グラン・トリノ

ウォルト・コワルスキー
Gran Torino (2008) 116分
Gran Torinoグラン・トリノと言えば「スタスキー&ハッチ」の赤い稲妻。これの72年型を大事にしてる頑固で偏屈なジジイ、ウォルト・コワルスキーさんの話。ポーランド系で長身ってことで、その名前は昨年亡くなった名レスラー、ウォルター・キラー・コワルスキーから。うっかり近づこうもんなら「うちの芝生に入るな!」って怒られるし、気安く「ウォルト」なんて呼ぼうもんなら…。

これが、ええ話だったー。クリント俳優生活引退作品にふさわしく、J.ウェインが遺作として挑んだ「ラスト・シューティスト」を思わせる。監督クリントの語り口はいつものようにオーソドックスで身にしみる。隣のモン族との交流で心を開き、皮肉はユーモアになる。弱虫タオ君には、アメリカ男のビンテージな魂を伝授する。

そして新しい価値観を砕くバイオレンス。モン族のチンピラへの壮絶なお仕置き。ラストを締めくくったクリント流男の美学はジーンときた~。アイテムはM1ライフル、ガバメント、勲章とライター、工具の数々。

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パニッシャー:ウォー・ゾーン

フランク・キャッスル
Punisher: War Zone (2008) 103分
Punisher: War Zone「マーベルナイツ」ブランド1作目。ハルク同様、前作はなかったことにして二度目のリメイクだが、バジェットは大幅に減って2200万ドル。でも、89年のD.ラングレン版、04年のT.ジェーン版よりは断然パニッシャーっぽい。

生身のオッサンであるパニッシャーの醍醐味は、大量の銃器による壮絶な虐殺。お仕置きは頭部を吹き飛ばしちゃうサービスぶり。ボディのパニッシャー・スカルは控えめながらテンポがいいので退屈しない。見ないやつは私刑なのだ。USはR、日本はR-15。

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tag : リメイク コミック

ウォッチメン

Watchmen(2008) 163分
Watchmenバジェット1億5000万ドル。オープニングからすげー作り込みで圧倒された!ヒーロー行為が禁止されたニクソン時代のアメリカで、第三次大戦の危機に挑む元ヒーローたち。現実世界におけるヒーロー像の深~い描写がヤバすぎるほど生々しい。

孤独に戦い続けるロールシャッハが激シブだが、何と言っても唯一のスーパーパワーの持ち主、青い全裸巨人、Dr.マンハッタン最強!チンポをプラプラさせたヒーローって斬新すぎるぞ。ノワール調のシンプルなストーリーながら、各キャラ達のサイドストーリーもたっぷり、そして驚愕の結末。

アーチー発進はブレーンコンドルを彷彿、黒いSE/30はFinderも白黒反転モード。ニクソンの他にも実在する(した)人物が登場する。JFK、F.カストロ、L.アイアコッカ、D.ボウイ、M.ジャガー、A.ウォーホール…

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tag : コミック ヒーロー チーム クライム

マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと

Marley & Me(2008) 120分
Marley & Meオープニングは「CSI:マイアミ」にソックリだった。

原作ではマーリーが自由奔放に生きる尊さや老いることの現実を教えてくれるんだが、この映画はいくつかのエピソードを拾って再現すると長くてかったるいだけだと教えてくれる。犬を迎えてから看取るまでの13年間、家族のスケッチが淡々と続くだけで物語がない。夫婦のくだらん会話を削って、他に描くべきエピソードをがあるだろうに。

ドッグビーチで次々にリードがはずされるシーンのハイスピードなど、マーリーを捉えた美しく力のある映像が救い。キャスリーン・ターナーのイルザみたいな鬼トレーナーはよかった。マウンティングは笑った。

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tag : 実話

TODAY
プロフィール

深谷暎作

Author:深谷暎作
A.e.Suck、アクションスター。撮影で無茶して瀕死の重傷を負う。だが、NASAのメディカルスタッフによって人体改造手術、Flashアニメーターとなる。その費用600万ドル。左目はズームツール、右腕はコンテを切り、アニメーションを描くアトミックパワー、そして24FPSで突っ走る超能力の男!

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