハックマン、リー・グラント、ナンシー・コヴァック、マリエット・ハートレイ

「私はジム・プルエット、NASAの宇宙飛行士だ。ストーン、ロイド共に宇宙で7ヶ月過ごすミッション中だったが5ヶ月で切り上げて帰還することになった。滞在したサターンからアイアンマン1号に戻り地球へ。しかし何かのトラブルで逆噴射ができず、アイアンマン1号は宇宙に取り残されてしまった。NASAは急遽救命船を打ち上げることになり、仲間のドハティがXRVで救出に来るのを待つ。しかしハリケーンが上陸し、打ち上げが遅れた。そのため、こちらの酸素はドハティが到着するまでもたない。3人揃っての帰還は無理だが、2人なら…」

原題は「置き去り」って意味。初めてみたのは1975年5月、土曜映画劇場だった。G.ペックはもちろん城達也。宇宙描写やロケット、極限のドラマにえらく感動した映画。「2001年宇宙の旅」の翌年に公開されているが、この映画は未来が舞台ではない。音楽は一切なく、1カット平均8秒とゆったり。名匠J.スタージェスはリアルに描くことに徹している。アルフォンソ・キュアロンはこの映画にインスパイアされて「ゼロ・グラビティ」(2013)を製作した。
宇宙からの脱出
「宇宙からの脱出」と「ゼロ・グラビティ」(左)

発射台がハリケーンの猛威にさらされるところで前編が終わる。後編の放送がどんなに待ち遠しかったことか。DVDなら全編一気に見ることはできるが吹替えが未収録なのが残念。そして映画は唐突に終わる。
宇宙からの脱出
エピローグを廃した潔さ。着水シーンや、帰還した宇宙飛行士と家族との再開を感動的に見せたりしがちだけど。
宇宙からの脱出
エンドクレジットは星座に顔写真をちりばめたこれだけ。DVDの尺はなぜか5分ほど短い。BDはNET版吹替えを収録した134分版で出てほしい。でもUS版DVDも129分だし、BD未発売だから無理だろうな。

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tag : Sci-Fi 救出 サバイバル NASA

「不意打ち」だよ、おっかさん!

不意打ち
Lady in a Cage (1964) 94分

不意打ち監督:ウォルター・グローマン 脚本:ルーサー・デイヴィス
出演:オリヴィア・デ・ハヴィランド、ジェームズ・カーン、ジェニファー・ビリングスリー、ラファエル・カンポス、ジェフ・コーリー、アン・サザーン、ウィリアム・スワン、リチャード・キール

「私はコーネリア、家庭用エレベーターが故障して閉じ込められてるのよ。息子は出かけてしまって1人きりなの。誰か助けてちょうだい、お願い!電話が鳴る。きっと息子からだわ。でもここからでは出られない。腰を痛めていて飛び降りることもできない。非常ベルを鳴らしてみたけど、やってくるのは浮浪者に娼婦にチンピラたち。私の目の前で家のものを盗んでいくのよ。そして恐ろしい殺人まで!あいつらは人間じゃない、獣よ!」

町山智浩の「トラウマ映画館」でとりあげられてて、気になったので買ってみた。原題は「檻の中の女」、エレベーターは檻のようで鉄格子はパラマウントロゴからモチーフになってる。
ladyinacage1.jpg
ヒッチコック映画を意識してるんだか、ソール・バスっぽいタイトルがカッコイイ。


檻の中に閉じ込められた人間と、周囲に群がって好き勝手に振る舞うモンスターたち。話が凝ってて、実はコーネリアは息子を閉じ込めていたことがわかる。そして衝撃のラストへとつき進む。かなりショッキングなクライマックスを経て、見事なオチへとつながる。ladyinacage3.jpg
へたりこむコーネリアでエンドマーク。ハッピーエンドではない。
凶悪なリーダー、ランダルは、若きジェームズ・カーン。これが映画デビュー作。ソニー・コルレオーネの若い頃を思わせるインパクト。コーネリアの「不意打ち」をくらうことになる。
ladyinacage2.jpg

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tag : 強盗

白戸家じゃない「ホワイト・ドッグ」

ホワイト・ドッグ
White Dog (1982) 84分

ホワイト・ドッグ監督:サミュエル・フラー 脚本:サミュエル・フラー、カーティス・ハンソン
撮影:ブルース・サーティース 音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:クリスティ・マクニコル、ポール・ウィンフィールド、バール・アイヴス、ジェイムソン・パーカー、サミュエル・フラー、ディック・ミラー
「私はジュリー・ソウヤー、新人女優。まだ売れてないけどね。夜道を車で走ってたら白いシェパードをはねちゃって!急いで病院に運んだら命はとりとめたよ。愛護センターに連れて行ったら3日で殺処分よ、そんなのかわいそうすぎるでしょ。だから飼い主見つかるまで預かることにしたの。だけどその犬、ホワイト・ドッグだったの。白い犬ってことじゃなくって、黒人を襲うように調教された攻撃犬だったの!元の犬に戻さないと黒人を殺しまくることになる。再調教を引き受けてくれたトレーナーは黒人だったわ」

すごいスタッフで作られてる。終盤、元の飼い主が訪ねてくることがオチの伏線になってる。壮絶で切ない。クリスティ・マクニコル、懐かしいなあ。「リトル。ダーリング」から2年後の出演。犬の演技もすごい。攻撃モードに豹変すると怖い。調教に挑むのはUSSリライアントのテレル艦長でおなじみポール・ウィンフィールド。ディック・ミラーもちょっぴり顔を見せてる。

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tag : 人種差別

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プロフィール

深谷暎作

Author:深谷暎作
A.e.Suck、アクションスター。撮影で無茶して瀕死の重傷を負う。だが、NASAのメディカルスタッフによって人体改造手術、Flashアニメーターとなる。その費用600万ドル。左目はズームツール、右腕はコンテを切り、アニメーションを描くアトミックパワー、そして24FPSで突っ走る超能力の男!

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