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『宇宙人ポール』

宇宙人ポール
Paul (2011)104分 2.35 : 1

Paul監督:グレッグ・モットーラ 脚本:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト
撮影:ローレンス・シャー 音楽:デヴィッド・アーノルド
VFX:DNEG
出演:グレアム・ウィリー:サイモン・ペッグ、クライヴ・ゴリングス:ニック・フロスト、ポール:セス・ローゲン、ゾイル捜査官:ジェイソン・ベイトマン、ビッグ・ガイ:シガニー・ウィーバー

ロメロゾンビ、バディムービーときてSF。「幸福の黄色いハンカチ」や「イージー・ライダー」なロードムービーを満喫。ベースはスピルバーグオマージュで、JJの陳腐な「SUPER 8/スーパーエイト」より遥かに優れてる。

マニア度も高い。「宇宙大作戦」や「スター・ウォーズ」旧三部作を盛り込んで、嬉しいったらない。ゴーンとの決闘やドリーズームとか、絶対やってみたいよねー。やつらにはすっごく共感できる。「ショーン」や「ファズ」でもそうだったけど、サイモンとニックが真面目で純粋なのがいい。サイモンがショットガンで撃たれた時、死の間際に「ESBのTシャツが…でも楽しかった」って、そう、そうなんだ!改宗したおねーちゃんルースは笑わせてくれる。

しかし、なんと言ってもポールのキャラクターが抜群!憎ったらしいけどすっごくイイヤツ。ポールと友達になって映画の話をしたり宇宙のすべてを伝授されたい。彼がいなきゃ「E.T.」はなかった!3つの能力もうまく物語に機能してる。ポールがタラを訪ねるシーンはジーンときたなあ。

デビルズタワーにシガニー・ウィーバー。着陸した宇宙船はちゃんと整備してるぞ。スピルバーグのカメオは10年ぶり。バジェットは4,000万ドル、ルースの言葉が汚すぎるのでUSはR。5分長い109分バージョンもある。

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tag : ロードムービーコメディオマージュエイリアンスタートレックバディ

1914年の『戦火の馬』

War Horse
War Horse (2011)146分

War Horse監督:スティーヴン・スピルバーグ 脚本:リー・ホール、リチャード・カーティス
原作:マイケル・モーパーゴ『ウォー・ホース 〜戦火の馬〜』
撮影:ヤヌス・カミンスキー 音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:アルバート:ジェレミー・アーヴァイン、ローズ:エミリー・ワトソン、テッド:ピーター・マラン、ライオンズ :デヴィッド・シューリス、ニコルズ大尉:トム・ヒドルストン、スチュワート少佐 :ベネディクト・カンバーバッチ

どこかわからんけど、丘陵地帯の空撮から始まる。その美しい自然の中で馬がウマれる。意外にも時系列で語られるんだ。すぐにスクッと立つあたり、力強そうだねえ。前半は農耕馬編。第一次大戦が始まって後半はタイトル通りの軍用馬編。

馬の意思に関係なく、出会いと別れをいくつも経験する。それは戦下の馬の数奇で過酷な運命。馬に関わった人物が戦下をどう生きたかも教えてくれる。主役の馬は14頭が演じたらしいが、ちょっとした仕草からダイナミックな走りまで、どれも素晴らしい。遠くを見つめる表情にTUするヤヌス・カミンスキーのキャメラにジョン・ウィリアムズの曲が加わればスピルバーグマジック発動、まーーー泣ける泣ける。感動は再会がピーク。

戦争ってことで、スピルバーグのドSぶりを期待したけど、馬が大砲を牽引させられるシーンを除いて控え気味だった。原作が児童文学ってことで、馬が馬を庇う馬同士の友情物語や、英独両塹壕の間で動けない馬を巡るちょっとイイ話的な茶番劇もある。ディズニーかよ!ってタッチストーンだからディズニーなんだけど。馬視点じゃないのは舞台版「軍馬ジョーイ」の映画化だから。塹壕ではキューブリックの「突撃」と同じキャメラワークやってた。エミリーちゃん役の子、カワイイ。デビュー作なのね!

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tag : 戦場WWI兵士ドラマ

『ヒューゴの不思議な発明』

Hugo(2011)158分

Hugoクロエちゃん目当てなので2D字幕版を選んだけど、3D撮影だしこれほど特別な映画なら3Dでもよかった。スコセッシらしくないので期待してなかったんだけど、思ってた映画と全然違って感動した。マーティー版「ニュー・シネマ・パラダイス」で、半分は実話なの!

もうね、最初の3カットが超絶!メカニズムからパリの俯瞰へOL、そして雪が舞うパリの空からモンパルナス駅に突入、素晴らしすぎ。原作が「ユゴーの不思議な発明」なのでこんな邦題だけど、ヒューゴは何も発明しない。機械の修理が得意なのはジュード・ロウ似の父親ゆずり。機械の役割と部品の哲学がいいね。パリを大きな機械とすれば、無駄な人間なんていなくてそれぞれ目的があるはずって素敵な考え。ゼンマイロボが描いた絵は「月世界旅行」じゃん!そっか、ジョルジュ・メリエスについての映画だったのか!

もうここからはプロアマ問わず映画好きにはたまらん展開!「月世界旅行」のプライベート上映も感激した。ママ・ジャンヌのコメンタリ付き!映画の魔法で夢をつくるという、19世紀にメリエスが始めたことが今につながってることを思い出させてくれる。血も銃もないマーティー映画でまさか涙が溢れるとは。みんな映画が大好きなんだ。メリエスがステージに現れた時、劇中の観客と一緒にスタンディングオーベーションしたい気分だった。クロエちゃんは本が大好きなイザベル。初映画体験は「ロイドの要心無用」ハラハラしながら観るクロエちゃんがかわいい!実は伏線になってたり!あと、花屋の娘もよかったなあ。

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tag : 実話3Dロボオスカーファンタジー

プロフィール

A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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