トロン:レガシー

TRON: Legacy (2010)123分

トロン:レガシー ディズニーデジタル3D、ドルビーデジタル7.1、メガネはXpanDで見た。28年もたって、1億7000万ドルもかけて完成したおそろしく退屈な続編。前作「トロン」も話は大したことないけど、斬新な映像たっぷりの画期的な映画ってことで1000倍マシ。CGIが17分しかなくても価値があった。

今作は3Dつっても第2幕のデジタル世界だけ。第1幕/第3幕/エンドクレジットは普通の映画なのでメガネいらんし。字幕だけ立体って、嬉しないどころか騙された感すらする。「2Dで撮影された部分もメガネをかけてご覧ください」って言われるけど、「スパイキッズ3-D」や「スーパーマン リターンズ IMAX 3D」みたいに「ここからメガネかけてね」でええやん。

冒頭のナレーション"The Grid. A digital frontier."は「デジタル最先端」て訳だったけど、"Space, The final frontier."のモジリでしょ。と思ったら、ホラキタJJ版「スター・トレック」。話は前作の数年後から始まる。1989年なんでMacPlusが置いてあったりしてね。

3Dメガネ必須のデジタル世界「グリッド」は、3色しかなく地味で殺風景な印象。もっと色味が欲しいところ。現実シーンの2D映像の方がはるかに鮮やかできれい。28年前のコンピュータ内だからこんなもんかね。当然ローカルでスタンドアローンだから設定が広がりようもない。 続編でなくてリメイクでよかったじゃん。

突然グリッドに行っちゃって、28年ぶりに父子再会。「パパ?」「久しぶり。大きくなったな」って、、、アホくさ!語り口は、あとでわかりにくく説明するからとりあえず見とけってスタンスだが、コンピュータが身近になった今では、話の陳腐さを隠せない。

プログラムたち、前作はメビウスによる回路モチーフのデザインでリスワークがカッコよかったが、今回はモーキャプ用スーツみたいで恥ずかしい。前作のオマージュでリメイクされたものではライト・サイクルにがっかり。直線的な動きも直感的な操作もない。グリッド・ゲームのくせにグリッドねえし、これじゃただのバイクチェイスじゃん。

トロンはタイトルロールのクセに目立たない。フリンのJ.ブリッジス同様、前作と同じB.ボックスライトナーが演じてるのが救い。若い頃のフリンはCGIキャラだけど。ハウス先生んとこの13番を初めてスクリーンで見た。音楽は聞いたような曲ばっかでうるさいだけだったけど、「Separate Ways」と「Sweet Dreams」にはヤラレタ!

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tag : フランチャイズ 3D

キック・アス

Kick-Ass (2010)117分

キック・アスただのヒーローコメディじゃなく、実はハードでバイオレントなドラマで大満足。笑いもあるけど、シビアな描写にも力はいってる。後半なんかすげえシーンがバンバン、かなーりショッキング。こんな傑作が都内でシネセゾン渋谷だけなんてどうよ!しかも字幕が読みにくい!

主人公のモデルはピーター・パーカーかな。普通の人がヒーローになったら、怖いし痛いし熱いし、常に命懸け。そして人々が見て見ぬふりをする理由を学ぶ。ビッグ・ダディ&ヒット・ガール親子は見た通りバットマン&ロビンがモチーフ。その過去をモンタージュしたモーションコミックがカッコイイ。ビッグ・ダディはダニエル・クレイグとマーク・ウォールバーグも候補だったが、ニコラス・ケイジで大正解!ピッタリはまってたな。

ヒット・ガールは本作のツボ。「夕陽のガンマン」で登場し、高度な戦闘力でギャング達を情無用に殺しまくる11歳のお子様ヒロイン!ヤバすぎキャラでスタジオが出資できず、2800万ドルのバジェットを自力で調達したとのこと。萌えないはずがない。

レッドミストのキャラも見事。ジョン・コナーの養父やCTUロス支局支部長ジョージ・メイソンでお馴染みのザンダー・バークレーが出てたのも嬉しい。いい締め方だったんで、続編もすげー楽しみ!

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tag : バイオレンス コミック ヒーロー チーム

恵比寿ガーデンシネマ

恵比寿ガーデンシネマ恵比寿ガーデンシネマのサイトに休館のお知らせが。あら、なくなっちゃうのね…。1月15日から28日までベストセレクションを開催するってさ。閉館でなく休館ってことは再開するのかな?

