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1950年代の『エンジェル ウォーズ』

Sucker Punch
Sucker Punch (2010) 115分 2.39 : 1

Sucker Punch原案・監督:ザック・スナイダー 脚本:ザック・スナイダー、スティーヴ・シブヤ
製作:ザック・スナイダー
撮影:ラリー・フォン 音楽:タイラー・ベイツ
出演:ベイビードール:エミリー・ブラウニング、イートピー:アビー・コーニッシュ、ロケット:ジェナ・マローン、ブロンディ:ヴァネッサ・ハジェンズ、アンバー:ジェイミー・チャン、ヴェラ・ゴルスキー博:カーラ・グギノ、ブルー・ジョーンズ:オスカー・アイザック、賢者:スコット・グレン

字幕で観た。ザック・スナイダー初のオリジナルは、ヤツの妄想絵巻だった。「エンジェル ウォーズ」は言いにくい、「サッカー・パンチ」でええのに。

画期的な幕開きから一切セリフのないイントロ、最初の20分はすげえ!DVD買わなきゃって思っちゃった。非現実は二重構造、ダンスを踊れば壮絶な戦いのCGI世界。最初は何じゃこりゃ?って思うけどすぐ慣れる。

日本の寺院、第一次大戦、中世、どこかの惑星。これらのファンタジー世界に必然性はなく、ただ監督が好きなだけw。それでいいんだよ。幼稚だけど、すっげー共感できる。幼い頃、折り込み広告の裏に描いた壮大なラクガキなんだもん。大魔神、B-25、複葉機、飛行船、ヒューイ、ヴァーミスラックス、ドイツ軍、横山宏メカ、小松崎茂の口絵ワールド。「アリス」よりは「オズの魔法使」「未来世紀ブラジル」「ストリート・オブ・ファイヤー」だな。カッコイイとかクールのコラージュ感にワクワク。ザックが創造した寓話の世界。

妄想なので汗はかかない、疲れない。敵は人間じゃないので流血描写がない。PG-13なのでエロくないどころか、パンチラすらない。ベビー・ドール、スイート・ピー、ロケット、ブロンディ、アンバー。1人1人はかわいくねーけど、ユニットだと絵になってカッコイイ。しかし好みの女の子がいないってどーゆーことよ。ベビー・ドールちっさ。エミリー・ブロウニングはクレア・ベネットとおんなじ1m57。5人から選ぶならスイート・ピーか。S.グレンはベビー・ドールの父親像で、現実のシーンはザックの妄想かもね。

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tag : ファンタジーアクションロボ戦場WWI病院

実写版『キミとボク』

キミとボク (2011)45分

キミとボク「キミとボク」ってFLASHアニメ覚えてる?作者のしげっトことやまがらしげと氏が、自らの体験をベースに、主人公とネコ(銀王号)の出会いから別れを、ネコのモノローグで綴った作品なの。公開されたのは10年くらい前だけど、今でもやまがらサイトで見れますよ。で、このFlashアニメが映画化されたのです。しかも実写で!すごっ、Flash史上初ですよ!

主人公の設定に若干変更が加えられてるけど、原作がそのまま映像化された仕上がりでした。原作には描かれないディティールや空気感は実写ならでは。もちろん、ネコはホンモノ。声はナタリー・ポートマンの坂本真綾。原作のやまがら氏は、劇中のチャプタータイトルやエンディング・アニメーションの制作だけでなく、撮影現場でも窪田監督と共にがっつり制作に関わったそうです。

主人公の山本繁美を演じるのは、「パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT」の中村蒼。どうみても、カッコよすぎw。映画的にはいいんだけど、本人とは似ても似つかないからね、念のため。「当時のイメージ通り」だと言い張りますが、いやいやいやいや、ハイテンションな酒呑みオッサンとのギャップは埋められませんw。

舞台は東京。天の川は見れないけど、坂道や住宅が並ぶ町並みはどこかで見たような日常を感じさせる景色でした。どこでロケしたのか聞いたら横浜市は青葉区藤が丘とのこと。うわ、そこ行ったことあるわw。中編なんだけど、プロダクション期間は長編並。主人公の設定に若干変更が加えられてるけど、予想以上に原作に忠実に映像化されてた。原作には描かれないディティールや空気感は実写ならでは。主人公と銀王号の距離感は保たれてるが独特でいいんだけど、絆が深まるようなエピソードに乏しいのが残念。もっと映画独自の膨らみや、劇的な展開があってもよかったな。ネコがいなくなった空虚な部屋ってのはよくわかる。犬をトリミングに出してる時もそうなんだよね。空気が全く違うんだ。子猫はかわいかった。

tag : 実話リメイクFlash

『ザ・ファイター』

The Fighter (2010)115分

ザ・ファイター監督:デヴィッド・O・ラッセル
撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ 音楽:マイケル・ブルック
製作総指揮:ダーレン・アロノフスキー
製作:マーク・ウォールバーグ
出演:マーク・ウォールバーグ、クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス

まるで映画のような実話の映画化に感動したわ。残念な兄せいじと、ストイックに上を目指すマジメなジュニアの兄弟、もう葛藤だらけ。仕切るオカンもキッツイよ、強烈キャラ。

組まれた舞台で死にかけて、不信感が募るジュニア。オカンに任せてはダメだ、せいじに頼っていてはダメだ、ピンでやったる!ジュニアの背中を押してくれたのは「魔法にかけられて」のジゼルことシャーリーン、気丈で前向きな都会派田舎娘。打倒オカンに頼りないオトーもサポートするぞ。せいじが服役中、ピンで脚光を浴びるジュニア。せいじいらんやん。そこに出所するせいじ。同じ目標を目指しながらも決裂し、再びまとまっていくストーリーラインがたまらん。

ダーレン・アロノフスキー、レスラーの次はボクサーかと思ったら、自分は製作にまわってバレリーナの方へ。代わってデビッド・O・ラッセルがいい仕事。しかも撮影わずか33日。

製作・主演のマーク・ウォールバーグ、渾身の1作。自分のギャラより高額なトレーナーをつけて作り込まれた身体!たるんだ身体も見せる。兄はドニー・ウォールバーグでなくて、やっぱクリスチャン・ベール。25万ドルのギャラでまたまた見事な痩せっぷり。13kgの減量は体型だけでなく顔つきまでロバート・ネッパーになっちゃって、脱毛してハゲまで作る徹底ぶり。演技もジャック・スパロウのジョニデみたいにキースをモデルにしたかと思えば、本人(エンドタイトルに登場)の完コピだった。伝説のボクサーやトレーナー役はなんと本人達が演じている!これ以上のリアリティはない。

tag : 実話ドラマ兄弟オスカー

プロフィール

A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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