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『スター・トレック』

クリストファー・パイク
スター・トレック
Star Trek (2009)127分 2.39 : 1

スター・トレック監督:J・J・エイブラムス 脚本:アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー
撮影:ダニエル・ミンデル 音楽:マイケル・ジアッキーノ
VFX:ILM、デジタル・ドメイン、ローラVFX
出演:ジェームズ・T・カーク:クリス・パイン、スポック:ザカリー・クイント、クリストファー・パイク:ブルース・グリーンウッド、レナード・マッコイ:カール・アーバン、ニヨータ・ウフーラ:ゾーイ・サルダナ、モンゴメリー・スコット:サイモン・ペッグ、ヒカル・スールー:ジョン・チョー、パヴェル・チェコフ:アントン・イェルチン、サレク
:ベン・クロス、アマンダ・グレイソン:ウィノナ・ライダー、ジョージ・カーク:クリス・ヘムズワース、ウィノナ・カーク:ジェニファー・モリソン、ネロ:エリック・バナ、スポック・プライム:レナード・ニモイ

アーチャー時代とTOSをつなぐ話かと思ってたんで、面くらった。時代的にはそうなんだけど。ロッデンベリー夫妻に捧げられてるとは言え、これは違う人達が作った別のスター・トレックだった。「宇宙空母ギャラクティカ」が「バトルスター・ギャラクティカ」に生まれ変わったような再起動映画だった。

本来な設定からすれば、えーーーー!な描写が多いし、ストーリーの穴もある。800人がシャトルで脱出しても、船を地上で建造しても、Mクラスが過酷な環境でも、地球がドリルに無防備すぎても、スポック以外はみんな同期でも、エンタープライズがブサイクでも、リセット脳で見ればいいとして、やんちゃな問題児カークが簡単に船長になっちまうとは、緩すぎるぞアカデミー。感情を抑えないスポックがヒロイン級扱いのウラと…あり得ねえ~。翻訳もよくないよ、「First Officer」を「サブ・リーダー」って、、、何その日本語。

ニモイの登場シーンは嬉しかったけど、仙人みたいな扱いで神出鬼没。サレックがアマンダと結婚したのは(論理ではなく)愛していたからと告白したり、未来のスポックが「Good Luck!」と言ってみたりはグッとくるが、やっぱりJJってTV屋だなあと思ったのは、キャメラワークがめまぐるしいのと、人物が寄りばっかなこと。IMAX版だと画角的に印象は違うとしても、映画としては1,2,3,4,8作目の方が上。クリス・パインはカークらしかったのと、オープニングタイトルとエンディングが超カッケーのはよかった。あとブリッジの音!

カークの同期にベイダーがいたり、氷の惑星だの怪獣だの、バルカン消滅だの、スター・ウォーズ的な映画にしちゃった。ネロはダース・モールだし、エンタープライズの見せ方はファルコンだもの。スポックにわざわざ「父上」って振らせてまでも未来のスポックに「I am not your father」って言わせたのは、ニモイの著書「I Am Not Spock」にかけてるというよりは、ベイダーの「I am your father」のパロディに聞こえる。だから新しい時間軸はアルファ宇宙域と言うより、遠い昔の冒険活劇であって、SFですらなくなった。JJの好きなスター・ウォーズの新作が製作されないので後釜を狙ってるとしか思えん。

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tag : リメイクスタートレックフランチャイズSci-Fi

『ハリーとトント』

ハリーとトント
Harry & Tonto (1974) 117分 1.85:1

ハリーとトント監督:ポール・マザースキー 脚本:ジョシュ・グリーンフェルド、ポール・マザースキー
撮影:マイケル・バトラー 音楽:ビル・コンティ
出演:ハリー・クームズ:アート・カーニー、シャーリー・マラード:エレン・バースティン、2本の羽のサム:チーフ・ダン・ジョージ、エディ・クームズ:ラリー・ハグマン、ジェシー・ストーン:ジェラルディン・フィッツジェラルド、ジンジャー:メラニー・メイロン、トント:トント

淀川長治の名画解説」のDVDに淀川解説が入ってるんで、まずそれを見れば「日曜洋画劇場」気分。残念ながら「ハリーとトント」のDVDには吹替え収録はなく字幕のみ。 その後出たBDは吹替え入り。

ハリーとトントジジイのロードムービーとしては、「ストレイト・ストーリー」や「世界最速のインディアン」と並ぶ名作。この手のジジイは、道中に出会った人との接し方が素敵。とっても山田洋次的な映画。

干渉されず我が道を行く、ハリーのキャラクターがしっかり描かれていて、好感が持てる。キレイ好きで身なりもしっかりしてる。そう、ネコのトントと似てるの。

NY~シカゴ~ベガス~LA。今見てもいいシーンいっぱい。特に昔の彼女を訪ねてダンスするシーン、下のダメ息子を慰めるシーン、トントとの別れのシーンはじーんとくる。ポール・マザースキー監督のコメンタリ収録。公開当時44歳だった彼も今は79歳、ハリーやトントよりずっと年上になっている。

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tag : ロードムービー老人コメディ冒険

プロフィール

A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

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