1994年、恵比寿ガーデンプレイスのオープン時におっしゃれ~なミニシアターとして開館したヘラルド系劇場、恵比寿ガーデンシネマ。ヘラルドと言えば名古屋が世界に誇るブランド。ヘラルドグループの劇場運営はヘラルド・エンタープライズ。

初めて行ったのは1997年の「真夏の出来事」の時。恵比寿ガーデンプレイスのいっちばん奥にあるお気に入りの映画館。までの1998年には「エンド・オブ・バイオレンス」と「ガタカ」、2000年には「アメリカン・ヒストリーX」と「クレイドル・ウィル・ロック」、2001年には「バーバー」と「ウェイキング・ライフ」2006年には日本ヘラルド映画が角川映画と合併、角川ヘラルドになったけど、翌年角川映画になったことで、ヘラルドは消失。運営会社もヘラルド・エンタープライズから角川シネプレックスになった。ヘラルド時代の最後に行ったのは、2006年「パンズ・ラビリンス」。角川になってからは行ってない。

シネマライズも今年の夏からライズXと地下を閉館して2階の1スクリーンになったし、シネセゾン渋谷は来年2月に閉館するらしい。シネコンのせいかどうか知らんけど、ミニシアターどんどん消えていくのね。

ミニシアター「恵比寿ガーデンシネマ」休館へ-17年の歴史に幕

tag : 劇場

シュレック フォーエバー

Shrek Forever After (2010)93分

シュレック フォーエバー渡されたメガネが明るくて軽いドルビー3Dだったのでよかった。3Dなので吹替え版、いつものキャストに加えて今回の主要キャラを演じる劇団ひとりが熱演。オリジナルのウォルト・ドーンは声優ではなく、前作までスタッフだった人。

前作もそうだけど、もうやることないっしょ。カタギな営みの繰り返しに嫌気がさしたシュレックが、一旦リセットしてパラレルワールドで本当の幸せを再確認する話。だから結末も予想できるし、共感できる部分もなかった。めでたくモンスターに戻ったシュレックだけど、1作目ほどのインパクトはなく、ランプルスティルスキンの方が印象に残る。

シリーズの幕引きとしては「トイ・ストーリー3」の足元にも及ばず…。ただしエンディングは今回出番のなかったキャラも顔見せするのでカーテンコールのようで救われた。

パラマウントのロビーでお出迎え、シュレックのキャラクターたち!
シュレック フォーエバー

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tag : アニメーション 3D 吹替え フランチャイズ

SPACE BATTLESHIP ヤマト

SPACE BATTLESHIP ヤマト (2010)138分

SPACE BATTLESHIP ヤマト冒頭からJJ版「スター・トレック」そっくりの展開。「無限に広がる大宇宙」がささきいさおの声とは意表つかれた。かなりの部分でオリジナル版ヤマトとそっくりだが、実写だとどうにも滑稽で、観てて小っぱずかしくなる。アニメのコスプレでシリアスな芝居してもパロディにしか見えない。もっと変えちゃえばよかったのに。コスモクリーナーDが出てこないので、結局どうなったのかよくわからない。予告では73日だった滅亡リミットが劇中では1年弱だった。目的地に着いた時、滅亡まであと何日かわかってた人はいないだろう。リミットがどうでもよくなってるので緊迫しない。目的地に行くまでなら語りやすいけど、行って帰って来る話は復路が難しい。「タイタンの戦い」はそのへん、うまくやってた。

意外にも「さらば」の引用が多かったが、山本の腕がキャノピーからはみ出たりしないので安心。 「ギャラクティカ」の影響も濃い。森雪はスターバックでブラックタイガーはヴァイパー。ガミラスの兵器はサイロン母艦だが、ガミラス兵は生命体8472なCGIキャラ。沖田艦長はアダマ艦長と同じ手を使う。 被弾したスターバックをアポロが救出に行くシーンも再現。

アナライザーにはびっくり、声も同じ。コスモゼロのユニットなのがR2ライクでいいけど、戦闘形態はこわ~。真田さん、しゃべり方がアニメ版そっくりで笑える。ヤマトクルーは公募で訓練もないためか、女性率が高い。半数近いかも。しかもレベル高いのでヤマト史上最もハッピーな旅。帰還したのは37名だったはずだが、退艦したのは12名ってどゆこと?

発進シーンは破片と煙が少なくイマイチ。ヤマトの表面処理に違和感あった。第1艦橋はこんくらいだよね、納得の広さでよかった。でも艦内は緊張感に欠ける。爆発が起こっても消火しないし、修理の描写もない。ショックカノン速っ!第3艦橋以外大きなダメージがなく、ボロボロの姿は帰還後だけ。ドメルは出てこないけど戦術にオマージュを感じた。

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tag : リメイク

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プロフィール

深谷暎作

Author:深谷暎作
A.e.Suck、アクションスター。撮影で無茶して瀕死の重傷を負う。だが、NASAのメディカルスタッフによって人体改造手術、Flashアニメーターとなる。その費用600万ドル。左目はズームツール、右腕はコンテを切り、アニメーションを描くアトミックパワー、そして24FPSで突っ走る超能力の男!

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