fc2ブログ

1941年の『トラ・トラ・トラ!』コレクターズ・ボックス

トラ・トラ・トラ!
TORA! TORA! TORA! (1970)143分 2.20 : 1

監督:リチャード・フライシャー、舛田利雄、深作欣二
脚本:ラリー・フォレスター、小国英雄、菊島隆三
撮影:チャールズ・ウィーラー、姫田真佐久、佐藤昌道、古谷伸
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:キンメル司令長官:マーチン・バルサム、山本五十六連合艦隊司令長官:山村聡、ショート陸軍中将:ジェイソン・ロバーズ、スチムソン陸軍長官:ジョセフ・コットン、源田實海軍中佐:三橋達也、南雲忠一海軍中将:東野英治郎、ブラットン陸軍大佐:E・G・マーシャル、淵田美津雄海軍中佐:田村高廣、近衛文麿首相:千田是也、東條英機陸軍大将:内田朝雄、野村吉三郎駐米大使:島田正吾

searchers_a.jpg「トラ・トラ・トラ!」のHDリマスター(左)を通常版(右)と比較。画角はシネスコの周囲がトリミングされて16:9になってた。画質は明るくなった反面、シャープさが失われた。英語訳字幕(4コマめ)や日時の英字スーパー(5コマめ)はなくなった。コメンタリーは同じもので、ケチャップ野郎ことリチャード・フライシャー監督が、黒澤の奇行、降板事件を米国視点で証言。また撮影に纏わるユニークなエピソードをいくつも語ってくれる。特典には日本公開版の3シーンを追加収録。特典ディスクで全長版が見られる。いずれもフライシャー監督が侮辱だと嫌悪するTVトリミング版なのが残念。もう1枚の特典ディスクは、製作ドキュメンタリー。

続きを読む

tag : 航空機ビフォ-・アフター海軍実話空母オスカーWWII

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

ベンジャミン・バトン 数奇な人生
The Curious Case of Benjamin Button (2008)167分 2.39 : 1

ベンジャミン・バトン 数奇な人生監督:デヴィッド・フィンチャー 脚本:エリック・ロス
原案:エリック・ロス、ロビン・スウィコード
原作:F・スコット・フィッツジェラルド「ベンジャミン・バトン 数奇な人生
撮影:クラウディオ・ミランダ 音楽:アレクサンドル・デスプラ
VFX:デジタル・ドメイン、アサイラム、ローラ、ハイドラックス、マット・ワールド・デジタル
出演:ベンジャミン・バトン:ブラッド・ピット、デイジー・フューラー:ケイト・ブランシェット、クイニー:タラジ・P・ヘンソン、キャロライン・フューラー:ジュリア・オーモンド、エリザベス・アボット:ティルダ・スウィントン、トーマス・バトン:ジェイソン・フレミング、ムッシュ・ガトー:イライアス・コティーズ

RCの「2時間35分」は長電話の歌だけど、この映画は尺が2時間47分もある。長っ。80年の人生を描くにはかなり端折った方か。でも長っ。 主人公が気色悪くて共感できん。胴体は生身の人間なのに、顔だけフルデジタル、そんなやつおるかーーー!でもD.フィンチャー技術的な挑戦がしたかったワケだな。

J.キャメロンやR.ゼメキスを追うようなD.フィンチャー、北米ではやたら評価が高いのが不思議。金かけただけあって技術点は高いけど、若返りは突飛すぎる。最後は大人サイズの身体で、顔や皮膚は赤ちゃんでなきゃいかんでしょ。人物の行動動機も希薄で物足りない。気まぐれで話題を変えて、いい場面をつなげたような展開。 だからこそデイジーの存在感には救われた。違和感を感じさせないキャラクターだった。

80年の人生で出会った人々は少ないながらも主人公より素敵で印象的だった。特にハチドリ船長と落雷じいさんは忘れられない。老け顔はデジタル・ドメインによるフルCGI。顔面にパウダー塗った表情をキャプチャするcontourってシステムでハルクにも使われてた。バジェット1億5000万ドル。

続きを読む

tag : ファンタジードラマ伝記

『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』

ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー
Hellboy II: The Golden Army (2008)119分

ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ
原作:マイク・ミニョーラ『ヘルボーイ』
撮影:ギレルモ・ナヴァロ 音楽:ダニー・エルフマン
出演:ヘルボーイ:ロン・パールマン、リズ・シャーマン:セルマ・ブレア、エイブ・サピエン:ダグ・ジョーンズ、トム・マニング:ジェフリー・タンバー、ヨハン・クラウス: ジョン・アレクサンダー

レボリューション・スタジオがソニーに切られ活動停止になったんで、製作がユニヴァーサルに移った。

冒頭の人形劇(!)から歯車タイトルは嬉しかった。M.ミニョーラのカラーを反映してた前作から一転、G.デル・トロ版ヘルボーイって感じ。メインストーリーはありがちな復活劇でオチが読めるし、サイドストーリーはヘルボーイらしからぬ大衆向け。

でもそれぞれのキャラは活かされてたし、ギャグも多いし、デル・トロなクリーチャーやプロップもたっぷり。トロル・マーケットは行ってみたいし、超カコイイ森の精霊は間近で見たいし、岩男の入り口はくぐりたいし、歯の妖精はカワイイし…てことは、歯車の決闘はカリ城…宮崎駿やりすぎ~。バジェット7200万ドル。

続きを読む

tag : シリーズ続編妖精クリーチャーコミック怪獣

『十二人の怒れる男』

十二人の怒れる男
12 angry men (1957) 96分 1.66 : 1

十二人の怒れる男監督:シドニー・ルメット 脚本:レジナルド・ローズ
撮影:ボリス・カウフマン 音楽:ケニヨン・ホプキンス
出演:陪審員1番:マーティン・バルサム(峰恵研)、陪審員2番:ジョン・フィードラー(矢田稔)、陪審員3番:リー・J・コッブ(宮川洋一)、陪審員4番:E.G.マーシャル(鈴木瑞穂)、陪審員5番:ジャック・クラグマン(阪脩)、陪審員6番:エドワード・ビンズ(山内雅人)、陪審員7番:ジャック・ウォーデン(青野武)、陪審員8番:ヘンリー・フォンダ(内田稔)、陪審員9番:ジョセフ・スィーニー(浮田佐武郎)、陪審員10番:エド・ベグリー(金井大)、陪審員11番:ジョージ・ヴォスコヴェック(大久保正信)、陪審員12番:ロバート・ウェッバー(仲木隆司)

スタジオクラシックスDVDは小山田宗徳版でなく内田稔版だったけど、悪くはない。尺的に欠落はほとんどないんで字幕はほんのわずか。S.ルメット、デビュー作にしていきなり名作。何度見ても凄い。改めて気付いたんだが、タイトルバックから長回しだったんだ!その1カットで陪審員12人の紹介と状況を見せちゃってる。進行は密室でほぼリアルタイムなのに、緩急もあるし、こんなに引き込まれるディスカッション劇はまずない。わずか90分で11対1が、1対11になって、ついに覆るスピーディーな展開。リー・J・コップの熱演は感動もの。ルメットの自著「メイキング・ムービー」によると、徐々にアイレベルとレンズを変えて閉塞感を感じさせるように計算して構成したとのこと。「12人の怒れる男」もDVD化してほしいなあ。

十二人の怒れる男
エンドクレジットで、228号室のフカンのショットが使われている。これは本編にはないアングルで、10番が空席になっているので11人しかいない。偏見を持つ者は議論に不要というルメットのメッセージだということらしい。
十二人の怒れる男
偏見に満ちた10番は、他の陪審員達から拒絶され、離席後は口を開くことはない。

続きを読む

tag : リメイク裁判オスカークライムミステリーNY

『ワールド・オブ・ライズ』

bodyoflies-title.jpg
Body of Lies (2008)128分 2.39 : 1

Body of Lies監督:リドリー・スコット 脚本:ウィリアム・モナハン
撮影:アレクサンダー・ウィット 音楽:マルク・ストライテンフェルト
出演:ロジャー・フェリス:レオナルド・ディカプリオ、エド・ホフマン:ラッセル・クロウ、ハニ・サラーム:マーク・ストロング、アイシャ:ゴルシフテ・ファラハニ、バッサーム:オスカー・アイザック

こちらラングレー、小太り局長こと中東担当のホフマンです。何か食いながら、中流お父さんとして家族と過ごしながら、非情な命令を下したり、作戦かき回したりしてます。これがリドリーのアメリカのイメージなんだろう。フィールドエージェントのフェリスさん、生きてますか?

はい、こちら現場です、騙し騙されで命懸け。RPGで急襲されるわ、G-36撃ちまくるわ、小太りは情報くれんわ、味方にジャマされるわ、拷問されるわで散々。ちょっぴりイイコトもあったけど。地元ヨルダンGDIのハニさんは心強いです。クールでオシャレでカッコイイし、信頼重視の割にはポーカーフェイスで出し抜きます。そんなハニさん最高~!言語学者と建築家はお気の毒。

続きを読む

tag : 戦場CIAアクションスパイテロ兵士

プロフィール

A.e.Suck

Author:A.e.Suck
『キン肉マン』『ビックリマン』などアニメーター歴44年、FLASHアニメーター26年■『FLASHアニメーション制作バイブル』著者■アニメーション作画/絵コンテなどの仕事してます■ツールはAdobe Animate■ae-suck.com

最新記事
カテゴリ
タグ
検索フォーム
リンク
月別アーカイブ